映画『白熱』(1949)★愚かか美学か“世界一”のギャング(^_-)-☆
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/4228/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
監督:ラオール・ウォルシュ
コディ:ジェームズ・キャグニー ←ギャングの目玉☆
ギャングのボスvs潜入捜査官の話です。
ギャングのボスは捕まるのか?
捜査官はバレないか?(>_<)
―――とハラハラしながら
次々、繰り出される展開に、ひきこまれた作品です!
男臭くキナ臭い、ドンパチだけでなく
ひとくせある女たちが、モノクロ作品に
色を添えているのも、面白い☆
▼~▼ ネタバレして雑談です。
▼▼▼
1.コーディ こと ジェームズ・キャグニー
ジェームズは、腕白坊主っぽい風貌で
それが、作品の顔になっている印象です。
というのも、個人的に、私
潜入捜査官ファロンも、その上司も、
コーディの部下たち…etc.
コーディ以外の男性の顔の区別が、つきにくく(汗)
コーディの個性が、ひときわ光って見えました。
2.自首したコーディ
冒頭、列車強盗&殺人を犯したコーディですが
仲間との逃亡中、“自首”を決意します、
負傷した仲間も見捨てた、冷酷なコーディでも改心か?
と思いきや、さにあらず。
列車強盗のアリバイ作りに、微罪の容疑者になりすましたのです。
かくして、列車強盗の尻尾をつかむべく
コーディの収監された刑務所に、
捜査官ファロンが送り込まれます。
ファロンは、コーディと仲良くなり
脱獄仲間となります。
脱獄後の、警察による追跡シーンは、
当時では、画期的と思われる“追跡”を駆使するので
それも見ものです。
3.コーディの母と妻
部下にも手厳しいコーディでも、母は特別な存在。
マザコン?^^;
いやいや、母としては、息子に慕われるのは嬉しい。(*^_^*)
尾行されたって、子供の好物(イチゴ)を、買いにいきますよ。
悪の道に入ったとはいえ、息子には“世界一”になれ!と励ます母。
一方、妻との関係は、絆というより、色とカネ…(―_―)!!
気分しだいの関係……
夫の部下とデキている妻は、コーディが収監中、姑も殺して
彼氏と逃避行。
けれど、脱獄したコーディが、部下(彼氏)を殺すと
何食わぬ顔で、被害者ぶり、しなを作って夫に帰る……
男の武器が、ピストルなら
女の武器は、色気ムンムンの“しな“か……
(この“処世術“もコワイ……)←私にはムリ^^;
4.バレそうな潜入捜査官(>_<)
潜入捜査の醍醐味の1つは
バレたらどーしょー(>_<)と、ハラハラすること。^^;
ファロンの潜入に際し、面の割れそうな受刑者は
ほかへ移送させたのに
たまたま、出くわしそうになったり(!)
ついに、出くわしてしまったり!(>_<)
結局は、バレることになりますが
そうなったら、「警察だ!」と強気で、攻めれば良し!
▼▼▼
ネタバレになりますが
結局、悪玉は逃げ切れません……
コーディの背後には、ガスタンクがいくつも…
そんな設定で、“世界一”になるべく、コーディが取った行動は
愚かではありますが、
壮絶な美学――?と思っちゃったりもできます。
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