信州大学自然科学館では、身近な科学現象から信州の自然、そして地球全体の環境変化まで、様々なスケールの自然と科学現象をわかりやすく展示しています。
本学に保存されていた資料をもとに発見や研究のおもしろさをお伝えします。
2012年8月に信州大学自然科学館が開設されてから,多くの皆様にお越しいただき展示品をご覧いただいております.この間,地域の皆様から貴重な標本を寄贈いただき,さらに充実したコレクションになりました.年に数回は一般市民向けの野外学習会を行い,多くの皆様に参加いただいています.また定期開館には特に市内の子どもたちや学生らが訪れてくれました.自然科学館は地域の皆様や学生らの温かいご支援・ご協力があって成り立っている科学館であり,この場をお借りして感謝申し上げます.
自然科学館が所有する約40万点の植物標本につきましては,国立科学博物館と連携のもと,国際的なデータベースへの登録が着実に実施されております.最近では,国内でも類を見ない標本数である雷鳥の剥製や高山植物標本を遺伝子解析の研究に活用しております.これらの研究成果を中心に,学外施設でのサテライト展示など,皆様に当館の活動を広く知って頂く機会を積極的に設けていきます.また本学学生らの協力を得ながら館内の展示が少しずつ改善されています.一層充実した展示を見ていただけるよう,今後も継続してまいります.
信州にある小さな自然科学館ですが,活動を通して信州の豊かな自然にふれることができ地域に愛される科学館となるよう,努力してまいります.