物流のさらなる円滑化等を図るため、物流の観点から重要な道路を「重要物流道路」として国土交通大臣が指定し、機能強化を推進します。
重要物流道路等の指定(2024.4.1)
平成30年3月に「重要物流道路制度」が創設され、重要物流道路に係る特別の構造基準が規定されたことにより、国際海上コンテナを運搬するセミトレーラ連結車が特別の許可なく道路を通行することができる環境が整いつつあります。
このため、道路管理者が道路構造等の観点から支障がないと認めて指定した区間に限定して、道路を通行する車両の制限値を引き上げることにより、一定の要件を満たす国際海上コンテナ車(40ft背高)の特殊車両通行許可を不要とします。
国際海上コンテナ車(40ft背高)特殊車両通行許可不要区間(2024年7月現在)
幹線道路沿いの渋滞対策について、商業施設等の沿道立地による渋滞が、全国の主要渋滞箇所の約1割を占めており、道路周辺の土地利用に起因する渋滞の抑制や安全性を確保するためには、立地前の計画段階から立地後の追加対策に至るまで、交通アセスメントの考え方を踏まえた取組を強化する必要があります。
特に、重要物流道路においては、より一層の円滑な交通の確保が求められることから、重要物流道路における交通アセスメントの確実な実施及び渋滞対策協議の合理化・効率化を図るべく、道路管理者としての対応方針を示すガイドラインを策定しました。
環状道路は、スムーズな交通を実現し、機能が低下した都市構造の再編を促していきます。
環状道路には、都心部への流入抑制、交通分散、周辺地位間の移動、迂回路など多様な機能があります。
人口や産業が集積する東京都市圏では、3環状の整備を進めています。
世界の大都市では、都市問題の解決、都市機能の向上、国際競争力の強化のため、環状道路を重点的に整備。