「山手線」 by bun
山手線に乗って 揺られたら見つけた 赤いスニーカーと 君の横顔 こんなことってあるの? 思わず瞳をそらして 過ぎゆく街が照らし出される 遠い日々へ 帰らないと知ってるから 違うホームへ 行く背中、見送るの ひとこと “ありがとう” “サヨナラ” 風が胸を乱した 平気なふりした 置き去りな時間が流れてく もしもなんて思うのは もう終わりにしよう 改札抜けて 駅を出れば 何事もなく 日常が 当たり前に やって来ると わかってる二人だから そっと 胸で 手をふる |
「summer」 by bun
夏風が吹きぬけて 遠い記憶をさらう いつか二人きりで 歩いた海沿い あこがれを 青空に溶かしたため息 入道雲に浮かべて ラムネ瓶の底を覗いて 淡く切なく あの日がよみがえる セミの声 走ってく 子供らに気持ちだけ つられて一緒に 駆けてしまうけど とまどいを夕空に 溶かして見つめた 影法師を伸ばして ラムネ瓶に残った びいどろ 光り、透かして からんと鳴った 淡く切なく あの日がよみがえる ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ユーチューブを始めました♪ |
「上の空」 by bun
煎れたての珈琲 立ち上る白い湯気 追いかけて 思ってる あなたのこと 正直に言えば 気になってるの その声のトーンが耳から離れない 素直になれたら 何かが変わるの? そうして 上の空 街を行く人の波 ぼんやり、眺めてた 信号が 青になり 風が吹いた 正直に言えば 気になってるの 何度も同じシーンを 巻き戻し 思い描いたら 何かが変わるの? そうして 上の空 |
「calling」 by bun
離れた手と手 改札抜けて振り向く どんな顔をして あなたに微笑いかけただろう あなたが住む街を 電車は走っていく 後ろの方、残した大切は 一体何を思い 見送ったのだろう 同じ気持ちならいいのに calling calling たった数分前のこと なのに calling calling あなたを呼んでいる 本当に好きなら 自由がいいと誰かが言う そうだと思うから 言葉半分呑み込んだ オーバーなリアクション 低いその声だとか たどればいつも側にあるから 平気だと言った でも 本当は 嘘ついた あまのじゃくな二人 calling calling 寂しさに負けないうちに calling calling また会いに行くよ 会いに行くから |
「月見草」 by bun
滴がぽつり 音を立てた なぜか振り向いてしまった そこに何があるというわけではないけど 虫の音聞こえる なつかしさつのる 夜風吹いて 揺らされて 咲いている月見草 月を仰ぐ私にも 風はそよぐ 泪がぽつり 頬つたう 悲しいわけでもないくせに どこか心もとない感じがして 息ひそめつぶやく 風によりそって 月明かり照らされて 咲いている月見草 昼の花にはなれぬ 想いを抱いて |
「ジグザグタワー」 by bun
こんなに穏やかな夜は久しぶりだわ 川辺を渡る風が ひんやりと心地いい 車のヘッドライト テールランプと交互に 行き交う景色は少し 寂しい気もするけれど ジクザグタワーの上 黄色いお月様 三日月 とぼとぼ歩く足取りが 幸せなリズムに変わるよ 見慣れたこの街の空 季節が移ろうしてる 夜空は真っ黒じゃなくて 優しい藍色 ジクザグタワ―の上 一筋の光りは流れ星 願い事、三度呟いても 結局言えずじまいだね 広く狭いこの星だから またどこかで会えるはずと 今なら素直になれそう きっときっと心から |
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