yutake☆イヴの《映画★一期一会》 2022年05月
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映画『パンズ・ラビリンス』☆運命狂わせられても幸せは!(^^)/

0528.jpg


作品について https://www.allcinema.net/cinema/326294
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・監督:ギレルモ・デル・トロ

感動と絶賛の作品ですが
だいぶ前に観たままにしていたので、再見☆

内戦下のスペイン。
少女:オフェリアは、身重の母に連れられ
再婚相手の大尉のもとへ。
大尉は、山中のゲリラ掃討の指揮をしていたー

山中で、オフェリアは“迷宮”を見つけた。
牧神パンは、彼女は地底の国の王女だと言う。
(そこは苦しみのない世界)
オフェリアは、王女に戻るため、パンが与えた
3つの試練(課題)を果たそうとするーー

義父;大尉が戦時下とはいえ、サイアクで
終始、容赦なく恐怖に支配された重暗いムード…orz
そんな中で、課題をやりとげようとするオフェリアを
応援しないわけないです!(^^)/


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

とにかく、大尉ですョ!!!(>_<)
サイアク具合が、半端ない!!!
あのサイアクさは、どこから来るのかと…
残虐性だけでなく…( 一一)

本人も自覚している自尊心。(というか天狗?)
現場の指揮官で、一番エライ。
何もかもが、自分の胸三寸♪

ゲリラでない村人を
よく調べもせずに連行した部下も部下だが
大尉も浅慮で、すぐ殺した……(>_<)
(残酷さというのは、バ〇なのかと…)

それと、(男としての自尊心か)
妻の腹の子を男子と決めていて
(女の子だったら、とがめソ…)
跡継ぎとして、特別視するあまり
妻とオフェリアのことは、それほど…(T_T)

↑この“男尊女卑“の感じは、今も根強くあるもので(汗)
モラハラ(DV)夫として、存在しうる…(>_<)
妻は、愛の対象というより、所有物…
跡継ぎを産む道具のような…orz
だから、身重であっても、いたわらない。
自己都合に合わせる……(>_<)

だから、“いつでも切り捨てる“感があるから
冷徹な怖さしかない……( 一一)
そのムードが、作品じゅう覆いかぶさっているのが
敵ながらアッパレと言うか……(*^^)v

不安要素は、女中さん:メルセデスとも♪
大尉は、メルセデスを便利によく使い
彼女も、よく従っているのだが……
(彼女の存在も、絶妙にスバラシイ!(^^)/)

よく呼びつける割には、心許す感なく
緊張感がピリピリ走るーー
――のは、メルセデスも、忠心ではなかったから?
というのも、彼女の弟はゲリラで
彼女は密かに、彼らを援助していたから。

バレてしまう件は、ドキドキしかないけれど
大尉に、気丈にも応戦するのは
ナイス!としか!\(^o^)/

~中略~ ←母が出産死 医師が射殺 etc.

食べてはいけない食べ物(ぶどう)を
食べてしまい、すったもんだになりつつも(汗)
オフェリアは、課題を遂行し
生まれたばかりの弟とともに、地底の国へーー
というときに…
牧神パンは、赤ちゃんの血を流せと言う。
無垢な血がいると言う……

オフェリアは、そんなことはできないと言い
そうこうしているうちに
大尉に見つかって、撃たれてしまった!!!!(>_<)
無垢なのは、彼女の血もか………

↑私、ココがとても納得いかなくて…….(T_T)
大尉は、どこまで極悪なんだろと…………….
(ゲリラに見つかった大尉は、射殺)

それから、オフェリアは、実父母の待つ王国に行ったー
のですが、それは死後の世界???
(現実は、血を流し横たわるオフェリア…)

この世の現実は、苦しみに満ちているだけでなく
逃げ場がないのが、絶望なのか?
この世は仮の世というけれど
あの世で永遠の安楽を得るのが
真の幸福なのか…??????

――そう思わないと、やりきれない虚無感が
やるせないの……orz

▼▼▼

戦争という大厄もですが
ひとり、最悪なのがいても
人の運命狂わせられて、大迷惑だーと痛感…

それでも、“幸せ“を見出すことはできるゾ!(^^)/
と意気込みたいんだけど……
でも、切なさが痛いの……



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映画『大河への道』☆忠敬さん日本地図つくるってよ(^^)/

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/379939
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

地元の偉人:伊能忠敬を大河ドラマにして
観光振興したい市の職員たちだったが
日本地図の完成は、伊能の死後
弟子たちによるものだったと発覚。
その間、伊能の死は、伏せられていたらしいーー

市の職員たちが、伊能の関係者になって
江戸時代での出来事を、再現してくれる。
“伊能不在“のドタバタを見せながら
伊能の偉業を感じさせるのが、ニクイ☆

ラストには、グッとこみあげるものも!(*^^)v

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

昔、教材で、“伊能忠敬の日本地図“を見て
その正確さに驚いたものですが
劇中の資料館で、その地図を見た脚本家が
鳥肌モノで感動するのには、ナットク☆
測量技術の素晴らしさに、ただただもう……
(けれど、大河ドラマにすると
毎週、日本国中、旅をしていることになる云々と…汗)

話のほうは、本人=伊能忠敬の死後
日本地図を完成させるべく
その死を隠すことが、コミカルに描かれ
“忠敬さん“が、苦労して測量した映像はなし。
(気になる方は、大好きな加藤剛さん主演の
「伊能忠敬子午線の夢」を(*^^)v)

地図作成の元は、北方(ロシア)の脅威に備えた
蝦夷地の調査から始まった話。

↓独白  意見の相違はスミマセン


(当時からロシアは択捉に上陸。
そんなこんなで、国後・択捉は盗られた状態…orz
ウクライナのように抗戦せず、平和的に?占領されて
いつか返還なんてされるのでしょうか……orz)


お上は、地図作成予算をケチりたいらしく
忠敬さんの死とともに、プロジェクトも終えたいらしく
地図完成に勤しむ弟子たちは、公費横領?の罪に
問われそう……(>_<)
お上なら、国防意識をもって
むしろ、完成を援助する姿勢であるべきでは?( 一一)

いよいよ、忠敬さんの死を隠しきれなくなるころ
日本地図が完成し、将軍様にお見せすることに!(^^)/

そのとき、係の中井貴一さんの言うことがイイ☆
忠敬さんは、隣の間に控えていると、断言した!
それは
大きな日本地図だった!!!!

忠敬さんは、完成した日本地図そのものだと!!!!

大きな日本地図の、詳細な海岸線………
これをじっくり見ていると、目頭が熱くなった………
忠敬さんと伊能隊の皆さんの手間ヒマを思うと
ホント、成し遂げたものの大きさに圧倒される…………

▼▼▼

伊能忠敬の大河ドラマを作ろう!というネタを
本人(忠敬さん)不在なのに(汗)
周囲のバタバタで、面白く見せてくれたと思います♪
面白かった!

鳥肌立った!(*^^)v




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映画『さよならくちびる』☆二人の間の“良き感情“なら(^^)/

キャプチャ


作品について https://www.allcinema.net/cinema/366502
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。


・ハル: 門脇麦    作詞・作曲
・レオ: 小松菜奈
・シマ: 成田凌   元ホストでローディに志願


デュオ:ハルレオは、解散ツアーをしていた。

バイト先で、ハルがレオに声をかけ
始まった、ハルレオ♪
ハルの作詞作曲で、ふたりで歌う♪♪
(シマも、タンバリンやギターでサポート♪)

移動中の車内、ハルはタバコ、レオは飲酒。
前後する座席で、心ある言葉も交わさない……

移動中もライブ中も、いつも一緒の3人。
何かしらの感情が渦巻いても、やり過ごせず
解散しかないのか……
一体、何が……

▼~▼内容より雑談です。(ネタバレ!) 違うときスミマセン
▼▼▼

ハルレオの亀裂の原因は
“恋心“が生まれたことらしい……
(メンバー内恋愛禁止ではあるが)

女2人に男1人。
三角関係のリスクあります……汗。

シマは、ハルの曲に惚れて、ローディ志願したわけで
ハルへの気持ちは、尊敬も含め、アリ☆
そんなシマに、惹かれたレオ。
「私を口説きなさいよ!」と迫ってみても……orz

ハルの初恋が女子だったことを、レオは知っていた。
自分に声をかけたことは、ソレもあったと思う…
“脈ナシ“を感じたシマは、切なかろう………

そんな中
“恋愛感情”とは別の“好き“が
レオにはあったと思う。ハルへの。
レオが、不機嫌で自暴自棄?な態度をとっていても
ハルにプレゼントをしたように。
(誕生日でもなく、ハルが自分に声をかけてくれた日の記念☆
としてというのが、ミソ☆)

印象的だったのは、インタビューのとき。
まりか様が、作詞・作曲のハルばかりべた褒めし
レオが、中座してしまった件。
ハルは、レオの“歌“の良さで、フォローしたのだが……

↑ココ、ハルばかり認められて
面白くないからだけじゃない気がしたのは
思いだしたことがあったから……


小6のとき、東京から転入した女子Cがいた。
Cと親しくなるうちに、私は彼女が大好きになった。
宝塚と算数が好きなCとは、一緒にいて楽しくて
ホント、大好きだった!!!(*^^)v
(恋ではないが、恋と呼んでもイイ(^^)/)

そんな大好きなCだからこそ
私は、Cが得意な算数を、テストで負けたくなかった…汗。
ある日の日記にこう書いたのを覚えている。
「算数100点!Cと同点(花丸のイラスト)」

それは、張り合って勝とうというのではないの。
大好きなCと同じところ(レベル)に居たかった気持ち。
(好きだと一緒に居たい~と思うでしょ。
それと同じ感情かと)


レオは、ハルばかり評価されることに
プライドが傷付いたというより
ハルと同じところに居られないんじゃないかーという
淋しさや焦りが、不安や苛立ちになっていったんじゃないかと…

ぎくしゃくして、解散を決めたハルレオは
ついに、シマの車を降り、解散!となり、別々の道へ……
~~~と思ったら、一緒に仲良く戻ってきたョ!(^^)/

そうだよね。
好きだからこそ、感情がこじれて
(甘えて)意地を張ることもあるよね……
元々、好きな相方だもん♪
恋であれ、友であれ、名前のつけられない“良き感情“なら
私、わかる気がするョ!(^^)/


▼▼▼

ハルレオが弾き語るのは
秦基博さん、あいみょんさんの楽曲。
ライブハウスで、何度も聴いていると
ハルレオがしみ込んでくる感じで、良き♪

ギターをならす、二人の手が
力強く、頼もしく見えるのも、好き☆(*^^)v



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映画『流浪の月』☆誰にも侵せない“生きる場所”を二人に!

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/377978
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・更紗: 広瀬すず☆
・文(ふみ): 松坂桃李☆


帰れない事情ある少女を、自宅に連れてきた青年。
“助けてもらった“少女は、彼になついていたが
青年は、誘拐犯として逮捕された。
その後、成人した彼女が、再び、青年と再会したとき
またもや、彼女は問題を抱えていたーー

“善意”の青年が“逮捕“されたと思っていたときから
もどかしく感じていました。
彼は、彼女の“居場所“以上の”生きる場所”だったのにと。

しかし、その気持ちは、よくも悪くもかき回され
高ぶりながら、見入りました。

“生きる場所”を見つけるのも、そこに留まるのも
むずかしいことなのかも……
誰にとっても……

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!(>_<))
▼▼▼

1. ロリコン?

話が進むにつれ、文はロリコンだと……
(イイか悪いかは別として)
私は、文は、困った少女を“善意”から助けたと思っていたので
そこに、ロリコンである必要はあるのかと……
(逆に、ロリコンでないと、そこまで少女の事情に踏み込まないのか…)

(後になって、文が、成人女性を恋愛対象にできないことがわかり
それに苦悩する姿も、痛ましいのだが…)
文が、少女:更紗を見る目は、“特別“ではないと感じた私は
人としての優しさで
彼女に“生きる場所”を示してくれたと、信じたい。


2.生きる場所

作品を観るうちに、痛烈に感じたのが
「生きる場所」について。

子供は(大人もだが)、住む家に帰らなければ
居場所どころか、生きる場所がなくなる…orz

おば宅に同居中の更紗は
従兄弟から、性的いやがらせを受けていたが
ほかに生きる場所がないため、耐えていた。
(その嫌がらせがトラウマになる)

そうして
“生きる場所さがし”は、文にも更紗の恋人にも
感じてきたのが、興味深かった。


3.更紗の恋人:横浜流星♪(^^)/

この恋人が、モラハラ束縛DV男なんですよ……
愛のふりで束縛し、隷属させる……(>_<)
更紗も、ほかに“生きる居場所”がないから
彼の言動や行為を、愛と思いこんで
現状を耐えるしかなく……

↑このケース、多々あると思う…滝汗。
今、この家をこの生活から逃げたとして
明日から、どこでどう生きます????
お金あります???

更紗の状況を知った上で、逃げ出さないとふんで
彼女を“支配”した彼氏にも
逃がしたくない“居場所”を求める背景があったようで
ご苦労さまです……
(イヤな男を演じた横浜さんが良き♪芸域を広げて魅せて♪)
(ちなみにラブシーンは、目ェそらしてました…(*^^)v)


4.文と更紗に幸あれ!(^^)/

文が、誘拐犯とされたとき、更紗は
精一杯否定したのに、聞く耳は持たれず
むしろ、洗脳された少女と好奇の目に晒され…orz

何年経っても、ネタになりそうだと
追いかけてほじくるマスコミやネット民…
(人にスマホ向けて写真撮る行為、アレ嫌いです…)

あのとき、従兄弟からの被害から逃げてきたー
のが真相だったが、言っても、もみ消されたかもしれないし
好奇の目に晒されたかもしれない……
けれど、それでも、真相を話して
二人の関係を、汚してほしくなかった。

それがずっとじれたくて……
なのに、上塗りな災難が…(>_<)

成人して再会した二人は
お互いに、ピュアな心の拠り所=生きる場所であると
再確認したと思う。
(それぞれの恋人からは得られないもの)

そうしてあるとき
同僚が置きざりにした娘を、更紗が
文と一緒に面倒を看たとき(=更紗と同じ状況)
マスコミやネットは、再び、心ない言葉を浴びせたのだが…

そのとき
私のじれったさに満ちた怒りは、沸点に達しまして
「一番悪いのは、置いてった母親なんだよ!
面倒を看てあげてるのに、ナニ、嫌がらせしてんだ!
優しさがわからない奴は、すっこんでろ!
人が幸せに生きる邪魔すんじゃねー!
人が生きる場所、奪うんじゃねー!!!!!」

応援上映でしたら、絶叫したい気持ちでございました。(*^^)v

~略~

もう夕食にアイスクリームを食べない、大人になったけれど
(トラウマで) 性的対象として、触れられたくない更紗と
大人の女性を愛の対象にできない文。

そんな二人が、一緒にいられるのかは、多分、愚問……
コンプレックスやトラウマを超越して
善意や優しさ、思い遣りが、人にはあるから☆☆☆
(ゲスなことしかできない奴らが抱く、愛もどきよりも
もっと高尚な愛の形があると信じているよ、私は!(^^)/)


▼▼▼

二人が、迷うことなく、さまようことなく
二人の愛の形を、強く信じていってほしい!
そうして、二人の幸せを絶対見つけてほしい!(^^)/
そこは、誰にも侵せない二人の“生きる場所“だと
願っているから!(^_-)-☆




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映画『死刑にいたる病』☆猟奇の人たらしが心に入り込むのめりこむ

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作品について https://www.allcinema.net/cinema/378585
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・榛村: 阿部サダヲ☆  元パン屋 猟奇殺人鬼 死刑囚
・雅也: 岡田健史☆  大学生 中学生のときパン屋の常連

榛村の“1件の冤罪“を証明するため、雅也が奔走するー

“イイ人“で人たらしの榛村は、油断させて
17~18歳の男女をいたぶって殺した……
↑序盤の拷問と殺しがエグイ…orz (>_<)
しかし
この“残虐性“が、浮遊して
やがて、他者にも影響する様子が、興味をそそる。

対象年齢ではなかったから、えじきにならなかった雅也が
“イイ人“榛村からの手紙で、真相を探りまわるというのも
ムリがあるようでありながら
榛村が入り込む“余地“が、雅也には
今でも残っている境遇というのも、不安要素で良き☆

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ?)
▼▼▼

1.冤罪はらし?

榛村が冤罪だという、被害者(成人女性)の真犯人さがしに
雅也が奔走するのだが
“真実“さがしの刑事モノのようで
ドキドキしながら、ワクワクする♪(^^)/

(冤罪なら警察の怠慢だし、捜査・裁判で榛村が犯人となったので
今更なことなのに、榛村に共感する雅也が
生き生きと“捜査“することに、違和感を感じるべきところか…汗)


2.心のすきま

中学の頃、“居場所“になってくれた榛村への好感は
大学生になってもあった雅也。
それは、今でも、家庭内に問題を抱えているから……

そんな子を見つけては
優しく手なずけていった榛村だが
彼自身も、複雑な生い立ちだと知る。

さらに、雅也は、実母と榛村が
同じ養母に庇護されていたことも知った!!
↑この関係は安易でなく大事!(*^^)v

もしや、榛村の子?と疑う雅也が
通行人を、あわや殺しそうになる!(>_<)
が、一線を越えずにとどまれたことで
榛村と親子ではないと確信するのは
か弱そうな雅也が、榛村と、一線を引けたシーンで
頼もしくも、大事なコト☆(*^^)v


3.選ばせる

岩田剛典さん演じるロン毛男性:金山。
不安げな彼も、不穏な空気を醸し出す……
彼も少年期に、榛村と接していた。

榛村は、子供相手に残酷な“遊び“をしかけていて
痛みを伴う者を、“選ばせて”いた。

↑この“選ぶ“というのが、クセモノ…(汗)。
決定権を人に預け、責任感を押し付ける…
痛みを体だけでなく、あとあとまで心に負わせて
苦しませる……(人間性、悪すぎ…( 一一))

金村は、昔、させられたように、今も
えじきになる女を、榛村に対して指さしたらしい…

被害の成人女性を殺したのは
金村なのか、榛村なのか、雅也は迷うのだが
真実をさぐる過程が、絶妙に、心狂わせてくる……(>_<)

ところで、雅也の母。
彼女は「私には選べないから」と言って
いちいち、雅也に選択と決定をきいてきた…

家政婦のような立場だから、選択権がないのかー
と、あわれな状況を匂わせつつ
榛村と過ごした過去を思うと
彼女なりの(無意識の?)うまくかわす生き方なのかな…
(でも、いちいち息子に決めさせるのも、酷かも…)

~後略~  ← 何かとのめりこんでしまう(^^)/


▼▼▼

阿部サダヲさんの作品は、人間味のにじみぐあいが
すばらしくて、必ず観たくなります!(^^)/

今作の人当たりの良さは、しつこくベットリして(汗)
淋しい人の心の中に、ベッタベタに
ひっついてきそう……なのが、良きか…(^^♪

(個人的に「チェリまほ」で清楚な藤崎さんが
スゴイことになってて、滝汗…(>_<))




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映画『みかんの丘』☆救った二人の命それぞれの人の心

0505.jpg


作品について https://www.allcinema.net/cinema/352968
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・イヴォ: みかんの木箱製作  エストニア人
・マルゴス: みかんの収穫  エストニア人

ジョージアのアブハジア自治共和国。
エストニア人たちが暮らしていたらしいが
ジョージアとアブハジア間で紛争が起こり
ほとんどが帰国した中
上記2人は。みかんの収穫を急いでいたーー
生活圏の中で、響く銃声。
侵入してくる兵士たち。
すぐそこにある戦争の恐怖を感じながら
イヴォの視点(目)で見ている。

言ってしまえば、負傷した敵同士を
イヴォが自宅で看病しますが
その経過描写、絶賛です!(^^)/
(敵同士だけど個人レベルでは友人になったョ
などという話ではない オッと)


▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!)
▼▼▼

・A(アハメド): アブハジア兵(傭兵 チェチェン人)
・B(ニカ): ジョージア兵

序盤、イヴォの家に、Aはもう一人とやってきて
食料を要求するのだが
一応、味方側の兵士であっても
銃を携えて、家にあがりこんで
「ケチるなよ」などと催促されるのは、コワい……
逆らえば、撃ち殺して盗むこともできる。
かわいい孫娘の写真を見つけて、気にするのも
何かされそうでコワい……
(ほかの家族はエストニアに帰国済み)

生活の場で紛争が起こっているのが、こわい。
みかんの収穫・生産性―そんなことはお構いなしに
破壊する者たちがやってくる、恐怖と虚しさと憤りを
感じてしまう。

それでも少しでも、みかんの収穫をするのは
もはや、収入のためではない。
もったないから☆(食べ物は大切に☆(^^)/)

そうこうして、銃声がしたので行ってみたら
数名死傷していた中、Aは生存(負傷)。
埋葬しようとしたジョージア兵の中で
Bの生存に気づき、イヴォは、二人を自宅に搬送した。

AもBも、臥床しているうちはいいが
撃ち合い殺し合った敵だと知ったらどうなるか…汗。
家の空気が、ピりつく。

しかし、イヴォは献身的に看病し
二人は、テーブルで食事できるまでになった、

Aは、相棒の仇とばかり
Bを殺すことばかり、考えていたのだが……
二人の銃を“預かった“イヴォは
恐れることなく、言ってやった!
「誰が殺す権利を与えた???」
この家では誰も殺さないと、Aに約束させ
Aは、Bが回復し外に出たら殺す気でいた。

しかし
自分(A)の命の恩人が、命を救った人を
元気になったら殺すなどとは……
Bの命は、もはやBだけのものではない。
看病してくれた恩人イヴォのものと言っても過言では…
(例えるのもナンですが、手をかけて育てたみかんを
踏みつぶすようなものかと…)

味方の軍(知人の将校)が、イヴォの家にやってきたとき
イヴォは、敵兵Bを守ろうと、Bは負傷し話せなくなったと言い
Aは、Bを自分の相棒だとさえ言って、イヴォを援護した!
(敵を匿っていたら、きっと、イヴォにも咎が…)

敵同士の関係が、お互いに、“人”として意識し始めたー
というだけでなく
命長らえさせてくれた人への(手間への)感謝がありそう☆
(丹精込めたみかんを、廃棄させず収穫に努めるかのような)

そうやって、絆が生まれてきてたのに……otz

再び、味方軍(知らない人)がイヴォの家にやってきた。

味方兵Aに対して、ジョージア兵だと疑い
不愉快な態度をとった。
イヴォが説明しようとしても、聞く耳を持たず
その場で射殺しようとした!!!(>_<)

そのとき
ピンチのAを援護したのは、Bだった!!!!

↑ココは、急展開のシーンですが
多分、とっさにとった行動は
本能的に善良な人間の正当な行為だったのだと思う。

味方であるはずの兵士らは
イヴォたちに危害のみ与えていった。
Bは撃たれ
マルゴスも流れ弾に遭い、二人とも亡くなった!!!

イヴォは、Bを息子の墓地の隣に埋葬した。
(イヴォが帰国しなかった理由は息子のため?)
それはもう、家族と同じだね………

▼▼▼

敵・味方なく、助けたくなるのは、
イヴォだけではない。
アノ人が
とっさに、(敵を)助けたように……

理想やきれいごとでなく
人の心は、かくあれ!と願いつつ
戦地にあっては
一日も早い終結を祈るばかりです。



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映画『ツユクサ』☆さりげない深い悲しみを払拭して!(^^)/

キャプチャ



作品について https://www.allcinema.net/cinema/380758
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・芙美: 小林聡美☆  独居
・篠田: 松重豊☆  ツユクサで草笛

宇宙好きの少年:航平(同僚の息子)とも仲良しの芙美は
落下し、車を壊した隕石も、幸運のお守りとして
ペンダントにした。
偶然、何度か出逢った篠田に、草笛を教えてもらったり
料理をふるまったりしたが
芙美は、それだけでいいと思っていたーー

小林さんのさらっとした雰囲気が好き☆
日々のささやかな幸せさえあれば、良き☆??
そう思わせつつも
人の事情と心根は、深いですよね………

さらっと暮らしているようで、掘れば何かありますよね
誰にも……
私は、皆が持ちうる“痛み“を
さらっとチラッと見せてくれる作品が好きです。

▼~▼内容にふれて雑談です。(ネタバレ!) 違うときスミマセン
▼▼▼

1.断酒会

冒頭から、芙美は断酒会でがんばっていた。
アルコールを始めたきっかけは失恋というが
実は違うと言う…………

よほどのことがあったと覚悟しつつも
芙美は、車が隕石で壊れても
深刻にならず、さらっとかわして、前向きで…

けれど
さらっとかわす人は、本当にかわせているのか?
淡々とやり過ごしている人は
本当に、心折れていないのか…

私が思うに
本当に心が強くて広くて、立ち向かえている人と
はた目には、そう見えても、実は
心が傷つきすぎて、喜怒哀楽の起伏を
無意識に抑え込んでいる人もいるのではないかと………
(芙美は後者に思えて)

▽要反転▽

芙美は、息子を踏切事故で亡くしていた。
航平と親しいのは、息子の影を追いたいから??
アルコ―ル依存もそれからのようだが
そこから抜け出せたのは、航平のおかげかな。

▽▽▽

隠れ呑みしていた断酒会長も、いろいろあるんだろうな…


2.ツユクサの草笛

道路工事の誘導員をしていた篠田と
芙美は、出逢った。
壮年男が、ひとり草笛を吹くーー
絶対ナニかあると思わせる哀愁……

篠田も妻を亡くし、歯科医を廃業したという。

芙美と篠田の出逢いは、二人の再生になりうるが
そう簡単には、問屋は卸さない……
ソレ以上を望まない生活に慣れてしまうと
現状からのちょっとした起伏で
悪い意味で、満足してしまうし……

ナイスなのが、預かったインコ♪
「アイシテル」としゃべってくれたことが
芙美の気持ちを押す。
歯科医に戻った篠田に、虫歯を診てもらいに行った!
↑虫歯を口実に行くのも良き☆

篠田が教えてくれた草笛を
まだうまく吹けない芙美だが
それを口実にしてもいいかも!(^^)/


3.海に投げる!

幸福のお守りに、隕石をペンダントにしていた芙美は
篠田に出逢った頃、隕石を海に捨てた。
(↑違うときスミマセン↓)
篠田に出逢えただけで、幸福がかなったと思って捨てたのか
ソレ以上の幸福に進む自信がなくて捨てたのかー
(後日確認してみます)

いずれにせよ、篠田との出逢いは
結果的に、平たく言えば
アルコール以上に、心委ねたい(依存)コトだったかと。

だから、私は、私の幸せは
毎日のコレくらいで十分なんだーと
悪い意味で、“足るを知って“いては
人生、もったいないんだって!!!!!!

そうこうして、篠田が芙美に逢いに来てくれたとき
私も、とても嬉しかった!!!!(^^)/
篠田へと走っていった芙美は
篠田の胸に飛び込むのかと思った!

なのに、芙美は、はじけるように
海に向かってジャンプ!

嬉しかったんだなと思いつつ
古い自分を海に捨てたのかな、とも……


▼▼▼

さりげないふりをした、日常生活の中に
潜んでいたやりようのない。重暗い悲しみ…
小林さん=芙美のたたずまいが絶品です!

ともあれ
そんな静かな悲しみを、思い切って
払拭したようなラストシーンは、爽快!(^^)/
まだまだ続く人生だから☆(*^^)v




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