内閣府、メールを乗っ取られる　不正送信2万件

内閣府は3日、「内閣府NPOホームページ」で利用しているメールアカウントが乗っ取られ、不特定多数のアドレスに約2万件の不正なメールが送信されたと発表した。大量発信されたのは7月30日午前0時すぎで、どういった内容のメールが送信されたのかなどは判明しておらず詳細を調査している。

乗っ取られたのは、NPO法人の設立状況などを公開している内閣府NPOホームページの「サポートデスク」のメール。内閣府はサポートデスクの利用者のメール情報などが流出していないか確認している。

サポートデスクはシステム上、内閣府のホームページから切り離されており、内閣府の内部情報の流出はないという。

管理先の民間業者が短くて推測しやすいパスワードを使用していたことが原因とみられる。乗っ取られたアカウントを使用停止するとともに、乗っ取り防止策を検討している。