yutake☆イヴの《映画★一期一会》 映画『ハッピーエンド』★若いエヴにはハッピーに生きていってほしい!
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映画『ハッピーエンド』★若いエヴにはハッピーに生きていってほしい!


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174804/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。

・監督: ミヒャエル・ハネケ
・アンヌ: イザベル・ユペール☆  (建設会社社長)

舞台は、フランス:カレー。
(ドーバー海峡に面し、今は、難民・移民も多数いるそう)

アンヌの姪:エヴ(13歳)が、母の“洗面“の様子を
スマホ録画しているところから始まることもあり
エヴの視点で見ていくと、よさそうです。

エヴは、父が家を出て、うつ病の母と暮らしていましたが
“そんなこんな”で、母が亡くなると、
父と後妻・伯母アンヌ・祖父らが暮らす、カレーの邸宅で
同居することになりました――

この家族の個々人が、どんな人で
どんな秘密を抱えて生きているのかが、段々にわかってくるのが醍醐味☆
なので、途中まではモヤモヤしますが、がまんがまん(^^)/

本作で監督は、不快さ?を狙ったとのことですが(汗)
人生は、いいことばかりではないし
ヤマシイところにこそ、人間の本音もありそうで
ウエルカムですよ、私は……(^^)/

生きている上での“なんだかんだ”のほか
ここには、“死“もある……
軽薄に、“死“をちらつかせるのは、イヤですが
若人と老人、二人の立場から見せられるのも、興味深いです。

▼~▼ ネタバレして雑談です。(要反転!)違うときスミマセン
▼▼▼

1.エヴと母のこと

妻のうつ病に愛想をつかし、家を出て、再婚した父。
残されたエヴは、母のはけ口の矛先になったというー

↑私の身内にも、子を置いて、出ていった人がいます…orz
言い分はあると思いますが、ズルいと思う…
エヴの父は、仕事(医師)もあるし、新しい生活もできますが
子供のエヴは、母や家から逃れることができない…

ほかの人物たちにも、言えることだと思いますが
人は、この現実が辛いとき、抜け出す手段や場所があれば
心を曲げずに、”道”を外さずに、生きていけると思うのです。
が、逆に、出口が見えなければ
人は、出口を作るために、あやまった”道“に出てしまうーorz

エヴは、この母とのどん詰まりから抜け出すために
終わらせるために
母に、薬を盛ったようなのです……(で死に至る)が
この子を、私は責められません。


2.父のこと

そんな父は、家を出て再婚し、新しい家族と新生活を始めていただけでなく
エロ・チャットと電話(それ以上の関係も?)する間柄の女性のいることを
エヴは知ってしまう。好き勝手やってるナ~。

エヴは、父は、誰も愛せない男だと悟るのですが
同時に、腹も立ったと思うョ。
エヴは、そんな調子イイ慰みの愛もどきではなく
親からは、心からしっかりと愛してほしかったと思うから。

3.アンヌの息子と犬

アンヌの息子も、一族だから、役員として
労災事故に対応しますが、彼には、荷が重そう。
彼も、自分に合った生き場所を探したいと思いつつ
結局、母や会社に、守ってもらいながら生きざるを得なさそ…
だから、トラブルメーカーになっちゃダメなのに…( 一一)
困ったもんだ…

この家のワンちゃんは、主=祖父が帰ってきたときも吠えていた?
住み込みさんの子供にも怪我をさせて、困ったもんだ…( 一一)
ワンちゃんも、この家で暮らしていくんだから
トラブルメーカーじゃダメだって!(>_<)

4.祖父のこと

祖父は、ある日、車で事故を起こすが、自殺企図のよう。
その後、車いすで町を行き、移民の青年たちと会話を交わす。
内容は不明だが、自殺用の銃の調達依頼だったのかも。

しかし、銃は手に入らず、85歳の誕生日祝いをしてもらうことに。
それはそれで、よいこととして……
祖父は、服薬自殺未遂を図ったエヴと、話す機会を持った。

彼は、妻(祖母)を3年介護した果てに殺した、と告白した。
後悔はない、とも言った。
祖父の“殺人”は、愛情や尊厳など(詭弁?)に裏打ちされているからか
悪びれたふうはなかった。
けれど、心の重荷であることは、エヴにはわかっていただろう……

アンヌの再婚パーティのとき、アンヌの息子が、招き入れた移民青年を見たあと
祖父は、エヴに、外に連れ出すように言った。
(自殺~銃の調達~を思い出したのか?)

チラシの写真の場で、祖父は、車いすごと海へ入水していった。
エヴは戸惑いながらも、スマホで動画を撮りはじめた――が
エヴの“スマホ“は、興味本位ではないと思う。
祖父の“告白“を聞いた彼女は、祖父自身も、”死”に尊厳をもって臨んでいたと感じ
エヴも自殺企図したことを思えば、祖父の車いすを止める勇気が
なかったのではないか……??

―と、そこへ、走ってやってきたアンヌと父。
そうだ!一般的には、入水を止めるのが当然デス!
どんなに死にたいと願っても、命あることが先決デス!
祖父は助かりそう!それで、作品が終わるなら
ハッピーエンドでしょ!(^^)/

▼▼▼

家族のドタバタ劇でもあるので
いろいろ思うところあって、興味深いです。
将来あるエヴには、苦悩を抱えても
この先、ハッピーに生きていってほしい!(^_-)-☆

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