僕はサッカーを知らない
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■僕はサッカーを知らない僕はサッカーを知らない僕はアメフトも知らないルールも 強豪チームもスター・プレイヤーも自分のエナジーの残量もちょっとした人生の企(くわだ)てはすごく手が込んでるのパーティー・バッグひとつで彼と消えた そんな君の本心を知らなかった失恋は人生の料理に必要な塩だ きっと匙(さじ)加減 砂糖で味を整える 挫折のあとで病み上がりの頬を切る 風のつめたさもあばれる空の青色も 理にかなったこと...
レストラン・シンジケート
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■レストラン・シンジケートそのためのスーツだし誂(あつら)えたドレスだしきみと一緒に出かけるための食事する時間(とき)用の言葉づかいだったり不意のエスコートだったりふたり目と鼻と舌でどこへでも 出かけゆくDrastic Night消えてなくなるものにすべてを惜しまない誰も知らない路地にひっそりある看板も出てない店 Gloomy Gloomy愛はレストラン・シンジケート行き着くところはきっと立ち飲みワインとありあわせ逢いたい人に...
地図から消えたレストラン
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■地図から消えたレストランその時 世界がとまって見えたそこだけ塗りかえるように違うビルが建ってた地図から消えていたレストラン もうそこにはないレストラン僕には見える それが悲しいささやきよりも低い声でテーブルの下で 手をにぎりあの日2人別れた流れる 月日より早く離れる ふたつの時刻みながら 今も なぜかSame Time,Same Placeその時 世界がとまって見えた点かない火が風に震える煙草を一本吸わせてくれ タウン...
I Hate You も愛の言葉
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■I Hate Youも愛の言葉エンゼルトランペットの大きな花の下で僕らは顔を背(そむ)け合ってた体育見学組みのソワソワ1人互いを牽制(けんせい)し合っていた誰もむくわれない世界の片すみでイジイジと陸みあう愛しさをこれっぽっちも想像だにせず真昼なのに真っ暗闇に浮かぶ僕ら自身が太陽だから花火さ そうひらめいた一勢にからだじゅうに響きわたる管楽器 そう それだ I Hate You I Hate Youも愛の言葉僕がそう言ったら初めてき...
しあわせという名の偽証
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■しあわせという名の偽証声を落とし そっとあなたに言うわ通り雨で済めばよかったの?私たちこの肩に さり気なくおかれてたあなたの手を私はふりほどく涙がでる いくどとなくひき裂かれてく最後の誓いきりがないほど 信じてもうたがうことに 目覚めるだけ愛がふたりを隔ててゆくしあわせという名の偽証よ稲光りが切り取った影ふたつかなしみの戦慄におびえてたこの部屋で散らばった 使い切ったカードたちわかってくれないあ...
オトコだって泣きたくなる
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■オトコだって泣きたくなる 冷蔵庫のとびらがいつの間にか半開きになるように僕らはまたすこしぬるくなるありきたりにかたちはくずれるきみは0時からのシンデレラあそびに行く 合鍵まわして僕はダース・ベーダ―の中のひとになる どうよそうさ 世で善とされてることは 悪かも知れないぜきみが世の ヒロインならば僕はきみを早く助けなきゃ雨でも 降らないかと思う雨が降ればいやなことも 全部流れてきれいになりそうでああ ...
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