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【HPマイクロ波】マイクロ波スペアナ取外しYIG発振器 2.0GHz-8.6GHz +16dBm～+19dBm(実測) +10V単電源 動作簡易確認済 現状渡しジャンク品
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ご覧頂きましてありがとうございます。
当方所蔵整理品です。
マイクロ波スペアナ(100Hz-8.5GHz)から取り外した、
YIG発振器(YTO/YIG TUNED OSCILLATOR)
2.0GHz-8.6GHz(実測) +16dBm～+19dBm(実測) +10V単電源
になります。
YIG発振器の大きさは、直径約40ｍｍ、高さ約25ｍｍ(放熱カバー45ｍｍ)です。
取り外した機器のスペアナ回路での発振仕様は、
BAND-0 / 2.5214GHz～4.5214GHz
BAND-1(-) / 2.2214GHz～8.0214GHz
BAND-1(+) / 5.9786GHz～7.9786GHz
となっています。
従いましてYIG発振器の機器仕様発振範囲は、2.22GHz～8.02GHzになります。
これらの仕様は、機器のSERVICE MANUALより確認しました。
筐体にメーカー名、型番のラベルはありません。おそらく内製専用部品と思われます。
取り外した際は、放熱カバーにすっぽり入っていました。
放熱カバーは外してあります。(画像参照)
底面に固定ネジ3本があります。(画像参照)
放熱カバーも固定ネジ3本もお付けします。
電源は+10V単電源になります。使い勝手が良いと思います。
発振出力コネクタは、SMAメスです。(画像参照)
YIG発振器上面にピン名称ラベルが貼ってありますのでピン配は明確ですが、
結線線材先端の10ピンコネクタの配列では、
①茶線 GND
②赤線 HEATERコイル
③橙線 HEATERコイル
④シールド線GND
⑤白線 TUNEコイル(-)
⑥橙線 TUNEコイル(+)
⑦シールド線GND
⑧白線 FMコイル(-)
⑨橙線 FMコイル(+)
⑩黒線 +10V
となります。
状態を確認する為に、下記のアマチュア的動作チェックをしました。
※TUNEコイル電流をパラメータとした、発振周波数と発振出力レベルの、
大まかな確認になります。
①テスター(HP E2377A)で各コイルの直流抵抗値を測定。
TUNEコイル：15.0Ω
FMコイル：1.3Ω
HEATERコイル：513Ω
※テスターリード抵抗値0.1Ωを含む
②HEATERコイルに関して
HEATERコイル直流抵抗値が、温度で変化していることに気づきました。
室温状態時は、約513Ωですが、
下記動作チェック後の温まっている状態に測りますと、約2.5kΩありました。
温度上昇で約5倍に抵抗値が大きくなります。
定電圧で直流を流すと、温度上昇とともに、電流が減ってくる制御になると
思われます。
③安定化DC電源(Agilent E3640A)より+10Vを印加。
消費電流値は、約126mA ※TUNEコイル電流で若干変動します。
④発振出力端子に、アイソレーションとスペアナ保護を兼ねて10dBATTを挿入。
※ヒロセ電機 AT-110(DC-18GHz)
⑤定電流電源(Keysight E3642A/CCモード)で、TUNEコイルを駆動。
電流方向はTUNE(+)からTUNE(-)へ。
※FMコイル、HEATERコイルは無接続オープン
※定電流電源は一般的に、大きな誘導性負荷では発振する可能性があります。
今回のYIG発振器のTUNEコイルインダクタンス値はわかりませんが、
念の為に、定電流電源+/-間に、電解コンデンサ3300μFをつなげて
共振周波数を下げて、発振防止しています。
⑥10dBATTとスペアナ(Advantest R3273)を短いセミフレキシブルケーブルで接続。
発振周波数と発振出力レベルを測定。
※スペアナ設定は、Ref：+10dBm Span：500MHz
MARKER SIG TRK機能を使い、常に画面中央にて自動Peak Serch
TUNE電流 発振周波数 発振出力レベル
89mA 1.82GHz +7.5dBm
90mA 1.84GHz +10.6dBm
95mA 1.94GHz +15.0dBm
100mA 2.04GHz +17.6dBm
120mA 2.44GHz +19.5dBm
140mA 2.84GHz +18.8dBm
150mA 3.04GHz +18.4dBm
160mA 3.24GHz +17.7dBm
180mA 3.64GHz +16.1dBm
200mA 4.04GHz +15.7dBm
220mA 4.44GHz +15.6dBm
240mA 4.84GHz +16.3dBm
250mA 5.04GHz +16.8dBm
260mA 5.24GHz +16.9dBm
280mA 5.64GHz +16.8dBm
300mA 6.04GHz +17.0dBm
320mA 6.44GHz +16.8dBm
340mA 6.84GHz +16.9dBm
350mA 7.04GHz +17.1dBm
360mA 7.24GHz +17.4dBm
380mA 7.64GHz +17.7dBm
400mA 8.04GHz +18.8dBm
410mA 8.23GHz +18.9dBm
420mA 8.43GHz +18.8dBm
430mA 8.63GHz +18.1dBm
440mA 8.83GHz +15.9dBm
445mA 8.93GHz +10.1dBm
447mA 発振停止
駆動電流対発振周波数カーブは、ほぼ 1GHz/50mA になっています。
発振の下限は、2GHzですが、発振の上限は、8.6GHzまでいけそうです。
ただ、HEATERは作動させていませんので、HEATERを使うと
状況は変わるかもしれません。
⑦2次高調波の確認
TUNE電流420mA時(8.4350GHz)の2次高調波を確認しました。
TUNE電流420mA 基本波 8.4355GHz +18.95dBm
2次高調波 16.8690GHz -4.83dBm ⇒ -23.8dBc
5GHz～8.6GHzをスイープ発振させれば、
2次高調波10GHz～17.2GHzのスイープ信号が得られます。
2次高調波を取り出すには、18GHzYTFを同期スイープさせるか、
WR-62(P-Band/12.4GHz～18GHz/カットオフ周波数9.488GHz)導波管を、
HPFとして用いることが考えられます。
マイクロ波デバイスはとてもデリケートです。
取り扱いには充分ご配慮下さい。(衝撃、振動、静電気等)
※測定機材は校正していませんので、精度を保証するものではありません。
あくまでもアマチュアレベル参考値です。
※測定機材は出品対象ではありません。
取り外し品で経年変化に伴う、傷、汚れ、クスミがあります。
詳細は確認していませんので、現状優先とします。
状態は画像にてご確認下さい。
あくまでも中古現状渡しジャンク品となります。
ノークレーム＆ノーリターンでお願いします。
※画像中のスケール、測定機材は出品対象ではありません。
小型のYIG発振器で、+10V単電源ですので、使いやすいと思います。
マイクロ波マルチオクターブYIG発振器入門用としても最適です。
2GHz～8.6GHzまでのマイクロ波信号源として、
マイクロ波帯での工作、測定、実験、試作、製作等にご利用をいかがでしょうか。
発送は、ヤマト宅急便(60サイズ)着払いで行ないますので、
落札金額のみをご入金下さい。
着払い送料は、落札者様ご負担でお願いします。
送料は落札者様にてお調べ願います。発送地は東京都です。
なお、
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以上を、ご納得＆ご同意頂ける方のみ、入札をご検討下さい。
領収書は発行出来ませんので、ご了解下さい。
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