電波の安全性に関する取り組み
電波は我が国の社会・経済活動を支える重要な基盤である一方で、電波が人体や医療機器に及ぼす影響についても、適切な対応が求められます。
電波が人体に与える影響については、国内外でこれまで60年以上の研究の蓄積があり、これらの科学的知見を基に、十分な安全率を考慮した安全基準として「電波防護指針」が策定されています。
「電波防護指針」で定められている基準値は、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)等が策定している基準値と同等のものであり、この基準値を満たしていれば、人体への安全性が確保されるというのが、世界保健機関(WHO)やICNIRP等の機関における国際的な考えとなっています。
総務省では、より安全で安心できる電波利用環境を整備するため、安全基準の策定、関係法令の整備、関連の調査・研究など様々な施策を実施しています。
担当:総合通信基盤局電波部電波環境課