算数4年(下)第3回「円と正多角形」攻略のポイント
第3回は4年下巻では初となる図形の回。円と正多角形について学びます。
正多角形というのは正三角形、正四角形(正方形)、正五角形…のこと。
今回は4年上・第3回「角の性質」と、4年上・第8回「三角形の角」で学んだ角度の知識を使います。
特に二等辺三角形はよく出て来るので、二等辺三角形の性質(2つの角度が等しい、2つの辺の長さが等しい)を思い出しておきましょう!
円の性質
円の「中心」「直径」「半径」について学びます。
なお、円周率(3.14)や円の周りの長さ、円の面積は、4年下巻の第9回で初めて出てきます。
円と角
円の中心と円周上の点を結んでできる三角形は二等辺三角形になります。このことを利用して問題を解きます。
円の問題では、まず円の中心がどこにあるか確認して、中心を使って補助線を引くなどして解けないかなど、常に円の中心を意識しながら問題を解いていくと良いでしょう。
円の中心と円周上の点を結んでできる三角形が二等辺三角形になることについては、「そういうものだ」と暗記するのではなく、なぜ二等辺三角形になるのか必ず理解しておきましょう。(2辺が半径と同じ長さだから、三角形の3辺のうち2辺の長さが等しくなるため)
円と正多角形
正多角形という言葉と、それらの角度について学びます。
正多角形の辺の長さが全て等しいということを利用して、二等辺三角形を探すような問題が多いです。
また、線対称と点対称についても学びます。さりげなく出てきますが、今後大学まで使い続ける超重要な概念です。よく理解できていない子は、この機会に完全に理解しましょう。
「アルファベットの大文字のうち線対称でも点対称でもあるものはいくつ?」など、身近なものの対称性について考えてみても面白いかもしれません。(答え:H、I、O、Xの4つ)
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