#103. 私の頬から流れる涙を先輩はぬぐった。 ・ 「…引くだろ、自分でも正直少し引いてる。こんな感情が自分にもあったんだって思うと正直気持ち悪いとさえ思う。」 「そんなこと思わないよ!私は嬉しいよ。先輩の気持ちが聞けて、こんなにも好きで
モノ書きをしているブログ。 ドラマや映画の感想、二次元・オリジナル短編小説、 時々ポエム。
映画・ドラマの印象に残った言葉や感想、二次元や短編小説、・自作ポエムを描いています。 また空や夕陽を見るのが好きで、写真が大好きっ! 素敵な写真もアップしたいですね♪
#54. 水曜の朝は剛くんは起きてこないことが多い。 毎週火曜が会議で、 そのまま飲んで帰ってくるからだ。 「剛くん、遅刻するよ・・・」 私は何個も鳴り響く目覚まし時計を止めに部屋に入り、 ついでに剛くんを起こす。 「・・・」 全く起きない
#53. 剛くんの言うように私は病院に行った。 ーーーいつも行く大学病院の脳神経外科に。 結果としては何も異常はなかった、 ただ外科で精密な検査を受けることになり、 診察が終わったのは3時を過ぎた頃だった。 ・ 疲れたーーー・・・。 安否確
【 君がいる場所 】#52. 花は・・・*。 – Goh Side –
#52. - Goh Side - 駅で須永と正樹と別れ、 オレは樹と一緒に自宅のある方に歩く・・・ーーー。 正直、 走って帰りたい気持ちがある。 だけどこの焦りを周りの人たちに気づかれるべきではないと思った。 ・ ーーー駅から数分、後少し
【 君がいる場所 】#51. 無力*。 – Itsuki Side –
#51. - Itsuki Side — 《 集合時間まで時間があるようでしたら会えませんか?》 合宿の準備をしていると、柊からメールを受信した。 コーチから聞いたんだろう、 合宿に参加することを彼女は既に知ってた。 ・ 11時の新幹線で合
#50. その日、 私は人生で初めて過呼吸を起こした。 ・ 今まで精神的なことから何度も体調不良になったことはある。 でも過呼吸は初めてで、 私はその場にしゃがんだ。 ーーー気持ち悪い、そう思ってしまった。 誰かもわからない相手と先輩に対し
#49. ーーーこういう時どこに行けば良いのだろう。 きっとみんな友達のところに行くのかな・・・ でも私は、 そういう時に頼れる友達が環と双葉以外誰もいない。 それに性格的に友達に頼るタイプでもない。 ・・・今は誰よりも先輩に話を聞いて欲し
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#103. 私の頬から流れる涙を先輩はぬぐった。 ・ 「…引くだろ、自分でも正直少し引いてる。こんな感情が自分にもあったんだって思うと正直気持ち悪いとさえ思う。」 「そんなこと思わないよ!私は嬉しいよ。先輩の気持ちが聞けて、こんなにも好きで
アンケートに答えてくださった皆様ありがとうございました★ アンケートの結果、このままブログで投稿していきたいと思います♪ 引き続き、当ブログ… そして私のことをよろしくお願いします♪
#102. 自分の方向性が決まったからには相談に乗ってくれた森田さんに話すのが筋だと思った。 「ごめん、樹にちょっと話しちゃって。今、アイツそっち行ったからきちんと話し合いな。めっちゃ反省してたし、許してあげても良いんじゃないかな?とりあえ
現在、当ブログをインスタに移行しようかこのままブログで継続しようか悩んでいるところです。 実際このブログがどのような形で読まれているのかも分かっていないため、 アンケートを取らせていただきたいと思います★ インスタでの更新を希望 or この
#101. - Itsuki Side - 花に会ってお土産を渡し、 寮に戻るとテレビの前に森田さん・吉岡さん、アリサさんが団らんしていた。 ・ 「どこ行ってたんだ?コーチが探していたぞ。」 「自宅に戻ってアイツに会ってきました。」 「おー
#100. 森田さんと過ごした二時間はあっという間に過ぎて行った。 ・ 森田さんは実家が大分で温泉と旅館を経営していると教えてくれた。 私の実家と似ている部分もあって意気投合した。 「いつかは旅館を継ぐんですか?」 「いや?兄貴夫婦が継いで
#99. もうすぐハロウィン。 街中は可愛いグッツで賑やかになり始めた。 先輩は本格的にシーズンが始まり、家にいることが減った。 ・ 「寂しくねえの?」 久しぶりに今日は勇気さんや副社長とランチを食べに来た。 「寂しくないと言ったらウソにな
#98. 1人トボトボと帰宅する途中、 私は自宅の近くに新しくオープンしたカフェを見つけた。 その名も【 HANABIYORI 】で自分の名前が入っていることになんだか小さな幸せを感じた。 ・ 自宅に戻ってテレビを見ていると先輩が帰宅した。
#97. 金曜日の早朝、 私は九州に向かう先輩を自宅から見送った。 ・ 寂しくないと言ったら嘘になる。 本当はめちゃくちゃ寂しい。 でもきっとそれは先輩も同じだと信じたいから私は笑顔で送り出した。 ーーーそれに応えるように先輩も笑顔で行って
#96. わたし、もう大丈夫ーーー・・・ 一人じゃない。 先輩の力強い言葉でそう思えた。 ・ 季節は夏も過ぎ、肌寒くなってきた10月。 「来週金曜から遠征して九州で試合、月曜に戻ってくるよ。」 「ーーー分かった。じゃあ、今週末はまだ空いてる
お久しぶりです♡ なかなか更新出来なくてすいません( ̄∇ ̄) 今日はお知らせです! このブログ、インスタに移行いたします。 ブログに書く時間がなかなか難しく、 インスタは元々大好きなので、 そちらで更新していこうと思います! 当サイトのブロ
お久しぶりです♡ なかなか更新出来なくてすいません( ̄∇ ̄) 今日はお知らせです! このブログ、インスタに移行いたします。 ブログに書く時間がなかなか難しく、 インスタは元々大好きなので、 そちらで更新していこうと思います! まだ作ったばか
#95. - Itsuki Side - 花と気まずいまま過ごしたお盆休みは簡単に明ける。 「ーーー今日、飯でも食いに行くか?」 俺は彼女とのこの空気をどうにかしたくて飯に誘う。 ーーー分かりました。 とだけ笑顔もなく無表情で言葉で返してき
#94. 私は先輩と離れるのが怖くなったーーー。 先輩とだけじゃない、 1人になることを極端に恐れるようになった。 お姉ちゃんの苦しむ姿を目の前で見て、 1人になるのが怖くなってしまった。 ・ 「ーーー今週末、2泊3日で海の大会で家にいない
#93. その日、先輩は夜遅く帰宅したーーー・・・。 早く帰宅することを希望したけど、 ミーティングから先輩たちに捕まり、 私とのことを根掘り葉掘り聞かれた、 と次の日に話してくれた。 文句を言いながらも楽しそうに話してくれる、 そんな先輩
#92. リハビリに行く時はタクシーを使う。 まだ歩いていける自信はないし、 1人だから何かあった時に困るのは先輩だから。 ・ 「今日もうまくできなかった・・・」 最近そんな会話ばかりで申し訳ないなと思う。 「今日はね、少し進めたんだ!」
#91. ーーー先輩がお見舞いに来た、 いるはずない人がいて、 私は先輩を罵倒した。 ーーーせっかく来てくれたのに酷いことを言って、 後悔ばかり残って入院してるはずなのに、 全く心が落ち着かない。 会いたいーーー、 会って謝りたい、 でもプ
#90. - Itsuki Side - 結局、 この日のオレは練習すらにも参加できなかった。 ・ 「ーーーお前、なんかあった?」 更衣室でシャワーを浴び、 ベンチに座り髪の毛をわしゃわしゃ拭く。 こんな時も考えてるのは彼女のことーーー。
#89. - Itsuki Side - 花に外でご飯を食べてきて欲しいと言われた今日、 俺は吉岡さんと森さんとご飯を食べている。 ・ 「最近、花ちゃん見ないけどうまくいってんのか?」 うまく行ってる・・・とは言えるのか分からない。 「ーー
#88. 脚に違和感を感じ始めたのはここ最近。 普通に歩いてても、 座っているだけでも突然激しい痛みに襲われ、 息をするのも苦しくなる時が増えた。 ・ 今日もまた先輩に一つ嘘をついたーーー。 仕事に行くと言って出たはずの私、 今病院に来てい
#51. - Itsuki Side — 《 集合時間まで時間があるようでしたら会えませんか?》 合宿の準備をしていると、柊からメールを受信した。 コーチから聞いたんだろう、 合宿に参加することを彼女は既に知ってた。 ・ 11時の新幹線で合
#50. その日、 私は人生で初めて過呼吸を起こした。 ・ 今まで精神的なことから何度も体調不良になったことはある。 でも過呼吸は初めてで、 私はその場にしゃがんだ。 ーーー気持ち悪い、そう思ってしまった。 誰かもわからない相手と先輩に対し
#49. ーーーこういう時どこに行けば良いのだろう。 きっとみんな友達のところに行くのかな・・・ でも私は、 そういう時に頼れる友達が環と双葉以外誰もいない。 それに性格的に友達に頼るタイプでもない。 ・・・今は誰よりも先輩に話を聞いて欲し
#48. 私は木曜日、先輩に会った。 2週間ぶりの先輩はまた一段とカッコ良くなった、 そう感じた。 ・ 「まずは合格おめでとう。」 いつもの店で今日は奢ってくれるというから何事かと思ったらどうやら先輩なりの合格祝いだったらしい。 「ありがと
#47. 交流戦も無事に終わり、 女子バスケは7月をもって引退となった。 男子は9月にある引退試合で引退となるらしく、 そこには樹先輩も応援に駆けつけると言っていた。 ・ そして3年生に入り少しずつ受験が見えていたクラスも、 推薦で合格をす
#46. 交流試合を迎えた六月中旬、 私は環と双葉に何度も体育館に誘われた。 でもきっと私が見に行くことを須永くんは望んでない、 それに先輩にも見に行けないと伝えてしまった。 ・ 交流試合は放課後の15時スタート、 帰りのホームルームから1
#45.連休が明け、久しぶりに学校に行った。自由登校になった3年の今、学校に来ている人はほとんどいなくて寂しさを覚えた。・学校に来たからと言って授業があるわけではない。ほとんど自習となっていて、みんな受験勉強をしている。ーーーそれは私も同じ
#44.-ItsukiSide-大型バスに乗って走ること1時間半、もうすぐ柊に会えるーーー・・・。・《もうすぐ着くよ。》《スタンバイオッケーです!待ってます!》柊のその返事に、俺はクスッと笑みが溢れた。「おっ、彼女か?!」隣に座る一つ上の先
#43.世間はもうすぐゴールデンウィークに入ろうとしている。だけど先輩は春合宿、私は受験勉強に大忙しの連休を送っている。・麗花さんからあれ以降は連絡がないらしい。結局私たちは振り回されただけで本当のところは分からない。あの一件は苦しかったけ
#42.。ーーー麗花さんは私の心が崩れて、先輩から別れを切り出すのが狙いだったのかな・・・まんまと私はそれにハマってしまったのかな、と思ったりする。それはその通りなんだけど、これまでたくさんの人に心配と迷惑をかけて来たから食事は普通に取る、
#41.先輩はすぐに応えてくれないだろう、そう思っていたけど、今日の私はいつも以上に覚悟をも持っていた。ううん、私はそれ以上に焦りを感じていたんだと思う。・「ーーーまたそれか・・・また誰かに言われたのか?」「そうじゃない・・・だけど先輩のこ
#40.気がつけばお風呂も入らず眠りについていて、先輩からの着信で目が覚めた。・「悪い、寝てたか?」「ーーーすいません、ウトウトしてました。でも助かった、お風呂も入ってなかったです(笑)」普通に話した、少し寝てスッキリしたんだと思う。「慣れ
#39.季節は4月、私は3年になった。先輩も大学2年生に進学した。・私と先輩の関係は良好に進んでる、大きなケンカもなく、週1会うのが安定になりつつある。3月にあった私の誕生日には初めてディズニーランドに行った。それはそれは足が疲れ果てて大変
#38.剛くんとお姉ちゃんが旅行から帰宅して、プロポーズを承諾し晴れて婚約したことを報告してくれた。おめでとう!なんて喜んではいたけど、心のどこかで1人になってしまうという恐怖が芽生えたのも嘘ではなかった。・「おー、すげー!新年明けたら祝っ
#37.クリスマス当日、私は終了式を迎えた。午前授業だから急いで帰って支度をする。先輩に見合うように髪型も二つから下ろして、クリスマスらしく長袖のホワイトのニットワンピを着用してコートを羽織った。・今週に関しては先輩とたくさん会えるからクリ
#36.次の日の学校ーーー、それはそれは後輩たちからの質問攻めで大変な1日を過ごした。だけど救われたことに・・・「あの告白は感動的だったよねー!」と3年の先輩たちからの声もあって、今までみたいに責め立てられるような言い方はひとつもなくて安心
#35.私は普段カラオケに行かないーーー・・・。カラオケどころか友達とお出かけすらあまりしない。環たちに誘われてご飯に行く、もしくは琴音ちゃんとカフェ巡りをするくらいだ。カラオケは異様に密室で、少しどころかかなり恥ずかしさを覚える。「そんな
#34.いつも1人寂しく歩くこの道・・・同じ道なのに2人だとこんなにも気持ちが温かい。人を恋する気持ちって、幸せっていう感情って凄いなぁって思った。・「ーーー先輩」「ん?」「・・・好き。」なんだ急に、と先輩は私を見た。「はは、なんか言いたく
#33.ここ最近いろんなことがあったーーー。おじいちゃんが亡くなってからいろんな悪いことが起きてばかり。先輩ともうまくいかなくなって、入院もして・・・往生際の悪い私はおばさんに謝罪に行って海に投げ飛ばされた。ーーーそれでもやっぱり私は前を向
#32.-ItsukiSide-柊と分かれて、風呂も入らずにオレはずっと彼女に電話してる。繋がることがなさそうな期待薄の電話に少しの期待を込めて発信している。・これまでも彼女と衝突しては逃げる癖がある彼女から距離を置いたり別れたりの提案は何