「退蔵院」は、臨済宗妙心寺の塔頭で、波多野出雲守重通により応永11（1404）年に建立された。
退蔵院庭園は、室町時代の画家・狩野元信が築庭した枯山水の庭が、史跡名勝に指定されているだけでなく、「余香苑（よこうえん）」と名づけられた近代庭園も素晴らしい！！
また、水琴窟（すいきんくつ）もあり、柄杓で水を流すと、涼しげな音色を奏でていた♪

↑ひっそりとした正面山門


↑白壁に紫陽花


↑山門をくぐると、一重と八重の紫の桔梗が鮮やかに出迎える。


↑方丈の杉戸


↑もう一枚杉戸


↑史跡名勝　枯山水　元信の庭


↑陽の庭
白砂に桔梗が美しい明るい庭。


↑陰の庭
さきほどの対照的に黒砂に桔梗と紫露草の咲くやや暗い感じの庭。


↑苔の中に、白・紫の桔梗が美しく咲く。
花までの近さの点では、「天得院」、「廬山寺」の比ではないくらい近い！！
それに、お花がこっち向いているのは嬉しいですねｗ


↑池には、蓮だけでなく睡蓮も咲く。


↑紫式部の細かい花がかわいらしい！


↑ちょっと番外、「大通院」前の鬼百合

それにしても、こんなに美しい庭園なのに、だ～れも他に観光客がいません(笑)。
待合に座って、しばらくぼーっと「余香苑」を眺めていましたｗ

◆退蔵院◆
京都市右京区花園妙心寺町35
075-463-2855
9:00～17:00　￥500
JR山陰本線「花園駅」下車徒歩約10分

〔花ごよみ〕

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