令和5年3月8日、信州大学工学部は、 JX金属商事株式会社との包括的連携に関する協定の締結と調印式を行いました。
JX金属商事株式会社は、環境対策を経営の最重要課題の一つとして位置づけ多岐にわたる取組を推進している企業であり、包括的連携の協定により、広く相互の資源を有効に活用し、『ソルガムを軸としたカスケード型脱炭素社会の実現』を目指した活動を推進していきます。
連携活動のテーマとして、①ソルガム栽培による耕作放棄地の再生及び地域経済の活性化、②ソルガム茎葉及び農産物未利用物のバイオ燃料化(食用部分は除く)、③ソルガムの栽培によるCO2削減及び固定化などを想定し、研究成果の普及・社会活用を促進するとともに、レジリエントなコミュニティーの形成の実現と、地域の発展、および人材の育成に寄与する連携事業に取り組んでまいります。
連携事業推進にあたっては、従前のような企業ニーズと大学シーズのマッチングによるクローズ型の共同研究ではなく、自治体、教育機関、企業、農業団体、農業従事者の方々とも広く連携し、相互提案による課題設定と、共創によるオープン型の共同検討を推進する予定です。