歌詞のようなブログ(商標登録第6332108)／夏井くわみ

■Nile Brideこの髪に 星々を眠らせてあなたを呼びつづけてる湖月の晩に孤独よね　横たわる　砂の獅子幾千年もひとりよ　はくちょう座の地図ナイル・ブルーの　闇に流星群いつ呼びかわすの　愛の儀式早く時をこえて わたしを見つけにきてよ没薬(もつやく)焚く袖ゆらす早く会いましょう　玉響(たまゆら)に草のうらに　ちいさくとまる雫(しずく)はふるえ　やがて消えても光は残るの愛と云ったら 安っぽくなるのね云わずにつたわる そ...

■シングル・ファーザーいい父親になどなるものかうちの子供たちは皆いいから女たらしでのんだくれでもしてやれることはやってきた子供にそだてられているのさこころぶつけ泣いて笑いあるべき姿などないんだよ家は愛それもひとそれぞれのいい父、いい夫、いい男になれなくてママが出てゆくまでわたしが長いあいだ見ていたのは　美しい死だ　シングルファーザー頬ずりしてるヒゲの痛さをおぼえていてくれたならばいいおまえたちの最...

■遠ざかる雨スカートのプリーツが雨を誘う車からおりるヒール揃えてやめなさいよ　その手を放して別れ話はそう1度だけでいい言ってあげる　あなたって子供ぬるいうそは　すべてをふいにする私たちそもそも　そんなんじゃなかったでしょう？見上げるともなく　夜遅くふと誰かがつく溜息の　しかたなさに雨は降る聞き分けのいい女になれたのもそれも3年前の話だわ今は今の　風に吹かれている傘はいらない　濡れて帰りたい　 けたたま...

■情熱トロフィートロフィーなんかいらない情熱を勝ち取りたいだけさ自分を高める気持ちそいつが満点ならいいダイヤモンドだって圧力がなかったら　この世になかった　　NO.1　誰かが決めたNO.１じゃダメなんだNO.1　自分のNO.1をそうモノにするんだ渾身の力を込めて　決まるまで　前に　前に今日こそ　ネットにつきさされきみにGoal自分が日々することで誰かに何かが伝わって想いが大きく広がりみんなも変わってゆけたらどう思われ...

■行水言うに言えないことばかり聞くに聞けないことばかり夜寒に灯りを消したまま女は何度も水を浴びます洗うのに洗うのに　肌にあいつがあらわれる流しても流しても　なぜか涙が冴えてゆく　よごれた思い出よ消えるまで　すべてが　消えるまで我が身さえざえと 女は水を浴びつづけるのです忘れ忘れて　かえれずにこんな女の　身代わりにほつれ毛ひとつ　泣いている月日が食いこみ　身が細る　探しても 探しても　こころ居所はない...

■黄色いフリージアあれ以来初よ　ふたり　江ノ電にゆられている真面目に面と向かうと駄目よ吹いてしまう面影もないのよ降り立った駅には黄色いフリージア 今もゆれるWhen We Meet Again　からかうまだわたしを　今でも　好き？　When We Meet Again　気づけば君(くん)づけで　呼んでる　あなたを面識のないつかれた日は　ただ海を聴こうよ経験はひとをとてもゆたかにしてくれるわだけど時にはさびしくなってしまうこともある天文学...

■火ノオンナ女に遊び人がいてもいい男より男っぽくてもいいあけっぴろげに大口でわらうこんなわたしが一丁あがりあんな役はやくおりてよかったあなたとは　寝物語　夢語り※もう泣くもんか　待つもんか　追うもんかそんなわたしに生まれ変われた　あなたを忘れていく途中火の国で火ノオンナになってまいります※めそめそしてたら沈んでくだけまっ、いいかって寝るわそれがいいそこのおにいさん火遊びしない？嘘よジョークを真に受け...

■Future 夜明けは待っても来てはくれないRise In Your Eyes あなたの目が朝日を見つけるまで こころの声を聞かせて伝えあう歓びに光る水平線 波はくりかえすさみしいなら同じようにさみしさを抱く誰かの肩を抱いてみればいいこころの行き先誰も知らないTime In The Bottle未来はそう今にあるのよ きっとあなたの声が聞きたい一緒に歌いましょうあなたは歌い方 忘れただけよ夢みたいなら同じように上を向きかけた誰かと同じ夢をみ...

■涙よ泣くな 星の粉が目にしみるダルセーニョ なんだか センチメンタル酔いうっぷん我は誰なり貝がら少年 電話かけてるそんな振り 日常茶飯事人生にフラれたら まじないをかける笑いすぎても涙がでるのさとポケットに涙をつめて涙よ泣くな 涙よ泣くな　涙よ泣くな人の痛みがわかるから知らん顔している善意で物事が変わるならわけはない悪運だまして ラッキー先取りシルブプレー 生きることは悩み人生にフラれたら フリかえしてや...

■退(ひ)く日観客の歓声も拍手も消えて吹く風と共にこころはあるまだ熱が残ってる スタジアム　斜めの日が試合を映し出す無冠の王者　かるく一礼したらユニホームたち　風にはためいた消えかけた白線が　なにかを告げていた君だけはわかってくれる気がした 退(ひ)く日社会人でもぼくは　好きなこと　やれたし結果は受け入れてもこれしかないことを　つきつめた　だからぼくは負けでもいいぼくたちの代で　チームがとぎれるのはきっ...