お墓・納骨堂・自然葬
それぞれの違い、メリット面、デメリット面をご説明いたします。
「お墓とは?」
お墓とは「遺体や遺骨を収蔵できる施設」です。
「お墓のメリット」
●お墓は納骨堂と違い一戸建てのお家の様なものなので自分の想い、ご先祖様の想いを自由に表現できる。
●永代使用料を一度払ってしまえば「永代」の言葉の通り、代々に亘ってお墓を受け継いでいくことができる。
●お寺様との関係(お布施など)を気にせずいつでも好きな時にお参り出来る。
●カロート(納骨室)が広いので、多くのお骨を収容できる。
●見晴らしが良いところも多いので、お参りの時に景色や、自然を楽しみながらゆっくりできる。
●納骨堂に比べてお墓は屋外なので、お盆などでも落ち着いてお参りが出来る。
「お墓のデメリット」
●屋外にあるので草刈りなどが必要。
●墓石に使われる石は耐久性が高く長持ちするが、石を繋ぐコーキングなどは10年以上すると傷んでくる場合があるのでメンテナンスが必要。
「納骨堂とは?」
納骨堂とは「遺骨を預けて保管してもらう施設」です。
「納骨堂のメリット」
●屋内にあるので天候を気にせずいつでもお参りが出来る。
●屋内にあるので草刈り等のメンテナンスがいらない。
「納骨堂のデメリット」
●収蔵期間が決まっている場合が多く、33回忌までの保管や期間満了時に契約更新が必要な場合もある。期間が切れたまま更新されない場合は、納骨堂管理者や、お寺のご住職が、供養した後に土に埋葬し、合祀墓として供養される場合もある。
●お寺様の檀家にならなければいけない場合があり、檀家になるとお布施などの他にも、建物の維持管理、修繕費などの寄付金を求められる場合がある。
●納骨できる人数には制限がある場合が多く、制限以上、追加で埋葬する場合は新たに購入する必要がある場合が多い。
●集合住宅の様なものなのでデザイン等の好みを反映できない。
●お盆、お彼岸などは屋内が混雑していてゆっくりお参り出来ない場合が多い。
●供え物禁止、ペット同伴禁止、屋内での飲食禁止などの制限がある場合が多い。
●災害時など建物に被害があった場合、遺骨紛失の可能性がある。
「自然葬とは?」
海、山、樹木などの自然にお骨を散骨する葬送の方法。
「自然葬のメリット」
●維持管理の必要がなく、継承の問題を解決できる。
「自然葬のデメリット」
●全てのお骨を散骨できない場合も多いので、その場合は残ったお骨を収容する場所(お墓、納骨堂、手元供養など)が必要になる。
●お骨を納めている場所がないので、どこに手を合わせれば良いのかなど不満が出る。
●散骨をする場所の周辺住民から不快感、嫌悪感を表わされる事がある。
●親戚などからの理解が得られず、トラブルになる場合がある。