とりあえず有名人にはなりたかないや
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■とりあえず有名人にはなりたかないやきみは毎日届くLINEのスタンプきみは毎日響く まなざしの鐘きみは毎日とても素敵な庶民派 きみは毎日僕をホワイト・ハット・ハッカーマジョリティーにはなびきもせずふつうに埋もれるなくらしをかさねてく常温のキスで ヤドリギのほうみてる豪華な衣装で 宝石みたいな宮殿に住みたいなんて思わない僕らは3つ葉のクローバー生活のなかにかわいいもの見つけにいくよあなたは毎日吹く 朝陽の...
サン・サーンス交響曲第3番
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■サン・サーンス交響曲第3番繋がれていたきみとぼくの手から希望がこぼれて 絶望の奈落へおちてゆくそこから悶絶のピラミッドやはり女の触覚のほうがピンときていて きみはしばらくその娘とのこと半ば黙認していたんだね家の中にはひとつやふたつの隠し事はあるぼくはひと言ズバリ言われた そのあとはご想像どうりというわけできみに先手打たれて 万事休すの態ですドブネズミのように きみを愛しヒキガエルのようにその娘も...
ナニやってんだろう、オレ
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■ナニやってんだろう、オレ電車の窓に映り込む こんな顔フツーにつかれ オレも知らない奴結局今日何をやったかもよくおぼえてない誰かに何かを施したつもりもないどうした?オレ 千本ノックうけて 倒れこんだ あのくやしい太陽ぎらついた瞳をもう忘れたか歓楽街 口説けば 金魚のように ひらりと身をかわす ねーちゃんたち ナニやってんだろう、オレこんなの嘘だろ? もっと違う人生のはずさナニやってるんだろう、オレ手...
This Old Feeling
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■This Old Feeling理由(わけ)あり風情の男と女がきれいな布で顔をスッポリ覆って「馬鹿だな」「馬鹿よね」 手を取る雨月待たせたフィアットで矢のように急ぐなにがかなしくてこんな恋逃げるふたりに散りかかる浮世はつめたい浪しぶきさびしさをこよりにするように ああ雲がくれ 似ている温もりはどこにでもあると知ってたわでもあなたは あなたでしかなかった愚行 蛇行 逃避行 なみだの石なら捨てるのよ わたしの袖は重...
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