10月17日、2024年度東北大学理学部・理学研究科防災訓練を実施しました。東日本大震災規模の大地震に備えて、緊急地震警報システムの周知、地震、火災からの避難体制、東北大学安否確認システムと衛星電話を使用した安否確認とその情報の集約、災害対策本部設営体制、逃げ遅れ者の確認体制や非常食配布体制の検証、そして、一人ひとり災害発生時に取るべき行動の確認、避難ルート及び緊急時集合場所・備蓄品受け取り場所の確認等を目的に実施しています。
第一部は、平日昼間仙台市内で震度6強の地震の揺れが発生したという設定のもと、「避難訓練」を実施しました。今回の訓練では放送設備が故障した想定で、災害対策本部からの指示はすべて伝令担当者を介して行いました。全ての学科・専攻の安否が確認された後、都築研究科から安否確認報告あり、避難訓練は終了しました。
第二部は、「初期消火訓練」と「発電訓練」を行いました。
いざという時に慌てず、落ち着いて対応できるよう防災訓練に積極的に参加しましょう。今回の訓練で明らかになった課題を改善するとともに、災害発生時の体制を更に強化してまいります。
「数学と材料科学 2024」を9月27日、28日に青葉サイエンスホールにて開催しました。この研究集会は、新型コロナウイルス感染症の影響により 4 年ほど延期となっていた数学専攻 小谷元子 教授のご還暦のお祝いとして開催し、約100名の学生、研究者らが参加しました。 小谷教授には、「AIMRとの出会いから離散幾何解析の展開へ」をテーマとして、数学の視点から材料科学研究を推進する取り組みの一端をご紹介いただきました。
<関連リンク>
・数学専攻 小谷元子 教授
9月25日、北青葉山厚生会館にて学位記交付式を執り行いました。今回の卒業生及び修了生は42名(交付式参加者31名)。学部生、大学院生の代表者に都築暢夫研究科長から学位記が手渡されました。その後、都築研究科長よりお祝いの言葉が述べられました。会場は和やかな雰囲気に包まれました。
卒業生・修了生の皆さま、誠におめでとうございます。さらなるご活躍を心よりご祈念いたします。
令和6年9月7日(土)、東北大学理学部・理学研究科保護者交流会2024をオンラインにて開催しました。
「保護者交流会」は、東北大学理学部・理学研究科、青葉理学振興会、東北大学理学萩友会の共催事業で、保護者の皆さまとの交流・親睦を深めることを目的に毎年開催しています。今年も123名(83家族)の参加があり、盛会のうちに終了することができました。
都築理学部長・理学研究科長と須藤青葉理学振興会理事長による主催者挨拶の後、進学・就職・経済支援と学生生活全般の2グループに分かれてオンライン交流会が行われました。事前にお寄せいただいたご質問、当日のチャット欄に投稿いただいたご質問に対する回答などをその場で行いました。また、現役の学部学生・大学院学生による理学部・理学研究科のキャンパスライフの紹介や、理学教育研究支援センター キャリア支援室西村特任講師による「キャリア支援の取り組み」などについて動画で配信しました。
短い時間ではございましたが、皆さまと交流を行うことができ、直接お話を聞くことができる大変貴重な機会となりました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
※配信動画は、 理学部・理学研究科YouTube公式チャンネルで公開しております。ぜひともご覧ください。
プログラム
1.開会式・主催者挨拶 13:15-14:00
■ 理学部・理学研究科の紹介
都築 暢夫 理学部長・理学研究科長
■ 青葉理学振興会について
須藤 彰三 青葉理学振興会理事長
2.オンライン交流会 14:00-16:00
■ グループ① 進学・就職・経済支援に関すること
■ グループ② 学生生活全般に関すること
講演動画
■ 理学部・理学研究科のキャンパスライフ
学部学生:
柴田真衣さん(地球科学系・撮影当時 学部2年)
板垣慶伸さん(生物学科、学部2年)
柳田有貴子さん(数学科・撮影当時 学部3年)
大学院学生:
畑中優作さん(化学専攻・撮影当時 博士課程前期2年)
風間 暁さん(地球物理学専攻・博士課程後期2年)
齋藤 晟さん(天文学専攻・撮影当時 博士課程後期3年)
■ キャリア支援の取り組み
西村君平 特任講師(理学教育研究支援センター キャリア支援室)
7月30日(火)、31日(水)に東北大学オープンキャンパスが開催されました。猛暑や突然の雨の中、高校生、保護者・先生方、他、たくさんの方々にご来場いただきました。2日間の来場者数は6,502名でした。
オープンキャンパスは、高校生にとっては大学がどんな場所なのかを知るための貴重な機会です。理学部では、「理学って何だろう?」ということが体験できる様々なイベントや展示が行われました。毎年人気のキャンパスツアーは今年度は事前申込制で行われました。
さらに、日々研究を行う教授などによる模擬授業も行われ、実際に大学で行われている最先端の研究の話に皆、耳を傾けていました。また、理学部の最新の研究について博士課程の大学院生が説明するサイエンス・サロンも新設されました。
オープンキャンパスで普段は踏み入れないようなことを学ぶことができ、「理学」の楽しさが伝わったはずです。参加者の皆さんは大学進学に向けて、より具体的なイメージができたのではないでしょうか。また、東北大学理学部でお待ちしております!
オープンキャンパス特設サイト(https://www.sci.tohoku.ac.jp/oc/)のご紹介
特設サイトでしか見れない360度カメラで撮影した理学部バーチャルマップや、理学部入試・進路状況説明動画、各学科・系の充実したコンテンツを体感いただけます。
2017年7月1日に東北大学大学院理学研究科と仙台市天文台は連携協力協定を締結し、2024年度のコラボレーション企画として公開サイエンス講座を行います。
2024年度第1回目は「星のならびにみちびかれ」と題し、7月13日に仙台市天文台加藤・小坂ホールにて開催しました。本イベントは、プラネタリウム番組の上映と講演会の2部構成で、文化的な面から最新の天文学まで、人々が星のならびを利用して冒険をし、宇宙について理解を深めてきたことを学ぶ講座です。講師は本研究科の秋山 正幸 教授(天文学専攻)、嘉数 悠子 氏(TMT国際天文台)、ファネリアス 多美子 氏(ホクレア日本人クルー)です。
第1部では、「1つの星空(ワン・スカイ)」がつなぐ世界中の様々な文化をテーマに、伝統的な星にまつわる物語を題材にした短編プラネタリウム番組集「ワン・スカイ・プロジェクト」が投映されました。第2部は、ハワイと中継を繋ぎ、プラネタリウム番組「ワン・スカイ・プロジェクト」の製作にかかわった嘉数 悠子 氏 (TMT国際天文台)、ファネリアス 多美子 氏(ホクレア日本人クルー)によるお話を伺い、その後、対面で星の位置を測る最新の天文学を秋山 正幸 教授(天文学専攻)が紹介する講演会を行いました。
参加者の方々からは「ホクレア号に興味があり、参加させていただきました。お話が聞けて良かったです。ワンスカイのプラネタリウムまた観てみたいです!」「少し難しい部分もありましたが、興味深いお話が聞けて楽しかったです。ハワイとの中継にワクワクしました。」「時間の単位が大きすぎてびっくり。自分の生きているうちにアンドロメダ(おとなり)の星々の動きが観られたらいいなと思いました。科学の中で一番ロマンチック!」などの感想をいただきました。当日はプラネタリウムは94名の方に、講演は26名の方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
6月23日(日)、ぶらりがく 宇宙にあるのか「ハイパー原子核」をオンラインにて開催しました。
今回は本研究科の物理学専攻 素粒子・核物理学講座 原子核物理グループ 田村裕和 教授に、陽子・中性子でできている原子核に第3の粒子「ハイペロン」を入れた新しいタイプの原子核「ハイパー核」、そしてその「ハイパー核」が壊れずに存在していると考えられている「中性子星」についてご講演いただきました。
講演後、参加者から次々と質問が寄せられ関心の高さがうかがわれました。29名の皆さまにご参加いただき深く感謝申し上げます。
今後も本研究科の最先端の研究を分かりやすく紹介する機会を設け、皆さまへの情報発信に努めて参ります。
次回は、8月11日に、高校生を対象とした「ぶらりがく for ハイスクール」を開催します。
<関連リンク>
・ぶらりがく
・【青葉山の面々】物理学専攻 田村裕和 教授
・物理学専攻 素粒子・核物理学講座 原子核物理グループ
最先端のサイエンスを分かりやすく紹介する東北大学大学院理学研究科の公開サイエンス講座。6月2日(日)東北大学片平さくらホールにて、国際研究会 Extremely Large Telescopes Science in Light of James Webb Space Telescope とのコラボレーション企画「ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡と地上超大型望遠鏡で観る宇宙の始まり」を開催し、本研究科からは、天文学専攻 秋山正幸教授、久保真理子助教が参加しました。
3名の講師による講演、パネルディスカッション、サイエンスカフェ、パネル展示など盛りだくさんの内容で、参加者の方々からは「⽇常から離れてしばらくの間、ロマン溢れるわくわくの時間とても良かったです。」「内容的に難しいところもありましたが、それを理解できるようにもっと勉強しようと思いました!本ではわからない部分もあって貴重な時間でした。」「3⼈の研究者の⽅が凄い映像とともに、最先端のお話や研究の様⼦をわかりやすくお話ししてくださって興味深く聞くことができました。最後のサイエンスカフェではさらに詳しく質問にも答えて下さり、本当に楽しかったです!」などの感想をいただきました。
当日はあいにくの空模様でしたが81名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
令和6年5月25日(土)、東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科保護者交流会2024(対面開催)を開催しました。「保護者交流会」は、保護者の皆さまとの交流・親睦を図ることを目的に、東北大学理学部・理学研究科、生命科学研究科、青葉理学振興会、東北大学理学萩友会の共催事業として開催しています。
保護者交流会は二部構成で行われ、第一部では、大講義室にて都築理学部長・理学研究科長、彦坂生命科学研究科長、須藤青葉理学振興会理事長による開会式を行いました。第二部では、数学、物理系、化学、地学、生物・生命の5グループに分かれて研究室を周るキャンパスツアー・懇談会を行いました。キャンパスツアー・懇談会では教員・学生がスタッフとして携わり、キャリアパスの紹介や普段見ることのできない研究室、研究についての説明、保護者の皆さまからのご質問にその場でお答えさせていただきました。
また、東北大学附属図書館北青葉山分館 3階イベントスペースにて開催中の「女子大学生誕生111年周年記念展示」にも多くの皆さまに足を運んでいただき、黒田チカ、丹下ウメ、牧田らくの足跡をご覧いただきました。
理学部・理学研究科、生命科学研究科の取り組み、最先端研究の紹介、また、保護者の皆さまとの交流と、大変貴重な時間となりました。
全体としては170名の方にご参加いただき、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
プログラム
開会式 14:00-14:50
≪主催者挨拶≫
■ 理学部・理学研究科の紹介
都築 暢夫 理学部長・理学研究科長
■ 生命科学研究科の紹介
彦坂 幸毅 生命科学研究科長
■ 青葉理学振興会について
須藤 彰三 青葉理学振興会理事長
キャンパスツアー・懇談会 15:00-16:30
■ 数学グループ (参加者:29名、引率教員・学生:5名)
■ 物理系グループ (参加者:59名、引率教員・学生:14名)
■ 化学グループ (参加者:38名、引率教員・学生:15名)
■ 地学グループ (参加者:17名、引率教員・学生:4名)
■ 生物・生命グループ(参加者:27名、引率教員・学生:4名)
当日の主な見学施設:
数学資料室、数学棟講義室・院生室、数理科学記念館、極低温科学センター、合同C棟天体ドーム、大気海洋変動観測研究センター実験室、有機分析化学研究室、合成・構造有機研究室、生物化学研究室、量子化学研究室、巨大分子解析研究センター、自然史標本館、地学棟実験室、進化ゲノミクス、動物発生研究室 など
4月20日(土)、東京駅直結サピアタワー(10階 東北大学東京オフィス、5階 503D)にて東北大学大学院理学研究科合同入試説明会を開催しました。
各専攻毎に理学研究科の概要紹介、専攻概要紹介、入試方法説明などを行いました。説明会後は質疑応答やグループトークなどが行われ、教員や学生に直接話を聞ける貴重な機会となったようです。
今年度は4年ぶりの対面開催となり参加者数は64名でした。たくさんのご参加ありがとうございました。
〒980-8578
仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
理学研究科物理系研究棟 725号室
月曜日~金曜日 AM9:00~PM15:30
TEL:022-795-6708
mail:sci-koho[at]mail.sci.tohoku.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください