Frequency Range,Min:4.0-12.4GHz Power Output,Min:+14dBm Power Output Variation,Max:±3.0dB Operating Case Temperature Range:0℃ to +65℃ 2nd Harmonic,Min:-12dBc 3rd Harmonic,Min:-15dBc Main Coil Input Impedance at 1kHz:10Ω 95mH FM Coil Input Impedance at 1kHz:1.0Ω 10μH DC Circuit Power,Max:+15V±5% 100mA -5V±5% 50mA YIG Heater Power:24VDC±4V 250mA/25mA
ご覧頂きましてありがとうございます。
当方所蔵整理品です。
米国MICRO LAMBDA社の MLOS-1297A
MULTI-OCTAVE BANDS YIG発振器(YTO/YIG TUNED OSCILLATOR)
3.3GHz-14GHz(実測) +17dBm(実測) +15V/-5V
になります。
マイクロ波機器からの取り外し品です。
★米国MICRO LAMBDA社について★
マイクロラムダ社(Micro Lambda Wireless Inc)は、YIG製品を外販する
メーカーとしては世界最大です。1990年に設立され、
アメリカ合衆国、カリフォルニア州、フリーモントにオフィスがあります。
YIGテクノロジーは、AVANTEK技術を継承し、低位相ノイズとマルチオクターブ
ソリューションで発振器は44GHzまで、フィルタは50GHzまでをカバーし、
その他 PLO、シンセサイザ、ハーモニックジェネレータ及びYIGドライバがあります。
またカスタム設計製品も幅広く供給しています。
※WEBからの引用です。
ググって、MICRO LAMBDA社のWEBから、
MLOS SERIES(MULTI-OCTAVE BANDS)YIG TUNED OSCILLATORS 1.75" CYLINDER
のData Sheet PDFを入手出来ます。(画像参照)
また、APPLICATION NOTE YIG DRIVERS PDF も入手出来ますので、
TUNEコイル駆動回路を自作される方は、V-I変換ドライバー回路が載っていますので、
ご参考になると思います。
出品物の型名MLOS-1297Aは載っていませんので、カスタム仕様モデルと推測します。
実測結果の周波数レンジから、類似品はMLOS-0412(4GHz-12.4GHz)と思われます。
周波数レンジ類似品のMLOS-0412の主なカタログスペックは、
Frequency Range,Min:4.0-12.4GHz
Power Output,Min:+14dBm
Power Output Variation,Max:±3.0dB
Operating Case Temperature Range:0℃ to +65℃
2nd Harmonic,Min:-12dBc
3rd Harmonic,Min:-15dBc
Main Coil Input Impedance at 1kHz:10Ω 95mH
FM Coil Input Impedance at 1kHz:1.0Ω 10μH
DC Circuit Power,Max:+15V±5% 100mA
-5V±5% 50mA
YIG Heater Power:24VDC±4V 250mA/25mA
となっています。
これからわかる事は、
①電源は、+15V±0.75V/最大100mA、-5V±0.25V/最大50mA
②TUNEコイルのインダクタンスは、95mHと大きい
⇒定電流電源の発振に注意
③HEATERコイルは、温度上昇とともに抵抗値が上がり電流が減るタイプ。
⇒Warm Up電流は最大250mA、定常電流は最大25mA
です。
制御端子ピンには印字がありますので、ピン配は明確です。
+15V、-5V、+FM、-FM、+TUNE、-TUNE、HTR、HTR
GNDは筐体です。
大きさは、1.75インチシリンダー(直径約44mm)で、高さは約45mmです。
また、出品物は、
外形寸法図:11-006 With Mu Metal Shield And Clamp(Option A)
である事もデータシートからわかります。
詳細は、類似品のData Sheet PDFを入手されて、ご確認下さい。
★ご使用上の注意点★
①Main Coilの抵抗値が小さく、インダクタンス値が大きいと思われます。
定電流電源の発振にご留意下さい。定電流電源は誘導性負荷に弱いです。
当方では、定電流電源出力(+)(-)間に、3300μFの電解コンデンサを付けて、
共振周波数を下げて、発振を防止しています。
②TUNEコイルに最大760mA流しますので、発熱します。
アルミ板ヒートシンクが付いていますが、ご使用の際に温度上昇にご留意下さい。
動作温度スペックは+65℃までです。
当方では下記の動作チェックの際には、ブロワーで空冷しながら測定しました。
(画像参照)
③電源電圧スペックは、
+15V±5% ⇒ +14.25V~15.75V
-5V±5% ⇒ -4.75V~-5.25V
となっています。ご留意下さい。
④マイクロ波デバイスは、とてもデリケートです。
取り扱いには、充分ご配慮下さい。(衝撃、振動、静電気等)
状態を確認する為に、下記のアマチュア的動作チェックをしました。
※TUNEコイル電流をパラメータとした、発振周波数と発振出力レベルの、
大まかな確認になります。
※FMコイルは、未接続オープンです。
①テスター(HP E2377A)で各コイル直流抵抗値を測定。(室温冷却状態)
TUNEコイル:5.3Ω
FMコイル:0.6Ω
HEATERコイル:151.9Ω
※テスターリード抵抗値0.1Ωを含む
②4台の安定化DC電源(Keysight E3642A/Agilent E3640A 2台/SE 342)
より、それぞれ、TUNEコイル、+15V、+20V/HEATERコイル、-5Vを印加。
Keysight E3642A CC定電流モード ⇒ TUNEコイル
Agilent E3640A CV定電圧モード ⇒ +15V
Agilent E3640A CV定電圧モード ⇒ +20V/HEATERコイル
SE(昭和エレクトロニクス) 342(4出力) ⇒ -5V
実測電流値は、
+20V/HEATERコイル:約27mA(安定化後です)
+15V:約105mA~108mA -5V:約17mA~18mA
でした。
③発振出力SMA端子に、アイソレーションとスペアナ保護を兼ねて10dBATTを挿入。
※Agilent 8493C 10dB(3.5mm/DC-26.5GHz)
※12GHzの2次高調波24GHzを測定するので、あえて3.5mmATTを使用。
④10dBATTとスペアナ(ADVANTEST R3273)を短いセミフレキシブルケーブルで接続。
発振周波数と発振出力レベルを測定。
※スペアナ設定は、Refレベル:+10dBm Span:500MHz
MARKER SIG TRK機能を使い、常に画面中央にて自動Peak Serch
⑤TUNEコイルに電流を流し、発振周波数と発振出力レベルを測定。
TUNE電流 発振周波数 発振出力レベル
167mA 3.26GHz +18.5dBm
170mA 3.32GHz +17.9dBm
180mA 3.50GHz +18.1dBm
200mA 3.88GHz +17.6dBm
220mA 4.25GHz +18.2dBm
240mA 4.63GHz +17.9dBm
250mA 4.82GHz +18.0dBm
260mA 5.01GHz +18.0dBm
280mA 5.40GHz +18.0dBm
300mA 5.78GHz +18.2dBm
320mA 6.16GHz +18.3dBm
340mA 6.54GHz +18.2dBm
350mA 6.73GHz +18.2dBm
360mA 6.92GHz +17.9dBm
380mA 7.30GHz +18.2dBm
400mA 7.68GHz +18.3dBm
420mA 8.06GHz +18.4dBm
440mA 8.44GHz +18.1dBm
450mA 8.63GHz +17.9dBm
460mA 8.82GHz +17.9dBm
480mA 9.20GHz +17.9dBm
500mA 9.58GHz +17.7dBm
520mA 9.96GHz +17.7dBm
540mA 10.35GHz +17.7dBm
550mA 10.54GHz +17.1dBm
560mA 10.73GHz +17.6dBm
580mA 11.11GHz +17.8dBm
600mA 11.49GHz +17.9dBm
620mA 11.87GHz +17.3dBm
640mA 12.25GHz +17.6dBm
650mA 12.44GHz +17.1dBm
660mA 12.83GHz +17.4dBm
680mA 13.00GHz +17.1dBm
700mA 13.38GHz +17.0dBm
710mA 13.57GHz +16.6dBm
720mA 13.75GHz +16.6dBm
730mA 13.94GHz +15.7dBm
740mA 14.13GHz +15.6dBm
750mA 14.31GHz +13.8dBm
760mA 14.49GHz +9.7dBm
763mA 発振停止
3.3GHzから14GHzまで、+17dBm(50mW)前後の出力でした。
※YTO出力に10dBATTを挿入しているので、スペアナ表示に+10dBmします。
※R3273のプリセレ同調ズレによるレベル低下を改善する為、
適宜Presel Auto Tuneを実行して、測定しています。
⑥類似品の2次高調波レベルのスペックが、Min-12dBcと高めなので、
12GHz、13GHz発振時の2次高調波24GHz、26GHzのレベルを測定してみました。
(画像参照)
基本波 12.0125GHz +17.2dBm
2次高調波 24.0255GHz -11.1dBm ⇒ -28.3dBc
基本波 13.0095GHz +16.0dBm
2次高調波 26.0200GHz -10.0dBm ⇒ -26.0dBc
※24GHz、26GHzが、-10dBm程度出ています。
26.5GHzYTFや、WR-42/34/28導波管をHPFとして利用すれば、
24GHz、26GHzのみを取り出せます。※厳密には3次、4次も含まれますが。
※10GHz~13GHzをスイープ発振させれば、2次高調波20GHz~26GHz
のスイープ出力も実現出来そうです。
(YTFとの連動は制御回路の設計ハードルが高そうですので、
導波管HPFで取り出すのが良さそうですが・・・)
※測定機材は校正していませんので、精度を保証するものではありません。
あくまでもアマチュアレベル参考値です。
※測定機材は出品対象ではありません。
暫定放熱板として、取り付けアルミ板をそのまま残しています。(画像参照)
外側の黒いクランプケースに、温度センサーらしき部品が付けられていますが、
何なのか、わかりません。使い方もわかりません。(画像参照)
取り外し品で、経年変化に伴う傷、汚れ、クスミがあります。
詳細は確認していませんので、現状優先とします。
状態は画像にてご確認下さい。
あくまでも、中古現状渡しジャンク品となります。
ノークレーム&ノーリターンでお願いします。
※画像内のスケール、測定機材は出品対象ではありません。
もともと付いていた、電流検出抵抗28Ω/25Wをそのまま残しています。
(画像参照)
メジャーなMICRO LAMBDAのカスタム仕様マルチオクターブYIG発振器です。
MICRO LAMBDAは老舗AVANTEKの技術を継承しています。
3.3GHzから14GHzまで連続発振出来て、しかも2次高調波も-30dBc程度出ます。
マイクロウェーブ信号源として、工作、製作、試作、測定、実験、研究等に、
ご利用いかがでしょうか。
発送は、ヤマト宅急便(60サイズ)着払いで行ないますので、
落札金額のみをご入金下さい。
※梱包時点での手持ち箱を使用します。
着払い送料は、落札者様ご負担でお願いします。
送料は落札者様にてお調べ願います。発送地は東京都です。
なお、
お届け日
時間(午前中/14~16時/16~18時/18~20時/19~21時)
指定が可能ですので、落札後、ご入金前に、取引ナビにてお知らせ下さい。
・送付方法の変更はお受け出来ません。
・落札後、3日(72時間)以内に初回連絡をお願いします。
・受領後、3日(72時間)以内に受領連絡をお願いします。
・商品の発送は、ご入金確認後の週末になる場合がございます。
商品発送を急がれる方は、ご遠慮下さい。対応出来ません。
・ご質問に、迅速にお答え出来ない場合もございます。
・梱包材、緩衝材は再利用品を使用します。
・領収書の発行は出来ません。
・落札後のアフターサポートは対応出来ません。
以上を、ご納得&ご同意頂ける方のみ、入札をご検討下さい。
領収書は発行出来ませんので、ご了解下さい。
②ヤマト宅急便で、日時指定のご希望は、
必ずお支払い前にご連絡下さい。
お支払い後では、発送済みの場合がございます。
③最近、海外へそのまま転送する為、海外輸送に耐える梱包を
要求される方がいらっしゃいますが、対応出来ません。
国内輸送を前提とした常識的な梱包を行います。
④同梱は同日落札分のみ対応します。
翌日以降の追加落札分の同梱要求は、対応出来ません。
送付先のご連絡を頂きましたら、すぐに梱包を行います。
よろしくお願い致します。
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