こんにちは、元イヤホン屋のかじかじです。 イヤホン・オーディオの情報を発信していますので @kajet_jt ←よければフォローお願いします。
今回は1万円以下で買える本格モニターヘッドホン!
コスパの高いモニターヘッドホンを多く販売するオーディオブランド「OneOdio」より、1万円以下で買える本格モニターヘッドホン「Monitor 60」を紹介します!
本格的なモニターヘッドホンって定番のものでも15000円〜20000円ほどするものが多いんですけど、Monitor 60は同じような性能を持ちつつ、価格は9980円!
セールになることも多くて、セール時は7500円ほどで買えるものとなっています。
VGP2024も受賞しAmazonレビューも1000件超え、モニターヘッドホンというジャンルでありつつもAmazonで1ヶ月100点以上売れているなど、なかなか評判の良いモニターヘッドホンとなっています。
発売も2022年ごろみたいなので、入れ替わりの早いオーディオ製品としてはなかなかのロングセラー製品ですね。
どれほどの実力なのか、検証していきましょう。
▼動画版はこちら▼
Monitor 60 外観・付属品
それではMonitor 60の外観や付属品をチェックしていきましょう。
パッケージ
Monitor 60のパッケージはこちら。周波数帯域的にもハイレゾに対応していますので、ちゃんとハイレゾロゴ入り。
開封するとこんな感じ。
付属品
- 6.35mmカールケーブル(1.5~3m)
- 3.5mmオーディオケーブル(3m)
- 3.5mmマイク付きケーブル(1.2m)
- 取扱説明書
- キャリーポーチ
メンテナンスしやすく、利用シーンに合わせて選ぶことができる3種類の着脱式ケーブルが付属。
エンジニアが作業しやすい1.5mカールケーブル、ボーカルやドラマーがモニターしやすい3.0mストレートケーブル、PCやタブレット端末での作業に便利なリモコンマイク付き1.2mケーブルから選択できます。
本体・ケーブル
Monitor 60の本体は、一言で伝えるならテカテカ大判デザインって感じでしょうか。
ハウジングはセミオープン型のようなデザインになっており、メッシュの内側にはシルバーロゴが入っています。
このハウジング部はDJモニターやヘッドホンを首からかけてモニターする際に便利な、片耳モニタリングを可能にする90度反転モニター機構を採用。
DJだけに限らず、モニタリング、音楽鑑賞、楽曲制作など、多彩な音楽シーンに活用できます。
人間工学に基づいたエルゴノミックデザインのイヤーパッドを採用し、長時間の使用に欠かせない、包み込むような優しいフィット感をつくり出しています。
新採用のイヤーパッド、ヘッドパッドで高耐久性を実現と、側頭部に掛かる圧力を均一に分散し、長時間のモニタリングでも快適な着け心地を維持します。
携帯時および収納時は折りたたみが可能で、スタジオやライブハウスへ持ち運んで使用する際にも便利です。
アーム部分も段階式に調整可能。
ヘッドパッドはイヤーパッドほどは肉厚ではないですが、フカフカとした質感。
上部にはOneOdioのロゴが入っています。
強磁力大口径50mm径CCAWボイスコイルドライバーを搭載。情報量の多い高解像度かつ音源に忠実なサウンドを鮮やかに実現。楽曲のバランスも正確にモニタリングすることが可能とのこと。
また振動板の前後の音圧バランスを調整することによって、可聴帯域を超える高音域を正確に再現、全体の音の定位、エコーの広がりまで、原音のイメージそのままの音質を実現できます。
スタジオでのモニタリングに必要とされる高い分解能や、楽器やボーカルの質感などの豊かな表現力を実現。スタジオエンジニアによる実聴評価を繰り返し、豊富な情報量を持つハイレゾ音源においても高い再現性を実現。
最大入力:1,600mWの高耐入力も実現しています。
インピーダンスは38Ω、音圧感度は110dB±3dBと特別鳴らしにくいわけではないので、パソコンのイヤホンジャックでも
カラーはブラックとネイビーの2色あります。
着脱端子部はロック機構付きの3.5mmジャックになっています。
また、ヘッドホンの両側に6.35mmと3.5mmのジャック2つ搭載しており、付属のケーブルを両方に挿し込むと異なる音源からの音を同時に再生できます。
最後に重さは332.2gとこの手のヘッドホンにしてはやや重めです。
Monitor 60 レビュー
装着感
装着感はなかなかに良好ですね。
見た目がゴツめなので一見側圧が強そうに見えますけど、超肉厚イヤーパッドのおかげで長時間装着していても耳が痛くなりにくいですね。
実際に装着してみるとこんな感じ。
イヤーパッドが肉厚すぎるので前から見た時のビジュアルはエグいですけど、まあ屋外で使うことはないので気にしなくてもOKかと。
モニターヘッドホンは側圧がキツめ野ものが多かったり、パッドが薄すぎて痛みが感じやすいものが多いなかで、Monitor 60は価格にしては装着感はとても良い方だと思いますよ。
装着感 | (4.5) |
遮音性や音漏れは?
遮音性はそれなりといったところでしょうか。
DJモニターとして使う場合、爆音環境でのモニタリングでは難しそうなので、あくまで自宅での練習用にはなりそうですね。
音漏れもイヤーパッドでしっかり密閉できていれば、そこまで大きく漏れることはありません。
音質
音質についてですが、価格を考えればなかなか良い方だと思いますよ。
所持している7000〜8000円のド定番モニターヘッドホンとも比べてみましたけど、リスニングでもモニタリング用途としてもMonitor 60の方が音質・装着感・質感ともども上のように感じました。
- DAP:Macbook直差し
- アプリ:Apple Music
- 接続方式:3.5mm接続
- エージング:100時間ほど
Monitor 60の音の特長は次のとおりです。
4.0
高音
4.0
中音
4.0
低音
音の傾向はモニターヘッドホンらしい分析的な音でありつつも、極モニターではなくリスニング向けにも作られているようにも感じました。
モニターヘッドホンらしい”剥き出しの音”のような感覚はなく、やや聴きやすくするためにマイルドな味付けがほんの少し加えられている感覚がありますね。
剥き出しじゃないからこそ長時間のリスニングやモニタリングにも向いているようにも感じました。
高域は伸びやだったり煌びやかだったりと脚色されることもなく、あくまで原音に忠実に鳴らすような感覚ですね。刺さり感も全然なく聴きやすい音です。
中域もボーカルと同じ帯域のギターやピアノサウンドなどもしっかり分離できていて、各パートを分析的に把握することもできます。ボーカルラインにもこもり感もなく録音環境に対して率直な音で出力してくれます。
低域はゴツい見た目のせいでゴリゴリ重低音を出すぜ!!って感じに見えますけど、全然そんなことはなくて、モニターヘッドホンらしく中高域との調和の取れた豊かなサウンドです。
定位もなかなかに良いので、ゲーミング用途にもおすすめです。
密閉感が高めなので、同価格帯のイヤーパッドがペッチャンコのモニターヘッドホンよりもベースやバスドラムの輪郭を把握しやすいようにも感じますね。
Monitor 60 まとめ
Monitor 60をまとめると以下のとおりです。
総合評価
4.0/5
Monitor 60
- クセのないモニターサウンド
- パッドがふかふかで装着感が良好
- ケーブルが3種類付属
- 音楽鑑賞/モニター/ゲーミングなど幅広く使える
- イヤーパッドとハウジングに厚みがある
4.0
高音
4.0
中音
4.0
低音
4.0
解像度
4.0
迫力
4.5
装着感
Monitor 60はこんな人におすすめ
総評して、1万円以下という括りであれば、なかなかの完成度のモニターヘッドホンのように感じました。
15,000〜20,000円になると、さらにスタジオでも標準で設置されているようなド定番ラインの価格帯になってくるので、そこには敵いませんけど、7000〜8000円台と比べれば良い方だと思いますよ
セールでさらに安くなることもありますので、安くて良いモニターヘッドホンをお探しの方はMonitor 60を検討してみてください。
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