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マダニ感染症治療確立へ: 狩猟犬サツマビーグルのつぶやき

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2018年3月 5日 (月)

マダニ感染症治療確立へ

こんにちは。。。四国徳島は、朝から雨が降っています
明日からは、また寒さが戻って来るようです。

今日、ドンちゃんも雨で基礎訓練の山行きは中止です。
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     (写真は、基礎訓練中のドンちゃん(牡5ヵ月)

・・・と言う訳で、ご主人様はパソコンで情報収集です。その中で、ハンターには大変恐怖で関心が高い、マダニ感染に関する嬉しいニュースを見つけましたのでご紹介します。

記事(本文)は、以下の通りです。
マダニから感染する致死率の高い感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に対する初の治療薬承認に向け、富士フイルム傘下の富山化学工業(東京)が月内にも臨床試験(治験)を始めることが4日、分かった。同社のインフルエンザ薬「アビガン」を使用。治療法のないSFTSにも効果が期待できるという。SFTSはウイルスが原因の感染症で致死率は6~30%と高い。2017年の患者数は88人で、うち7人が死亡した。国内では13年に初めて患者が確認され、その後西日本を中心に拡大。今年1月末までに計23府県で報告され、対策が課題になっている。

ハンターは、狩猟等で山に入ることが多く、一般人からするとその感染率は相当高くなります。特に最近は、全国的にシカが爆発的に増加しています。シカを捕獲して良く分かると思いますが、捕獲して30分も経ち体温が低下してくると身体表面にマダニがびっしりと浮かび上がって来ます。数えたことはありませんが恐らく何千匹と言う単位になると思います。ハンターは、シカの回収や解体時にマダニが付着します。また、我々猟犬もシカを追跡する際や捕獲した時に獲物を噛む時等に沢山付着します。

これを防ぐために、ご主人様は山に入る前にマダニ駆除用スプレーをズボンに噴霧しています。また、狩猟(訓練)を終えた際、乗車する前にはズボン等にマダニの付着はないかチェックし、更に確認されない場合でもガムテープを適当な長さに切って、衣服の表面をペタペタと引っ付けては剥がすを繰り返し、目に見えない小さいマダニを除去しています。
また我々猟犬は、毎月初めにノミ・ダニ駆除剤を経口投与してもらっています。

しかし、毎年マダニ感染症で死亡される方が後を絶たないのが現状です。現在のところ治療方法が確立されておらず、マダニの付着を予防することしか対応がないのが実情です。ハンターは、この様にマダニの危険性があることは知っていても、自分の地域は大丈夫!、私は大丈夫!・・・等々、見て見ぬふりをして山入りしている方も多いと思います。感染して泣くのは自らだけでは無く、ご家族も同様であることを肝に銘じマダニの予防対策に心がけなくてはなりません。

感染すれば死亡率が高いマダニ感染症ですが、上記新薬の臨床試験が早く成功裏に終わることを心より祈念しています。そしてハンターが安心して狩猟や有害駆除等に専念できる日が1日も早く訪れることを切望します。


写真① 重症熱性血小板減少症候群を媒介するマダニの一種

 国立感染症研究所提供

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