書は「目習い」と言われます。塩コショウを適度にふれば、料理の味全体が整うように、見方(鑑賞方法)を適度にかえれば、書き方全般が向上します。
一般的な書道・お習字の稽古では、「お手本を見て書く」と、見る対象が、その場の手本だけになってしまいがちです。
測量における「三角測量」のように。「①手本のかき方」と「②自分の書き方」に加えて、「 ③ 」を観察対象に加えると、自分の位置(理想の書法との距離)がより正確に把握できるようになり、上達が加速化していきます。
この③には、古典のみならず、絵画、彫刻、景色など、様々なものが含まれます。懐素が夏雲がたなびく様子をみて狂草という新スタイルを確立したように、観察対象を①と②に絞りすぎないことは、上達の王道です。
美術館や博物館に出かけるのもいい。散歩やハイキングで自然と親しむのもいい。その辺にいる野花や小動物を愛でるのもいい。
書は「目習い」。そこらじゅうに散りばめられた美しさに気付く「目」を、ぜひ、養っていきましょう👀
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