【小笠原村の容器包装プラを処理してくれている、日鉄リサイクル様を訪問してきました!】
「プラスティックはこちらの処理で、ほぼ原料と同じくらいに戻せています。」
目玉が飛び出るほど、驚いた1日でした。
■場所は千葉の房総半島にある君津市。
君津市は日本製鉄関連でできているといっても過言ではないほど、
広大で大きな敷地で、さまざまな資源の処理を行っていました。
小笠原の人口を軽く超えています(^^♪
製鉄所ならではの、大きな工業機械やパイプが並ぶ景色。
敷地内に汽車も走り、特殊なナンバーで走る車、一般道路は走れない大型重機など、
日常の景色とはまるで違う規模と、その光景に圧倒させられました。
プラ容器包装は製品に↑プラ↓マークが印されているものが対象になっている品目で、
同じ素材のプラスティックでもメーカーがその処理費用等を負担しているものになるそうです。
■今回、見学させてもらった「日鉄リサイクル プラスティックリサイクル工場」は、
製鉄に使われる設備を利用して、プラスティックを限りなく原料に近い状態までに処理をしているというものでした。
これまで知っていた、プラスティックを固形燃料に加工して、発電や焼却燃料にするのとは違い、
またプラスティックにする原料にできるというのは強いなと思いました。
工場内に発電所もあり、その燃料にも使われているそうです。
そもそもCO2を減らすという意味でも、
同じ10トンのプラを燃料にして燃やすよりは、CO2の発生はだいぶ抑えられるとのことでした。
日本全国で発生するプラごみが約70万トンなのだそうですが、
日鉄グループで処理しているのが約20万トン、
この君津では約8万トンを処理しているそうです。
1日に換算すると約200トンのプラごみを処理していることになります。
■ちなみに小笠原村から搬出されている容器包装プラのゴミの量は
令和4年 1,280kg/年になります。(約1.3トン)
全体量に比べれば微々たる量ですが、
今年度(令和6年度)の4月から小笠原村もしっかりと広報した形で、容器包装プラの拠点回収が始まりました。
これから焼却ゴミが減り、プラスティックゴミの搬出が増える見込みです。
理想としてはプラごみを出さないが一番ですが、
すぐにそこにシフトするのは厳しいと思うので、
こうしたゴミではなく資源化、原料に戻すというものはとても重要だと思います。
■こちらの施設でもやはりバッテリー等の混入は問題となっており、
火災の危険性があるので、昨今増えているリチウムイオンバッテリー類はしっかりと分別して出して欲しいと願っていました。
他にはプラスティックリサイクルだけでなく、
製鉄などの施設など広範囲で案内してもらい、
日々生活に関わっている鉄やプラスティックの在り方、見え方が広くなりました!
こうした視察を通して、私たちのゴミがどうなっているのかが、
初めて具体的に見えてきました!
日本製鉄のホームページ内で、
本当にありがとうございます!
今後ともよろしくお願いします☆
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