yutake☆イヴの《映画★一期一会》 2019年11月
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映画『決算!忠臣蔵』★忠臣蔵をゼニ勘定目線で見る面白さ!

177924_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/177924/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・大石蔵之介: 堤真一
・ソロバン係: 岡村隆史


浅野家家浪人が、主君の仇とする吉良上野介を
討ち入った、アノ“忠臣蔵”のフトコロ事情です!
楽しみにしていました!(^^)/

忠義だ!武士道だ!
という視点で観てきたモノを
ゼニ勘定の視点で観たのは、斬新!
(というか現実的(^^)/)

ソロバンずくの岡村さんが、適役☆
関西の武家の話だから、関西弁というのも
実際的なのかも♪

▼~▼内容より雑談です。
▼▼▼

私の忠臣蔵デビューは
大河ドラマ『元禄太平記』でした。

大石蔵之介は、江守徹さん♪
貫禄あって、家老の器あって
主君に仕える美学~と言うモノを知った衝撃ョ……

いよいよ、討ち入りシーンが放映されるというとき
東京の祖母が泊まりに来ていて
ワクワクする胸の内を話したところ、祖母いわく
「討ち入りなんて、昔から、この時期には
毎年、歌舞伎やらナンやらやってるヮ」
珍しくもないヮーと、一蹴されてしまった……orz

それでも、“忠臣蔵=大石蔵之介=男の美学“を求めて
忠臣蔵を求めてきた。(*^^)v

高倉健さんの大石蔵之介も、大好き☆!(映画)
健さんが、蔵之介というだけで
「武士道ですから」  ←“不器用ですから“のフシで
という風情プンプンです。(^^)/

死ぬことが前提の浪士たちの、命散らす美学☆

そこに、ゼニ勘定の話が、今までも、なくはなかった。
主君の命日3/14に、仇討ちを決行したいが
資金が底をついてきたーという、ヤンワリとしたもの。

それが、今回は、岡本さんのソロバンで
願いましては~♪と
パチパチはじかれて、リアルな赤字がまざまざと……

“使うほう“は、アレ用意して!コレ用意して!と
声高らかに、毅然と、要求しますが( by妻夫木さん♪)
無い袖は、振れないの……orz

そして、買い物が不慣れな人に、買い物させてはダメなの…orz
ありがね全部使って、“廃墟“を購入したの、誰ョ……(>_<)
あげく、焼失……orz

お金を考えなければ、称賛されそうな
“馳せ参じ“
江戸に行く!京都に行く!赤穂に戻る!
行き来すると、お金がかかるのに
“気持ち“で、動いてしまう人たち……
もう来ないで!移動しないで!(>_<)
自腹にして!出張費出ません!
(勝手に行き来するのは、出張ではない……( 一一))

フトコロ事情を知らない大衆は
討ち入りだ!敵討ちだ!と、煽るアオル……(汗)
浪士たちにも、武士の意地があり、プレッシャーにも…

貴重だったのは、奥方様の持参金☆
藩のお金として、勝手に使っていいのか??
退職金や、討ち入り代の前に
まずは、夫(藩主)の供養をしてほしい、奥方様……
仇討ちの前に、まず、ソレだろと……
確かに☆

そして、、段取りに段どって
予算ギリギリで、グッドタイミングの
12/14が、やってくる―――

▼▼▼

美学の影にあった、ゼニ勘定……
お金の苦労は、大変だ…(しみじみ)
と思いつつ、面白かった!(^^)/



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映画『王様と私』★ユル・ブリンナーの存在感!腹筋!etc.


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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/5702/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・シャムの王様: ユル・ブリンナー☆
・アンナ(私): デボラ・カー


ラーマ4世の実話に基いているらしいです。
やっと鑑賞!
西洋を意識した王は、子供の家庭教師にイギリス女性を雇った――

ほぼ舞台は、王宮ですが
その華やかさに埋もれない
ユル・ブリンナーの力強い存在感が、ステキです!

▼~▼内容にふれてetc.etc.雑談です。(^^)/
▼▼▼

時代考証はわかりませんが
まずは、王様の衣装・いでたち!
シャム=暑い国ということでか
上半身“裸”に、きらびやかな上着を、直にお召しに。

昨今、イケメンさんの腹筋まわりの肉体美を
チラ見せする雑誌の表紙を、まま、目にしますが
ソレに近いものが……(^^)/

王様=富貴の象徴=ふっくらメタボ  ではなく
筋肉質の、たくましい王様の頼もしさよ!(^^)/
とはいえ
アンナにとって、王様も完璧ではない……  (by王妃さま)

宮殿の外に住むはずが、宮殿に住み込むことに!
契約とちがう!と詰め寄るが
王様は、約束を忘れるものだと言うし(by大臣)
王様の気分にひれ伏すのが、ならわし???

すると、アンナは、契約(や法)を無視して
王の気分で、物事が決まっていくなんて
近代国家のテイをなしてない!と非難した。

(条約や国際法を、無視する国もあるようですが(汗)
会社でもありますね……
法なんて無視。俺がルールだという社長さん……( 一一))

人の意識や価値観は、すぐには変わらないので
少しずつ、なだめなだめ、エトセトラ・エトセトラで……(^^♪

男尊女卑・女性蔑視は、根強い価値観でありますが(汗)
女は、男を楽しませるためのものと、王様は、ワル気なく思っていて
王妃たちも、女は卑しいものだからーと思っていた。

王様は、ビルマの乙女を貢物として、“快く“受け取ったが
彼女は、恋人が恋しくて、宮殿から脱走を図った。
(もし私が女王で、青年を貢がれても、困る……汗)

そうこうして、シャムが、征服されそうなムードになった折
アンナの知人のイギリス関係者(大使一行)をもてなすことで
イギリスへの好感度を高め、味方にしようということになった。

その際、西洋のダンスに触れ
王様とアンナが、ダンスを踊るきっかけが生まれる。
その前、アンナが、知人男性とダンスを踊るのを
王様は、嫉妬ぎみに見ていたのですが
ここの絶妙なムードが、イイ☆
あからさまな、軽い恋ではないのよ……
♪Shall We Dance?  を
息を弾ませながら踊るアンナが、
いわゆる、ガチガチの“模範的教育者“っぽくなくて
酸いも甘いも知っている、余裕ある大人の女を感じさせる……

そして、もてなしで上演されたのが『アンクルトムの小屋』シャム版!
↑コレ、アンクルトムでなく、脱走した女奴隷の話に置き換わっている。(^^♪
とはいえ、劇の仕上がりが、美しく楽しく、飽きさせず
よくデキているんです!!!
イギリスの客人も、大満足。(*^^)v

これは、脱走したビルマの乙女が、書き残していった劇なのですが
彼女は捕らえられ、相手の男は殺されてしまった…orz

王様は、彼女への愛ではなく、メンツをつぶされたから
罰しようとするのですが、アンナに止められます。
同感です。
むしろ、罰するほうが、恥ずかしいかと……
器が、小さそうで……
彼女の気持ちを、くんでやったほうが、立派かと。

で、アンナの価値観に晒されてきた王様は
悩み崩れるのですが……
心労が、エトセトラエトセトラ、たたったようで
アンナがシャムを去ろうとした日に、亡くなってしまいます。
アンナは、子供たちに説得されて、留まることを決意しました。

▼▼▼

鑑賞後は、ユル・ブリンナーの強烈なインパクトが残りました。
主役とは、スジ書きの主体―というだけでなく
いるだけで、その場の空気全体を包み込む人のことなんだなと
感じました。



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映画『閉鎖病棟―それぞれの朝―』★これから生きていく力と希望を由紀から

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/179344/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・秀丸: 笑福亭鶴瓶☆ ←死刑執行から生還
・由紀: 小松菜奈☆ ←義父の暴力
・チュウ: 綾野剛☆ ←幻聴+ やがて退院

秀丸が収容された精神科病院に
実母から捨てられた由紀が、やってきた――

「事情のない人はいない」 (byチュウ)
“病気“以外の”事情”が、気になるところですが
由紀に関する“事件”が、辛かった……
それに応じた秀丸は、鶴瓶さんの風情が、ピッタシ!(^^)/
痛みには、優しさで包むことも必要ですが
それだけでは、癒されないこともあるから。

▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

状態の落ち着いたチュウは、外出許可できた。
外で買ったモノを、利益上乗せして
入院患者さんに売って、もうけていたら
職員に見つかって、注意された…( 一一)

↑チャッカリして、微笑ましくもあるのですが…
私の前の職場で、ソレ、してた人を思い出して…(^^♪
彼女は、スーパーで安くまとめ買いしたカップ麺を
自分の昼食用に、職場に置いていたのですが
新商品を、よく持ってくるので
欲しがった同僚に、定価で売っていました。(*^^)v

秀丸さんの印象は、手作り“花瓶“がらみ。

由紀との初対面(鉢合わせ)では、
車いすの膝の上にもっていた花瓶を、
取り乱した由紀に、取り上げられ、投げ割られた…
しかし
そのとき壊れた花瓶は、由紀そのものだったらしい…

由紀は、義父に乱暴され、妊娠していた。
母には言えなかったが、母は知っていた。
娘を守るどころか、このバ〇母は
二人の関係に嫉妬-というスジ違いな感情を抱き
恋路に邪魔な娘を、病院に捨てにきたとわかる。

投身自殺を図った由紀だが
流産するも、自分は、“生還”した。
(秀丸と似たような境遇か)

そもそも、乱暴=レイプが許せない!!!
アングラ化して、犯人が野放しになるのも!!(>_<)
被害女性には、絶望しないで、強く生きていってほしいと
常々、思っているところであります。
(なんでオマエのせいで、こっちが絶望しなきゃなんないだ!
ふざけんな!怒り心頭であります!)

閉鎖空間の、世間とは隔絶された世界で
少しずつ、上向きになっていった由紀だが
ここにも、ケダモノがいるんだナ…(汗)

というか、あの“ケダモノ”を、自由に歩かせていいのか??
監視の目が行き届かないのは
人手の問題?
入院患者さんは、犯罪を犯さない???

刃物が歩いているような、危険な臭気を放つ“ケダモノ“は
一人になった由紀を、秀丸の工房で、襲った!
また!(>_<)
守られるべき病院で、こんなことになるなんて!!!!!
その後、由紀は、失踪した。

あとで、真相を知った秀丸は
由紀の被害は伏せて、ケダモノを刺し殺した。
(コイツは、秀丸の花瓶を壊したことがあったが
良心の精神が、壊れたヤツ…)

死刑囚:秀丸は、殺人で、再び、裁かれるのだがー

彼は、人を殺すような極悪人では、なさそうなんですが…
妻と間男の“現場“を見たとき、逆上し、二人を殺し
介護中の実母も(介護する人がいなくなるからと)
殺してしまったという“事情“があった。

浮気されたから、殺したんだねーと言うことですが
浮気で殺しては、ダメですし(汗)
実母の殺害も、優しさとは違う……

罪の重さは、重々、分かったうえで
秀丸は、“贖罪“をしたのだと思う。
由紀を凌辱したケダモノへの成敗として。

由紀のために、事実を伏せていた秀丸だったが
事件を知った由紀は、証言台に立った。

由紀とて、辛い事件を、語ることになるのだけれど
秀丸を、ただの殺人者にするわけには、いかないから…
ケダモノが、あのまま、生きながらえるのも、腹立たしいし
罪を暴かれずに、秀丸だけが罪びとになるのは、残念すぎる…

由紀の“証言”は、
変えようもない、“過去の事情“ではあるけれど
そこに、これから生きていく力と希望を見るのが、イイ……

ケダモノであっても、殺人はいけません――
などと、わかりきった説教はいらない。
ソイツが、生きているだけで
震え上がるくらい、生きていくことに絶望する想いを
汲んでくれた秀丸には、感謝でいっぱいだ…….

▼▼▼

はたして、秀丸は、車いすから立ち上がれるのか?
―は、わかりませんが
不可能な、不可思議な“事情“があっても
奇跡の一歩を、踏み出せる可能性を、信じてもいいのかもナー
という前向きな終わりは、イイ☆



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映画『ひとよ』★家族それぞれがその”一瞬“に至るまで

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作品について http://cinema.pia.co.jp/title/181589/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・次男: 佐藤健☆
・母: 田中裕子☆


予告編で、聞いた「どっからやり直せばいいのか」が
心に刺さって、気になっていました。

子供を守るため、DV夫を轢き殺し、刑に服した母が
約束通り、15年後に、家に帰ってきた。
子供たちは、“殺人犯“の母が、帰ったことで困惑する――

DVから解放されたことには、ホッとしても
起こった“事件“は、消えないもので
時間が、解決していくとは限らず
時間のシワが、色濃くなっていくことも……?

▼~▼ネタバレして雑談です。
▼▼▼

一番悪いのは、DV夫(父)です!
ソイツが、暴れるもんだから(汗)
母は、子供から、不安材料を取り除いたんです……

とはいえ、どんな理由があっても
殺人は犯罪なので、子供たちは
“殺人犯の子供“ということで
肩身の狭い思いを、してきたらしい。

世間の人は、“一面”しか見ていないし
“一面”だけで、すべてを判断するから…orz

それでも、成人した子供たちは
それなりに生計を立てて、やっていたのは
良かったと思う。
(夢には、挫折したかもしれないが)

しかし、次男は、強い“こだわり”を、引きずっていた。

母からもらった録音機に、録音していた
犯行直後の母の言葉を、ずっと背負っていた。

そのときの母は、自分の行動に“誇り“を持っていた。
殺人の正当性ではなくて
子供たちの安全を守り、将来を守ったと信じていた。

母の言葉がイイ。
「自分のしたことを疑ったら、子供たちが迷子になる」
そうだと思う。
自分の信念が揺らいだら、それを信じていた人も
心の芯を失ってしまう……

次男も、母の“事件“で、DVから解放されたのは
否めないのに
事件後の世間の仕打ちのひどさに
それなら、DVを耐えるほうがましだったとさえ、思っていた。
後だしジャンケンは、ナンとでも言えソ……( 一一)
悪いのは、世間の反応なのに。母を恨むナ!(>_<)

こともあろうに、記者の次男は
“事件”を蒸し返し、母を貶める記事を書いた。
そのため、実家のタクシー会社は、嫌がらせされる!(>_<)

世間も、かなり悪いと思う……
ワルモノと認められた人には
ナニをしてもいいと、思ってる……( 一一)
何様なん????
“正義“のつもりか知らんけど、イジメでしょ?
(でも、ソレが現実だったりするから…(T_T))

~中略~

家族のトラブルに“色“を添えたのは、佐々木蔵之介さん♪
タクシー会社に、中途採用されたドライバー。
(まじめな人柄で一発採用)

けれど、人生いろいろ。
蔵之介さんも、ワケありで
ブツがらみの仕事に関わったついでに
離婚・別居中の息子も、ヤクに、関わっていたことが発覚!
そこから
真面目に生き直していたはずの、蔵之介さんが壊れた!

子供たちとのミゾを、思い知らされた母を
彼は、泥酔状態の運転で、タクシーで連れ回し
挙句、海にダイブしようという寸法!(>_<)
ヤケはダメだ!ヤケは!(>_<)

母の危機に、次男の運転で、子供たちが
母の乗った車を追う、カーチェイス!!
母の“事件“は、自分たちの人生に、影を落としたかもしれないが
やはり、母は母だから!

母がしたことを、後だしジャンケンで
不満に思うのは、自分の弱さかもしれないョ……

いや、この件に関しては
母は、正当性も、立派さも、強さも、匂わせてはいなかった…
イイ悪いでなく、ただ、子供を守りたかっただけ。
その方法は、(世間的には)正しくなくても
母には、それが、真実の愛だった!―と言うよ、私は。

だから
佐藤健=次男が、蔵之介さんに、飛び蹴りしたときは
あまりにも、ジャストミートだったし
母の想いに応えた“一蹴“として
ナイス!とガッツポーズしたョ…….

どんな悲劇も、幸せも
他人には、関係なく過ぎていく――
ほんの「ひとよ」のこと。

子供たちも知らない、母の闇夜があって
母にも知らない闇夜が、子供たちにもあった……
歳月の中に潜む、人の想いの深さをかみしめると
それだけで、目頭が熱くなってしまう……
みんな、人知れず、いろいろ、大変だもんね………………….

▼▼▼

最後に、母子4人で写真に写るのがイイ☆
照れてもいい。
嫌々でもいい。(^^♪
その“一瞬“に、ずっと失われていたものが
ギュッと、詰まった気がする。


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テーマ : 邦画
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映画『あるじ』★殿様あるじをギャフンと言わせる胸のすく思い

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作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/800159/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照ください。

http://movie.goo.ne.jp/movies/p15234/story.html
↑あらすじはこちらも参照ください。


“”名匠C・T・ドライヤーの、サイレント時代のコメディ“”とあります。

妻への気持ちをかえりみない
わがままな、殿様亭主(あるじ)をいさめるべく
元乳母が、“しつけ直し“ます。

亭主をギャフンと言わせるところが
コメディというか、胸のすく思いで
私などは、観たのですが……^^;

サイレントなので、字幕セリフの前が、口パクになります。
口パクであっても
元乳母が、しかめっ面で、子供だった亭主に、小言を言うところは、
きっと、こんなふうに言っているだろう、とか
私だったら、こう言ってる!などと
興奮ぎみに(立腹含む)言葉を、重ねてみましたよ。

亭主は、妻の料理が熱いの冷たいのと、妻を振り回しているのに
外で仕事しない妻は、家で遊んでいるかのように、バカにします。

元乳母は、そんな亭主に
「妻を虐待するのは見ていられない」などと言ってくれ
妻を休ませるために、元乳母は、妻を出ていかせるので
亭主は、妻がしてきたことを、自分でしないといけなくなります。

亭主よ!
妻がしてきた、細やかな家事労働を思いしれ!(>_<)
と思いつつも
どうか、奥さんのことを思いやってあげてください、と祈るような気持ちでした。

自分でやってみて、初めて、妻の重労働を知り
いたわる気持ちを持つ夫になるという、ハッピーエンドで終わります。

もちろん、世間には
はじめから、理解あるダンナ様もたくさんいらっしゃるでしょうけども
私には
こんなふうに、ダンナ様が変化されるなんて、ピンと来ません……(>_<)
映画だけでも、ハッピーエンドで良かったと思います。


C・ドライヤー作品は
主役の女性が、抑圧に対して、強く抗う作品が多いと言われますが
女性の苦労に近づいて、理解してくれる男性もいる……
と思えるのは、なんだか、嬉しい……


ダンナ様方には、ご不快ありますれば、どうかお許しを。


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テーマ : 洋画
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映画『マチネの終わりに』★“誘われて“~大人の恋の行方~

176524_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/176524/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・蒔野(ギタリスト): 福山雅治
・洋子: 石田ゆり子


(原作未読です)
予告編からは
結婚を控えた洋子と
独身の薪野が、恋に落ちて
不倫関係にでもなるのかと、思っていました。

でも、恋に落ちたのなら
洋子が婚約解消すれば、ナンとかなるわけだし…

二人の恋路に、“邪魔“が入ったことで
運命が、狂うことに…orz

▼~▼ネタバレして雑談です。(違うときスミマセン)
▼▼▼

二人が、紹介されて、初めて出逢ったのは
蒔野のコンサート後。
「舞台から、あなたを誘っていた」
と、キザ?なことを言った蒔野は
洋子への好意ありつつも、
そのときは、リップサービスだったよう。
(だが、コレが、後から効いてきた!)

恋に落ちるのに、理由はいらなくて
外国にいて離れても、連絡をとりあう二人。
スランプになっていた蒔野には、オアシスのような恋か。(*^^)v

ギターの響きに、心の琴線も、震わせられながら、
二人の行方を、心地よく、見入ってると
「未来が、過去を変えることもある」
蒔野の、深い言葉が……

過去の出来事を、なかったことにはできないが
後になって、過去の出来事の“印象“が変わるーという。
洋子の昔語りが、石にまつわる“一例“を提示しますが
やがて、大きな“石“が、二人の前に…(>_<)

↓ネタバレ!

洋子が帰国して、蒔野に逢いにきたその日に
蒔野の師匠が倒れた。
かけつけた蒔野は、スマホをタクシーに置き忘れ
マネージャー(♀)が取りにいったが
彼女は、スマホを、“水没”させてしまった。
その後、連絡がうまく取れないまま
蒔野と洋子は、会えずじまいになっていった――
ココで、効いたのが、マネージャーの“恐るべき企み“。
蒔野の音楽にも、彼自身にも心酔していた彼女は
蒔野が、洋子に奪われるのを阻止すべく
蒔野になりすまして、“別れのメール“を洋子に送った。

洋子は、蒔野の音楽のため、と信じ、去っていったが
蒔野は、洋子の行動がわからないまま
現実を受け入れるほかなく
その後、彼は、マネージャーと結婚し
洋子も、婚約者と結婚した。
それぞれに、子供も生まれたが
それは、“もう戻れない“形を見るようでありました……

二人とも、本当の理由がわからないまま別れたーというのは
『ニュー・シネマ・パラダイス』にも、あったような別れ…?
誰かの“作為“で、引き起こされる”別れ”が、切なく痛いの…

知らぬが仏―と言いますが
真相を知らないほうがいいこともある……?

けれど
蒔野の妻は、何年も経ったあるとき
蒔野のリサイタル開催を知らせに
洋子に、逢いに行った!
(洋子は、離婚していた)

そうして、自分が、二人の仲を引き裂いたことを白状した。

罪の呵責―ということも、あろうが
“真相の暴露”には、自分が、運命の鍵を握っていたこと.への
優位性の誇示も、あるように思う。

今更、真相を知ったところで、過去は変えられないじゃない?

けれど、かつて、蒔野は言った。
「未来が、過去を変えることもある」
今、真相を知ったことで、過去の“別れ”が変わった。
愛を失くしたーと感じていたなら、そうではなかった。
蒔野も、真相を知った。
私たちの間に、“別れ”はなかった☆

そうして、蒔野のコンサート(昼公演=マチネ)。
客席に、洋子を見つけたらしい視線がイイ☆

そして、観客に向って、語っているようで
舞台から、“洋子を誘った”薪野。
(Qoo~☆ もはやキザとは言わない。ステキだ!)

アンコール曲は、洋子との思い出の曲。
観客に聴かせながらも、届けたいのは、洋子へ♪

蒔野の音楽の中で、二人の時間は、1つになっていたと思う。
過去の長さも痛みも、飛び越えて
今、この一瞬一瞬に響く音楽を、共有する時間は
引き裂かれた恋人たちには
きっと、永遠に値したはず……

そうして、“誘われた“洋子が、蒔野に逢いにいった。
そうして、洋子のもとに向かった蒔野。
そうして、作品は終わった――

↑よかったのは、これ見よがしな再会シーンを、映さなかったコト☆

それぞれの事情を考えたら、思い切ったコトは、躊躇するかもしれない。
けれど、もはや
抑えてきた自分の本心だけに、素直になりたいかもしれない…

二人は、どんな再会をするのか?
これから、どうするのか?
その先のことを
観る人の心次第に委ねているのが、ニクイ☆

▼▼▼

石田ゆり子さんは、旅行気分でも楽しめるーと謙遜?されていましたが
いやいや~(もちろん、外国の風景もよろしい(^^)/)
大人の恋の行方を、楽しみました!(^_-)-☆



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映画『蜜蜂と遠雷』★ピアニストたちの競演♪響く♪高まる♪

177341_1.jpg


作品について http://cinema.pia.co.jp/title/177341/
↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。

・亜夜:松岡茉優☆

原作未読です。
文章から、楽曲の素晴らしさを再発見した――
という、既読者の方の感想を知り
演奏も聴いてみたいと思い、鑑賞しました☆
(藤田真央さんが、演奏吹替したのも気になる(^^♪)

亜夜は、7年前に、ピアノを教わった母を亡くしてから
表舞台から遠ざかっていたが、このたび
国際コンクールに参戦した――

▼~▼内容にふれ雑談です。
▼▼▼

ステキなのは、月夜の連弾シーン♪

月にちなんだ曲を連弾した、亜夜とジン。
さあ弾こう!と合わせたわけでなく
あうんのタイミングで合わせたセッション♪
コレ、合うと、気持ちイイ~~と思う♪
自然体?な感じのジンが
ピアノを愛し愛されている感たっぷり。

この“楽しい連弾“は、亜夜には、母との思い出でもあった。

母の死後の演奏会で、ドタキャンした亜夜は
コンクールでは、同じ曲で、リベンジしようとしていたが
トラウマは強く、リハでは、すくんでしまった。
ジンのように、楽しく、何物にもとらわれずに弾けたらいいけれど
ピアノを弾く楽しさは
母とともに、消えてしまったよう……orz

私事ですが、私も母から、ピアノを教わりましたが
あんなふうに楽しい感じで、練習した記憶はありません……汗
一人で、“Jazzy”に弾こうものなら、遊び弾きするな!と注意されたり
ダメなのを叱られて、泣きながら弾いたり……orz
それでも、ピアノを弾くのは楽しくなっていきましたが
亜夜の母のような先生がいることが、個人的に衝撃……

そんな、悲愴感ガチガチだったからなのか
私は、“楽しみながらうまくやっている“人が、よくわからず…orz
でも
楽しんでやるほうが、いいパフォーマンスできるんですね。
今頃になって、わかる……(遅…)

7年間、必死に練習したが落選したという、お姉さんが
7年後に、復活してきた亜夜に、“やっかみ“を言いますが(汗)
物事は、“結果“が大事という現実ョ…
どれだけ苦しんで、頑張ったかではないの……
大舞台の途上、戸惑うことはあっても
修正力・対応力でもって
最後に、キッチリ仕上げた人が勝ち☆

「あなたが世界を鳴らすのよ」

亜夜には、渾身の“リベンジ“だったが、
もう、とらわれていない亜夜から生まれてきた
音楽が、音楽が、高まっていく!
興奮と感動が、高まっていく!(^^)/
↑演奏会でのアノ感動ですョ♪

そして、演奏後の息遣いもイイ☆
拍手・喝采が地鳴りのように響き、亜夜を包んでいった―

「一瞬の音(音楽)が永遠になる」 byコンクールの指揮者

↑イイこと、言いますね~☆
生楽器・生演奏は、その場限りの音(音楽)ですからね。
二度とない。
人生と同じ☆(*^^)v

▼▼▼

“生活者ピアニスト“として参戦したのは、松坂桃李さん♪
出番は少なめでしたが、
ピアニストの背景が、厚くなったのは良かった☆



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