NHKの記事を中心に、ネットの記事を総合すると彼女の死までの経緯は以下のようになります。
① この女性は日本語学校に入学する為に来日
費用は家族が借金をするなどして作った
② 日本語学校在学中にスリランカ人の男性と知り合い同棲
その男が彼女の所持金を巻き上げ、更に暴力をふるって、更なる稼ぎを強要
③ その為彼女は学校を休んで働き、それで稼いだ金もまた男に巻き上げらた
それで日本語学校を卒業できないまま在留期限が過ぎてしまった
④ たまりかねた彼女は警察に駆け込み、警察は入管に通報
そのまま入管施設に収容された
⑤ 彼女は最初は帰国を希望していたが、コロナでスリランカ行の定期便が運行停止
一方彼女は所持金が乏しく、臨時便など運行は難しい状態になる
⑥ そのうち彼女に「支援者」が現れ、また同棲していたスリランカ人の男から「殺す」と脅迫する手紙が来た事から、彼女は帰国を拒否し始めた
更に「支援者」達は彼女に「病気になったら釈放される」とアドバイスする。
⑦ 間もなく彼女は体調を崩し、入管は彼女を入管施設のあった名古屋市内の病院を受診させる
カルテには「薬を内服できなければ入院が必要」と書かれていましたが、しかしその後の胃カメラの検査でも異常は発見されず、入院はせずに投薬を続ける事になる
⑧ 然し容体が急変して死亡
享年33歳
事情がどうあれ、33歳の若さで死んだのはお気の毒です。
しかし何とも不思議な事があります。
彼女と同棲して暴力をふるったというスリランカ人の男は、どこにいるのでしょうか?
またこの男はどうやって彼女が入管の施設いる事を知ったのでしょうか?
若い女性が一人で来日して、心細い生活をしていて、悪い男に騙されて、金づるにされてしまう。
う~~ん、凄くありそうな話ですよね。
でもこういう場合は、一目散に帰国するのが一番でしょう?
実際、彼女は最初は帰国に同意したのです。
ところがコロナで帰国は遅れて、入管施設で暮らす羽目になりました。
でも入管施設は無料だし、男が入り込む事はできません。
だから少し不自由でも、入管の施設でコロナパンデミックが終わるのを待てばよかったのです。
ところが男から「殺すために待っている」という脅迫状が届き、彼女は帰国を拒否したのです。
この顛末を入管難民法改正に反対する人が書いているのですが、やっぱりすごく不可解なのです。
ウィシュマさんの遺品のノートには、「私に手紙を来た。スリランカで私が殺すために待っていること書いて持ったから私心配です。今帰ることができません」(原文ママ)など、帰れば殺すと脅されていたこと、それが理由で帰国ができないことが複数記されている。
手紙が来たという事は、男は彼女が入管の施設いる事を知ったという事でしょう?
一体誰が知らせたのでしょうか?
もし入管側で知らせたのなら大問題ですが、しかしこれは彼女の「支援者」も糾弾していませんから、入管ではないでしょう。
すると彼女自身か、或いは彼女の友人などなでしょうか?
しかし彼女が入管施設に入るまでの顛末を考えると、どちらもあり得ないと思うのですが・・・・・。
それにしても男は「スリランカで私が殺すために待っている」とのことですが、しかし現在コロナの為にスリランカとの定期便は飛んでいません。
だから彼女も帰国できなかったのですが、それはこの男だって同じでしょう?
留学生のヒモになって金をせびっているような男に、帰国の為に飛行機をチャーターする財力があるとも思えません。
そうなると男は彼女が入管施設に収容される事を知っており、しかも日本にいるのですから入管施設を出たら即殺されちゃうと思うんですけど・・・・。
だったらもう入管施設にいるのが一番安全だと思うんですけどね。
それにしてもこんな手紙がきたのなら、即刻入管施設側を通じて警察に通報するべきだったのではありませんか?
「殺す為に待っている」なんて完全な脅迫状だし、それに男は彼女とは夫婦でも何でもないのですから、即刻逮捕逮捕です。
それにこんな男から余罪も色々あるんじゃないですか?
そして日本で服役後強制送還という事になります。
彼女が日本に留まりたいのであれば、また支援者が彼女を救いたいのであれば、男が逮捕されて強制送還になるように努力するべきでしょう?
ところが入管難民法反対!!、彼女の支援者を名乗る側からは、この男の問題は全く書かれていないのです。
日本にいるのか?スリランカに帰国したのかもわかりません。
そもそも上の記事を読んでいても、また他の記事でも、彼女自身がこの脅迫状について入管側や警察側に知らせたかどうかが全くわかりません。
この脅迫状の事が彼女の遺品のノートに書かれていたとのことですが、もし彼女がノートに書き残しただけなら、入管側がそれを知るはずもないのです。 だって入管側が勝手に入所者のノートを見たりしたらそれこそ大問題です。
そうなると彼女の帰国拒否の理由は、入管側には全くわからない事になります。
それにしてもこの脅迫状がホントに彼女に届いたとして、この男に彼女の居場所を教えたのは誰でしょうか?
ヒョッとして彼女が入管施設いる事をこの加害者の男に知らせたのは、彼女の「支援者」ではないですか?
だから入管施設に彼女への脅迫状が届いた事について、入管を糾弾していないんじゃないですか?
だってこの男は彼女に夫でもまた親族でもありません。 公式には全く他人で、入管その他日本の官憲が彼女の個人情報を漏らしてよい相手ではないのです。
それなのに彼女の安全にかかわる情報が洩れて彼女の所に脅迫状が来たのですから、大問題です。
それを「DV被害者の人権が~~!!」と騒ぐ連中が問題にしないという事は、入管や警察の落ち度でない事は明かでしょう?
それに現在スリランカは内戦などの問題もないので、普通に難民申請は難しいです。 だから「支援者」としては彼女の不法滞在の為には難民以外の理由をでっちあげる必要があります。
そもそも彼女が体調を崩したのも「支援者」が「病気になれば仮釈放される」との異例知恵をしてからです。
それが彼女が詐病を疑われて治療が遅れる理由になったのですから、コイツラが彼女を殺したと言っていいでしょう。
だったら男に彼女の居場所を教えて脅迫状を送らせるぐらいは朝飯前でしょう?
マジに男はどこにいるのでしょうか?
日本でしょうか?
それともスリランカに帰国したのでしょうか?
何でこの話が出ないのでしょうか?
そしてこの件で思うのですが、今後こういう事を二度と起きないようにするためにも、入管難民法は改正して、外国人の不法滞在は厳しくとりしまるべきでしょう。
そうしないとこのヒモ男みたいな悪質な外国人が増えて、日本に来た善良外国人が被害に遭うのですから。
今の入管難民法だと日本で犯罪を犯した外国人が、実刑判決を受けても、難民申請を出されると強制送還できません。
これじゃ日本人にも外国人にも危険な人間が、増えるばかりです。
オマケ
日本で難民申請をしている外国人の99%は難民ではありません。
>「自分は同性愛者だ。自国は同性愛行為には死刑まで課される」と難民申請し、調べてみると日本人女性と暮らし、子どもまでいたケース。「自分は野党の地方組織の青年部長だ。帰国すれば与党に殺される」と言いながら、「その党の党首は?」と聞いても答えられないケース。「滞日10年、入管法以外の罪は一切犯していない、こんな私に日本から出て行けというのか」と迫る者もいる。
国ごとに申し立て理由がパターン化しているのもの特徴だ。ネパールからの申請者は「自分は政権与党の支持者だが、マオ派の党員から寄付金を払えと脅された」、スリランカは「地方選挙で今回は負けた方を応援してしまった」と前議員の推薦状を持参、トルコからの申請者は「クルド人として進学・就職で差別を受ける」と申し立てる例が、実に多い。しかし、これだけでは認定しがたい。
要するに、それぞれの国にブローカーがいて、渡航費用の調達、出国手続き、日本の空港での出迎え、当面の宿舎や就職の斡旋、入管での難民申請の仕方、弁護士や支援団体からのサポートの受け方、不法滞在で捕まった場合の対応まで指南する。かなりの数の申請者がブローカーを使っているというのが実情だ。
当然でしょう。
地続きの隣国やゴムボートで簡単に渡れるところに、紛争地域があるわけじゃないのです。
パスポートを取って、航空運賃を払って渡航できる「難民」なんて、そうそういるわけもないのですから。
難民申請が通る割合を、ヨーロッパ諸国と単純比較する方がオカシイのです。