資産の減らし方が心理的にうまくいかない
尊敬しているカン・チュンドさんとNightWalkerさんが、相次いでおカネの効果的な減らし方について書いていました。資産がある程度たまって中高年になった場合、減らしていかないと死ぬときに多額のカネが余ってしまいます。僕自身、普段は積極的に支出をしており、寄付を含めた趣味の支出は年間数百万円にも上っています。しかし、多額の出費が必要となったときにどうするか。おカネを減らしたくないという自分自身の心理と葛藤している最中です。
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40年ほど前に建てた郊外の実家が老朽化しており、地方に暮らす義父母を引き取って改築して引っ越そうというプランが浮上しています。地元自治体の耐震診断でひっかかり、排水管がすぐ詰まるなどのトラブルも多く、なじみの工務店に聞いたところ取り壊して新築しなければならず、インフレのおりから費用は6千万円はかかるそう。
6千万円をどう捻出するか。僕の金融資産からすると3分の１程度なので一括で支払うことも可能です。でも、ここまで育てきたポートフォリオを一気に取り崩すのは心理的に拒否感があります。住宅ローンを借りたくても、すでに現在のマンションのために借りており、これ以上の借り増しは難しい。マンションを売却しても手数料を考えたらローン残額ととんとんです。
今考えている有力手段は一時金として半分程度払い、残りは野村の証券ローンで借りること。各金融機関の証券ローンのなかでは金利が1.65％と一番お得です。金利上昇局面だから本当は一括返済が一番いいのでしょうけど、インフレで株価上昇局面であることを考えると取り崩すのはもったいないのですよね。
僕もFP２級はとっていますが、最近の税制は不案内なところもあり、今度、FPに相談して自分の方針を考えたいと思っております。お金の使い方は難しい。
