2023/05/29
四万十川
沈下橋にて
万緑と空の溶け合う川面かな
四万十の川底透ける夏日射し
蛍舟
夕闇のせまる四万十ほたる舟
屋形船の火を消していざ蛍狩り
迷い込む蛍いっぴき屋形船
沈下橋
ほたる舟
うまく写せなかったのでホームページから借用
四万十川は噂にたがわぬ清流だった。新鮮な緑が生い茂り爽やかな天気にめぐまれて、気持ちの良い風を堪能した。 夕方からは屋形船に乗って蛍狩り。まず、岸辺の屋形船でアユ、うなぎ、小エビなど、四万十の幸を詰めた弁当をいただいたあと、灯りを消して蛍狩りに出発。川面を滑るように静かに進んでゆく。なんでも今日が初出航だそうだ。当初、ホタルが見当たらず、早すぎたかとがっかりしたが、闇が深まるにつれて岸の茂みにぽつぽつとゲンジボタルの灯りがともり始めた。そのうち、一匹が屋形船のなかを舞ってくれるという大サービス。ちょっと時期が早かったので乱舞をみることはできなかったが、ぽつぽつ灯る灯りも風情があった。
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コメント
こんばんは。
きらきらと輝きながら、川面の漣が空と万緑を溶け合わせている。
光景が目に浮かぶような一句ですね。
ありそうで、無い、巧みな表現と思いました。
2023/06/07 00:46 by ネコヤナギ URL 編集
Re: こんばんは。
拙句へのコメント、本当に有難うございました。続ける元気が湧いてきます。
ネコヤナギさんのエッセイはとても味わい深いです。最近の句では、「新緑の風をきているひと日かな」が好きです。
2023/06/07 15:04 by taracyann URL 編集