夫が30歳で罹患した精巣腫瘍 - 闘病から寛解後に子供を授かるまでの記録を妻の目線でまとめました。
抗がん剤治療後に子どもを持てる可能性を残すためのガイドライン
このブログは過去の闘病の記録なので、すべての記事をアップした後は、あまり更新するつもりはなかったのですが、先日気になるニュースがあったので、少し追記をーー2017/6/19のニュースで、抗がん剤治療の副作用で、がん患者が治療後に子どもを持てなくなるケースを防ぐ為、
精巣腫瘍という大きな病気に見舞われながらも、いま私たち夫婦は元気に2人の子供のパパ・ママとして生きています。入院中、前向きになろうと口では言いながら、本当は後ろ向きな考えが心から離れなかったあの頃。1ヶ月後の予定すら怖くて口にできず、「将来子供ができたら」
抗がん剤治療後に精子が自然な状態に戻った場合、自然妊娠に期待するか、それとも敢えて凍結精子で体外受精をするのか、判断に迷うところだと思います。まず、体外受精はとてもお金がかかりますし、女性の心身への負担が大変大きいものです。何もトラブルが無いとしても、毎
一度抗がん剤治療をしてしまうと、今後自然妊娠が出来るかどうかは全く分からなくなります。もし精子が元に戻らなかったら、子供を授かるには凍結精子を使った体外受精にかけるしかありません。夫が凍結した精子は容器5本分、つまり体外受精にトライできるのは最大で5回まで
抗がん剤治療を行うと、副作用で精子は死滅し、その後正常な状態に戻るのに長い時間がかかったり、場合によっては精子が作られない状態になってしまいます。その為、将来的に子供が欲しいと考えている場合は、体外受精を想定した精子凍結を行う必要があります。タイミングと
夫の寛解後、私たち夫婦は1人目の子供を体外受精で、2人目を自然妊娠で授かりました。妊娠してからの経緯は、どちらも普通の妊娠とまったく変わりありませんでした。精巣腫瘍に関しても体外受精に関しても、妊娠中の私の体調や赤ちゃんの成長過程に影響はありませんでしたし
病気を直接治療したり対処したりするのはお医者様と看護士さんです。手術や薬の副作用、病院生活における心身の苦難に耐えるのは患者です。そして、家族や恋人や友人は、その手助けをする存在です。身の回りの世話などの物理的な面は勿論ですが、メンタル面における役割は非
精巣腫瘍は、日本では10万人に1~2人という比較的稀な病気だそうです。しかし、私たち夫婦は偶然にも2人の精巣腫瘍患者に出会っています。1人は車を買ったディーラーの担当さん。もう1人は夫の会社の先輩。ディーラーさんが同じ病気だと知ったのは夫の罹患後、会社の先輩の方
抗がん剤治療終了から1ヶ月後、PET CTを受けました。退院時、血液検査の数値は正常値内、CTでも異常は見られませんでした。しかし、これは飽くまでもデータ情報で確認できる限りで、100%病気が治ったという確証は得られません。がん治療の辛いところは、「完治」という判断が
がん治療の苦しいところは「完治」という判断が無いことでしょう。その代わり、「現時点では血液検査やCT等で活きたがん細胞の確認はできない」「よって治療は行わない」 =「 寛解」、これががん治療のマイルストンとなります。でも、これは再度がん細胞が活性化する可能性
「ブログリーダー」を活用して、seiso_syuyo_wifeさんをフォローしませんか?