(IDWR 2001年第40号掲載) 天然痘は紀元前より、伝染力が非常に強く死に至る疫病 として人々から恐れられていた。また、治癒した場合でも顔面に醜い瘢痕が残るため、江戸時代には「美目定めの病」と言われ、忌み嫌われていたとの記録があ る。天然痘ワクチンの接種、すなわち種痘の普及によりその発生数は減少し、WHO は1980年5月天然痘の世界根絶宣言を行った。以降これまでに世界中で天然痘患者の発生はない。
続きを読む巻 | 号 | 年月 | 外国情報 |
25 | 3 | 2004年3月 | 米国軍人での種痘ウイルス二次&三次感染、2002〜2004年 |
22 | 8 | 2001年8月 | 天然痘根絶:天然痘ウイルスの保有 |
21 | 3 | 2000年3月 | 天然痘研究諮問委員会報告、1999年12月:WHO |