算数4年(下)第2回「分配とやりとり」攻略のポイント
上巻第4回「和と差の問題」で習った線分図を使って問題を解いていきます。
ただし今回は、「まるいち算」「分配算」などと呼ばれる中学受験特有の問題が出てきます。
少ない方の量を①とおき、多い方の量を③などで表すことによって解いていきます。
線分図は、今後も割合や速度などの要素が次々乗っかって来ます。今のうちに基本は必ず押さえておき、次に備えましょう。
分配算(2量の場合)
まずは最も基本となる2量の分配算。「AくんとBくん合わせて30個アメを持っています。AくんはB君の2倍です。」という感じの問題をやります。
マルで表した数字と実際の数字が両方分かる部分を探せば解けます。
2人の「差」に注目すると解けることが多いです。
余程慣れて来るまでは、必ず線分図を書くクセを付けましょう。線分図も上手に書くためにはコツが要るので、普段から書く練習をしておくことが重要です。特にテスト中に余白に収まるよう綺麗に書くというのは、子供には意外と難しかったりします。
分配算(3量以上の場合)
2量に慣れたら、次は3つ以上の分配算。AくんとBくんだけでなく、CくんやDくんも出て来るような問題です。
2量の問題で慣れていれば、こちらも問題数をこなすことで慣れていくでしょう。
やりとり算
今度はAくんとBくんとCくんが、アメをあげたりもらったりします。
やりとりをする前と後で合計量は変わっていない、という情報を利用すると解けることが多いです。
やりとりをする前と、やりとりをする後の、両方が分かる線分図を書く必要があります。線分図内に書き込む情報量が増えるので、線分図は少し大きめに書き、AくんとBくんとCくんの間も少し開けるなど工夫が必要になるでしょう。問題を解いていく中で、どう書けば上手く行くか身につけて行ってください。
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