学部・大学院等 - 横浜国立大学
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学部・大学院等Faculty & Graduate

学部

横浜国立大学は、教育学部・経済学部・経営学部・理工学部・都市科学部の5学部と、実学的色彩の濃い学部構成となっています。これは本学が、貿易と商工業で栄えた横浜の歴史と伝統に根ざしているからにほかなりません。この自由で開放的な横浜を舞台に、中規模大学ならではの柔軟性と機動力を発揮しつつ、高度で実践的な学術を継承し、世界に通用する人材を育成していきます。

教育学部Education

教育学部は、教育に関わる諸課題を総合的、かつ多角的な見地から理解するとともに、実践的・先進的な資質・能力を身につけた教員の養成を目的としています。神奈川県内唯一の国立大学教員養成系学部として、文明開化の地・横浜に位置する国立大学ならではの地域や世界とつながる実践的で先進的なカリキュラムを揃え、県内各教育委員会等と連携した教員養成及び教員研修などを通じ、グローカルな視点から教育の未来を切り拓くことのできる人材を輩出することを目指します。

課程・専攻 学校教員養成課程
 言語・文化・社会系教育コース/自然・生活系教育コース/芸術・身体・発達支援系教育コース

経済学部Economics

経済学部では、初級レベルで経済学の基礎を幅広く学び、中級レベルで高度な専門分野を学生自らが選択して学びます。2021年4月からは、経済学の専門性と情報処理・統計分析能力の両方を兼ね備えた人材を育成する「Data Science EP(DSEP)」と、経済学、法学・政治学をベースに経済・経営・データサイエンスの基礎を幅広く修得してエビデンスに基づく課題解決を担う人材を育成する「Lawcal Business Economics EP(LBEEP)」の教育プログラムを開設しています。
また、意欲の高い学生が早期に専門学習を深化させることができる「Econ-ROUTE」や、「経済学と経営学の両方の専門性」と「英語による実践的なコミュニケーション能力」を兼ね備えた人材の育成を目指し、英語による専門授業の教育や海外学修を通じて実践的な国際交流教育を行う副専攻プログラム「GBEEP-Econ」も提供しています。
※「Lawcal」とは、法(Law)と地域(Local)を組み合わせた造語です。

学科 経済学科

経営学部Business Administration

経営学部では、経営学の3つの領域であるマネジメント分野、アカウンティング分野、マネジメント・サイエンス分野を基礎から段階的、分野横断的に学び、それらをグローバルな視点から総括するカリキュラムとなっています。グローバルに活躍できるビジネス人材、社会の革新を主導する変革型リーダー、特定分野の高い専門性と幅広い専門知識を統合できるゼネラリストの養成を目指しています。さらにデータ分析テクノロジーを課題解決や事業創造に活かすビジネス・リーダーの育成を目指すデータサイエンス教育プログラム「DSEP」(Data Science EP:ディーセップ)が開設されています。
また経済学部と連携して、世界で活躍するビジネスパーソンを育成するGlobal Business and Economics教育プログラム「GBEEP」が「GBEEP-Biz」(ジービープ・ビズ)にカリキュラム変更され、令和5年度4月以降の入学者を対象とした副専攻プログラムとして開設されます。

学科 経営学科

理工学部Engineering Science

理工学部は3学科(機械・材料・海洋系学科、化学・生命系学科、数物・電子情報系学科)から構成され、学科の中に専門教育に対応した10の教育プログラム(EP)があります。
専門基礎科目と併せて、早期の教育課程で学生が理数工学系の素養を身につけ、その後専門教育を受けるカリキュラムとなっています。工学的センスを持った理学系科学者、理学的センスをもった工学研究者・技術者の育成を目指します。

学科・EP 機械・材料・海洋系学科(機械工学EP / 材料工学EP / 海洋空間のシステムデザインEP)
化学・生命系学科(化学EP / 化学応用EP / バイオEP)
数物・電子情報系学科(数理科学EP / 物理工学EP / 電子情報システムEP / 情報工学EP)

都市科学部Urban Sciences

都市科学部とはこれからの都市はどうあるべきか、という重要なテーマに、科学的に取り組む学問です。2017年4月に新設された都市科学部は、魅力ある都市の社会・文化の創出に必要な人文社会科学を学ぶ都市社会共生学科、創造的な建築や都市環境・まちづくりを学ぶ建築学科、都市の活動を支える基盤施設に関わる技術やマネジメントを学ぶ都市基盤学科、自然環境および社会環境のリスクを理解し、持続可能な都市づくりを学ぶ環境リスク共生学科の4学科から構成されています。文理にわたる幅広い視点から都市の未来づくりへ挑戦する人々を育成します。

学科 都市社会共生学科 建築学科 都市基盤学科 環境リスク共生学科

大学院

横浜国立大学は、教育学研究科、国際社会科学府・研究院、理工学府・工学研究院、環境情報学府・研究院、都市イノベーション学府・研究院及び、2021年4月に新たに設置した先進実践学環の6大学院により、高度で専門的な教育と学術研究を行い社会に貢献しています。

教育学研究科Education

教育学研究科は令和3年度から研究科全体の再編が行われ、高度教職実践専攻(教職大学院・専門職学位課程)と教育支援専攻(修士課程)の2専攻が設置されました。

具体的には、平成29年度設置の高度教職実践専攻(教職大学院)では、ミドルリーダー養成に加え、指導主事、管理職候補等の養成を行う「学校マネジメントプログラム」と、教科教育領域の充実を図るため全教科及び特別支援教育を含む「教科教育・特別支援教育プログラム」を新設します。一方、従来の教育実践専攻(修士課程)は、特別支援教育・臨床心理学コース臨床心理学専修及び教育デザインコース心理学専門領域、教育デザインコース日本語教育専門領域を再編し、教育支援専攻として、「心理支援コース」、「日本語教育コース」を新設することになりました。

課程・専攻 専門職学位課程 教職大学院(高度教職実践専攻)
修士課程 教育支援専攻(心理支援コース/日本語教育コース)
教職大学院
教職大学院(高度教職実践専攻)は、神奈川県内の教育課題を踏まえ、県教育委員会と3政令指定都市教育委員会と連携・協働しつつ、理論と実践の往復により実践的問題解決能力の向上を目指した教育を行っています。修了した者には教職修士(専門職)の学位が授与されます。

国際社会科学府・
国際社会科学研究院International Social Science

国際社会科学府・研究院は、経済学・経営学・国際経済法学という3専攻を有し、社会科学の融合的教育研究を進めていくとともに、国際性のある実践的な融合的教育の充実を図り、グローバル新時代に求められる人材の育成を行っています。国際的諸問題に対応する能力を育成するために、専攻横断的プログラムや英語による教育プログラムを設けるなど、柔軟で体系的な履修体制を構築し、グローバルかつ多様な人材が日々切磋琢磨する、ユニークな教育研究環境を提供しています。

課程・専攻 博士課程(前期・後期) 経済学専攻 / 経営学専攻 / 国際経済法学専攻
ビジネススクール
博士課程前期、横浜ビジネススクールでは、ビジネスパーソン対象の少人数授業が平日夜間と土曜日に開かれます。経営に関する専門知識の深化と統合によって、実務上の課題の解決に活かす実践的な経営学教育プログラムを展開しています。

理工学府・工学研究院Engineering Science

理工学府は、高い倫理観とグローバルに活躍するために必要な知識と能力を培い、理学と工学の両方のセンスを兼ね備えた理工系人材を育成します。博士課程前期では、自らの専門分野における専門科目で培われる知識と能力に加え、基盤的学術に関する幅広い教育と、独創的な技術と知の創造を可能にする研究活動を通じて、未知の問題に対して幅広い視野から柔軟かつ総合的な判断を下して解決しうる技術者・研究者を育成します。博士課程後期では、自ら探求し発見した課題に対し、先進的な研究活動を通して、広く社会に受容される発信能力により学術と産業の開拓を先導できる人材、すなわち、イノベーションの創出と発展を担う創造性豊かな高度専門職業人のリーダー人材を育成します。

課程・専攻 博士課程(前期・後期)機械・材料・海洋系工学専攻 / 化学・生命系理工学専攻 / 数物・電子情報系理工学専攻

環境情報学府・環境情報研究院Environment and Information Sciences

環境情報学府・研究院は、「環境」と「情報」を基軸に文理融合・異分野融合を実践する大学院です。Future Earth構想や超スマート社会、安心・安全な持続可能社会の構築に貢献する人材を育成します。学府には人工環境専攻、自然環境専攻、情報環境専攻があり、それぞれの研究分野における専門教育が行われます。その一方で、教員自らが文理融合・異分野融合する姿を披露する「環境情報リテラシー科目」、高度専門職業人として持つべき汎用な能力を育成する「環境情報ジェネリックスキル科目」が用意されており、専門性を極めながらも、幅広い見識とグローバルな視点を持ち、他分野の人とも円滑なコミュニケーションのできる人材を育成します。

課程・専攻 博士課程(前期・後期)人工環境専攻/自然環境専攻/情報環境専攻

都市イノベーション学府・
都市イノベーション研究院Urban Innovation

都市イノベーション学府・研究院は、急激に変化する都市の環境と文化・社会を教育研究領域とし、人文社会科学・芸術文化学・建築学・土木工学などの都市に関わる研究をサステナビリティとクリエイティビティという観点から総合・集約させ、都市の課題に応えます。博士課程前期では、都市の中に多様なイノベーションを生み出し、都市の自律的で継続的な発展をめざす高度専門職業人を育成します。博士課程後期では、都市のイノベーションについてのグローバルで多彩な視点を備えたリーダーとなるような人材を育成します。

課程・専攻 博士課程前期 建築都市文化専攻/都市地域社会専攻
博士課程後期 都市イノベーション専攻
Y-GSA
Y-GSAは少人数スタジオ制教育により、建築家を養成する日本で唯一の大学院です。世界的建築家の西沢立衛、乾久美子、藤原徹平、大西麻貴による設計教育と、寺田真理子が取り組む国際的なリサーチやワークショップによって、建築や都市の未来をデザインします。

先進実践学環Innovative and Practical Studies

「社会を構成する人間の理解」と「先進的なデータサイエンスの技法」を身につけた、文理融合・異分野融合の視点をもった人が必要とされています。先進実践学環は、国際社会科学府、都市イノベーション学府、環境情報学府、理工学府の教育研究分野の融合を図るために、横浜国立大学の「環」として2021年に誕生しました。新たな価値を創出し、Society 5.0の構築や普及を牽引して、先進的・実践的に活躍したい人を歓迎します。

研究テーマ (応用AI/社会データサイエンス/リスク共生学/国際ガバナンス/成熟社会/人間力創生/横浜アーバニスト)

課程・専攻 修士課程

連合学校教育学研究科

東京学芸大学、埼玉大学、千葉大学、横浜国立大学の教育学部及び教育学研究科を母体として構成される連合大学院で、博士課程後期3年のみの課程からなる独立研究科です。学校教育学専攻の1専攻で組織し、9講座(教育科学関係の3講座と教科の内容を研究する基礎科学と教科教育学とを含んだ教科領域関係の6講座)で構成されています、大学における教員養成の充実を通して小・中・高等学校の教育の発展を図ることを目指して、教育の理論と実践に関する諸分野について、その専門的研究者の養成、教員養成・研修の充実のための研究等を行います。

課程・専攻 博士課程後期 学校教育学専攻