○2-1(1-1/1-0) 土屋、菊地
関東U-18女子サッカーリーグ第10節は高校女子サッカー選手権大会で神奈川県を制覇した星槎国際高校。良い意味で、振り切った個性を持つチームであり、非常にテクニカル且つ高いポゼッション率でゲームを支配する好敵手。前半戦では終了間際に逆転劇を許し、苦汁を飲まされた記憶が蘇りますが、今回は粘り強く闘い抜き、素晴らしい逆転劇を演じることが出来ました。ここでの勝ち点3は残留戦線において極めて重要な勝ち点3であり、苦しみながらも勝ち切れたことに確かな成長を感じることが出来ました。
試合は相手のポゼッションvsスフィーダのショートカウンターの図式で進み、序盤は相手のポゼッションを上回るプレッシングでチャンスを演出することが出来ました。しかし、奪ってからのショートカウンターで相手ゴール前まで侵入するも、最後の一手の精度を欠き仕留めきれない中で、痛恨のオウンゴールで失点しますが、それでも切れることなく高いインテンシティーを保ち、前半終了間際にショートカウンターで同点とします。
後半も運動量が落ちる中、それでも日頃から積み重ねているフィジカルトレーニングが成果を発揮し、87分に再度ショートカウンターで相手を仕留めきることに成功。トレーニングを積んできた形で逆転弾を挙げることが出来ました。
今回のゲームも非常に拮抗した内容で一歩違えば、結果が変わっていた可能性も十分に考えられるものでした。双方ともに自分達のサッカーを貫き、勝負に徹した“好ゲーム”と言って良いと思います。そうしたゲームを勝ち取ったこの結果は結果以上に大きな意味をもたらしてくれるものとなったと確信しています。選手達の成長と自信が重なり合った価値ある勝利でした。
本日も遠方まで応援に駆けつけて下さいまして誠にありがとうございます。今は多くのことが上手く行っている時間ではありますが、こうした時間だからこそ貪欲に選手達の成長を促して進んでいきたいと思っています。引き続き応援のほど宜しくお願いいたします。
川邊 健一