日本赤十字社 長岡赤十字病院
外来を受診される方
入院・お見舞いの方
医療関係者の方
採用情報関係
病院紹介
地域医療連携
がん診療連携拠点病院
診療科・部門案内
アクセス
お問い合わせ
English
簡体中文

救命救急センター

365日、24時間体制で救急医療の提供に努めています。

救急センター_img03 長岡赤十字病院は昭和58年に救命救急センターを開設以来、主に新潟県中越地域を対象として救急医療に取り組み、地域の救急医療の゙最後の砦゙として住民の皆様の命を守ると同時に、多様な医療ニーズにこたえるべく、日々質の高い医療を提供できるよう努力を重ねてきました。

平成27年9月25日、新潟県としては2ケ所目のドクターヘリ基地病院として、県知事より要請を受けました。平成29年3月29日より運航を開始し、県全域の救命医療にも積極的に取り組んでおります。

また、平成8年に新潟県初の基幹災害医療センターに指定され(平成24年より基幹災害拠点病院に改称)、災害時には赤十字の人道的使命のもと救護活動を展開しています。さらに平時から県内の災害対応能力の向上を目指し研修等を開催するなどその役割を発揮しています。

救命救急センタ-とは

救急センター_img02 救命救急センターとは、原則として、重症でありいくつもの診療科領域にわたるすべての重篤な救急患者を24時間体制で受け入れる施設です。救急医療体制は緊急度・重症度に応じて1次(初期)救急から3次救急に区分されます。

1次救急は診療の結果入院の必要性がなく、独歩にて帰宅可能ないわゆる軽症な患者さんへの救急診療のことです。
2次救急とは、入院加療を要する中等症に区分される患者さんへの救急診療を意味します。
3次救急とは、2次救急では対応出来ない、複数科の高度な加療が必要となる患者さん、重篤な状態にある患者さんへの対応を意味します。

当院は3次救急に対応可能な体制をとりながらも、地域の2次救急病院輪番体制に入り、患者さんを受け入れる体制を整えています。

基幹災害拠点病院とは

救急センター_img01 災害拠点病院は、大規模災害において発災初期より被災地内での迅速な医療活動の拠点になるもので、新潟県では14病院が指定されています。(平成27年7月現在) 当院は、その中心的な役割を担う「基幹災害拠点病院」として認可されています。

基幹災害拠点病院の役割は、災害拠点病院等の災害時医療従事者に対する災害医療の教育・研修・ 訓練を行うこと、及び県内の消防機関・災害拠点病院と連携して、災害時には災害拠点病院間の患者転送と緊急医療班派遣を調整するなど、広域的な災害時医療体制を図ることなどがあります。 新潟県やその近隣県で大規模災害が起きた場合、大量傷病者発生時の受け入れ、災害医療救護への医療スタッフの派遣など、当院は積極的に災害救護活動を行います。

大規模災害時に備え、救護班の訓練の実施、万一に備え食糧、救護資材の備蓄も行なっております。

救命救急センター機能・ベッド数

  • 救急外来(ER)10床
  • 救急病棟 20床
  • ICU(集中治療室)/ CCU(冠状動脈疾患集中治療室)8床
  • 高気圧酸素治療室
  • 重症熱傷病床

認可

  • 救命救急センター
  • 新潟県基幹災害拠点病院
  • 移植医療の臓器提供病院
  • 臨床研修病院(基幹型・協力型)
  • 地域医療支援病院認定
  • 病院機能評価3rdG  Ver.2.0 他

認定施設

  • 日本救急医学会 専門医指定施設
  • 日本DMAT指定施設

救急医療

対象疾患

当救命救急センターは、救命救急専門医以外に各診療科の専門医による診療応需体制が整備されており、以下の救命救急センターの対象となる病態を含め、すべての救急患者さんへの迅速な対応に取り組んでいます。

心肺停止 ショック 多発外傷 重症熱傷
急性中毒 脳血管障害 意識障害 虚血性心疾患
不整脈 呼吸不全 急性腹症 代謝性疾患
急性一酸化炭素中毒 他、すべての救急患者さんに対応しています。

実績(期間:4月1日~3月31日)

  2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
救急外来患者数(人) 18,657 18,635 17,903 14,202 15,191
・救急車受け入れ台数(台) 4,715 5,041 4,925 4,646 4,650
・直接来院患者数(人) 13,543 13,078 12,366 8,979 9,836
・ドクターヘリ受け入れ数(機) 164  197 256 203 221
救急入院患者数(人) 4,200 4,544 4,524 4,175 4,379
救急車受け入れ応需率(%) 94.7  96.1 95.3 93.1 90.3

災害医療

救護班/DMAT派遣実績

2004年7月 新潟豪雨災害 → 救護班派遣
2004年10月 新潟県中越地震 → 傷病者受け入れ、救護班派遣
2005年6月 新潟水害 → 救護班派遣
2006年1月 新潟県豪雪災害 → 救護班派遣
2007年3月 能登半島地震 → 救護班派遣
2007年7月 新潟県中越沖地震 → 傷病者受け入れ、救護班派遣、DMAT派遣
2008年7月 岩手県沿岸北部地震 → DMAT派遣
2011年3月 東日本大震災 → DMAT派遣、救護班派遣
2011年7月 新潟・福島豪雨 → 救護班派遣
2014年9月 長野県御嶽山噴火 → DMAT派遣
2015年9月 茨城県常総市鬼怒川決壊 → 救護班派遣
2016年4月 熊本地震 → 救護班派遣
2016年12月 新潟県糸魚川市大規模火災 → 救護班派遣
2018年8月 西日本豪雨災害(倉敷市)→ 災害医学会コーディネートサポートチーム
2018年9月 北海道胆振東部地震 → DMAT派遣、救護班派遣
2019年6月 山形県沖地震 → DMAT派遣、救護班派遣
2019年10月 令和元年台風19号 → DMAT派遣、救護班派遣
2020年4月~ COVID-19 → 新潟県医療調整本部患者受入調整センターへのDMAT派遣
2022年8月 豪雨災害(関川村)→救護班派遣
2024年1月 令和6年能登半島地震
→ DMAT派遣、日赤災害医療コーディネートチーム派遣、救護班派遣

医師紹介

氏名 職位 専門領域 認定資格等
宮島 衛
(平成11年卒)

救命救急センター
センター長

救急医療一般
集中治療
災害医療
日本救急医学会救急科専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医
ICLSディレクター
JMECCディレクター
JATECインストラクター
DMATインストラクター
MCLSインストラクター
MCLS-CBRNEインストラクター
MCLS大量殺傷型テロ対応病院内コース
インストラクター
ドクターヘリ運航責任者
平原 浩幸
(平成元年卒)

救命救急センター
副センター長

心臓血管外科部長

救急医療一般
心臓血管外科
心臓血管外科専門医
日本外科学会 外科専門医
佐藤 孝道
(平成14年卒)

救命救急センター
副センター長

形成外科部長

形成外科一般
各種専門外来
日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会形成外科領域指導医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
日本形成外科学会再建マイクロサージャリー分野指導医
日本熱傷学会専門医
JATECプロバイダー
JPTECインストラクター
MCLSプロバイダー
日本DMAT隊員
ドクターヘリフライトドクター
小林 和紀
(平成20年卒)

救命救急センター
副センター長

医療社会事業部長

救急医療一般
集中治療
災害医療
日本救急医学会救急科専門医
日本内科学会総合内科専門医
社会医学系指導医
日本DMAT隊員
ICLSディレクター
JMECCインストラクター
JATECインストラクター
JPTECインストラクター
MCLSインストラクター
MCLS-CBRNEインストラクター
谷本 弘幸
(令和2年卒)
    ICLSインストラクター
日本DMAT隊員
ドクターヘリフライトドクター
大竹 笙子
(令和3年卒)
    ICLSインストラクター
新潟県DMAT隊員
日赤こころのケア指導員
ドクターヘリフライトドクター
篠﨑 紘希
(令和4年卒)
    新潟県DMAT隊員
ドクターヘリフライトドクター
目黒 佑樹
(令和4年卒)
    ドクターヘリフライトドクター

救命救急センターを受診される患者さんへ

救命救急センター受診について

当救命救急センターは、1次から3次救急疾患に区別されるすべての緊急度・重症度の救急患者さんに対応しておりますが、地域における3次救急医療機関として、主として救急隊による搬送者や他の医療機関から紹介された、生命に危険をおよぼすような救急患者さんを診療する役割を担っております。受診方法を問わず、診察の順番は病態の緊急度と重症度(患者さんの感じる症状の強さとは異なる場合があります)により前後する場合もございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

また比較的軽症と思われる患者さんにつきましては、まず、かかりつけ医か夜間急患センター、または長岡市内の救急当番病院にご相談下さい。(診療時間外・休日の急患診療体制につきましては長岡市のホームページなどでお知らせしています。)

長岡市HP
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/fukushi/cate01/isya.html

救急医療ガイドブック
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/fukushi/cate01/file/guidebook-h3010.pdf

日本小児科学会 ONLINE こどもの救急
http://kodomo-qq.jp/
救急外来を受診するかどうか判断の目安にご活用ください

救急患者さんを対象としたトリアージ(緊急度判定)の実施について

当院では受診された皆様の生命を守るために看護師によるトリアージ(緊急度判定)を行っています。

トリアージとは?

診察前の問診を通して患者さんの緊急度・重症度を判断し、生命に関わる病状を持つ患者さんを優先的に診察していくシステムです。

トリアージはどのように行われるの?

  1. まず患者さんの受付後、看護師が症状を伺い、体温・血圧・脈拍などの測定を行います。
  2. その結果一定の基準に従って状態が今すぐに医師の診察が必要かどうか(緊急度)を判断します。
  3. この緊急度に従って診察の順番が決まります。この取り組みにより、緊急度が高い(生命に危機的な状況が生じている可能性がある)患者さんの診療が優先されるため、診療順が前後する場合もございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

患者さんへお願い

当院は救命救急センターの認可を受けており、3次救急医療に重点を置いています。そのため、救急車による搬送や他の医療機関からの紹介された患者さん等の治療を優先とする場合もございますのでご了承ください。

救命救急センターの受診方法

1.受付

救命救急センター受付(18番窓口)にお越し下さい。診察券(お持ちの方)、健康保険証、各種医療受給者証、紹介状(お持ちの方)を提示してください。

2.診察

問診票を記載いただきます。原則受付順に診察しますが、救急車での搬送や患者さんの症状により順番が変わることをご了承下さい。

3.会計

診療費は、窓口でお支払い下さい。診療内容、病気・お怪我の内容によって後日会計をお願いする場合があります。

4.処方

救命救急センターでの処方は、診療日に専門科に受診されるまでの最小期間とさせていただきます。ご理解とご協力をお願いいたします。

ページトップへ

Copyright © 2024. Nagaoka Red Cross Hospital. All Rights Reserved.