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西国三十三カ所 京都day4 JR京都線 山科駅から元慶寺経由 第十六番 音羽山 清水寺(東山)
昨日一緒に飲んだ友人は、これから行く番外札所、元慶寺の近くに住んでいます。
今日は元慶寺にお参りしてから東山を越え、十五番札所の今熊野観音寺と十六番の清水寺にお参りする予定だと話しました。
すると、”札所の順番にこだわらんのやったら、最初に清水寺に行ってから、今熊野観音寺に行く方がええで~”と言われました。
清水寺を先に行くコースは地道が残っているうえに 、峠を越えたらすぐに清水寺だそうです。
案内できないけど、朝のうちにチョークでコースを書いておくから迷わないよ、と言われました。
西国三十三所は昔から決まった順番はなく、今の札所順も便宜的なものです。
今日は彼の作った十六番を先に回るコースで歩こうと思います。
実は明日も京都市内の二ヵ所を逆に回るつもりです。
JR山科駅を出発して、三条通りを西に向かいます。
山科は碁盤の目のような町ではないので、一条も二条もありませんが、三条通りがあります。
この通りをまっすぐ行くと京都の三条通りに続くそうです。
沿道の家々の軒先に紫色の奇妙なゴム風船が下っています。
三条通りだけにある”ご当地キャラ”で、山科なすをモチーフにした”もてなす君”というそうです。
”五条別れ道”という道標があります。
”右ハ三条通”左ハ五条橋・ひがしにし六条大佛・今ぐまきよ水道”と書かれています。
普通の道標のように見えますが、西国巡礼者用の道標を兼ねています。
京都にある無数のお寺のなかで、道標に書かれたお寺は札所の”今ぐま”と”きよ水”の二つだけです。
普通、巡礼用の道標は次に行くお寺の名前が書いてあります。
”五条別れ道”には、十五番今熊野観音寺と十六番清水寺が並んでいます。
全員が徒歩巡礼だった江戸時代は、逆に回る巡礼者が多かったのかもしれません。
元慶寺は西国巡礼を再興した花山法皇が出家をしたお寺なので番外の札所になっています。
最高権力者の天皇が出家をした場所とは思えないほど小さくて静かなお寺でした。
この先、友人が書いてくれた矢印に沿って歩いていきます。
大石道あたりから上り坂になってきました。
この峠を越えると清水寺でしょうか。
裏道から国道一号線の歩道に合流して、自動車専用の東山トンネルまで行くと、トンネルの外側に細い歩道があります。
そのまま歩いていくと明治期の素晴らしいトンネルがありました。
入口の扁額には「花山洞」とかいてあります。
出口の扁額は「方軌通門」です。
軌道なので以前は線路が敷かれていたのかと思いましたが、意味が違いました。
これは車が並行する、二車線の幅があるという意味でした。
もうすぐ第十六番 音羽山 清水寺です。
ちょっと寄り道だけど、その前に素敵なお寺があると、友人が矢印を書いてくれました。
素敵なお寺は東山から京都市内を見下ろす清閑寺です。
お寺の一角には二代の天皇陵がありました。
ここから見る京都は扇形をしています。
今歩いている道は、京都を一周するハイキングコースの一部のようです。
清水寺への案内板もありますが、山に入る道以外は脇道がないようで、誰も歩いていません。
そのまま歩いて行くと清水寺の裏口に出ました。
賑やかな表口とは違い、ごく普通の金属製のゲートの横に小さな出入口がありました。
裏口を入ると、出口に向かう下りの石段を挟んだ、反対側の山の中腹でした。
ここから清水の舞台が真正面に見えます。
舞台の方から人がゾロゾロと歩いてきます。
観光客の流れに逆らって歩いていくと、納経所があります。
”裏口から入ってきたので、お参りはこれからなんです”、と納経印を頂き、本堂でお参りをしました。
そのまま人の流れとは逆に歩いていると、いつの間にか外に出てしまいました。
本来の入口脇には切符の販売所があります。
裏道から来ました、と納経所で話しても切符の事は言われません。
裏道を知っている地元の人は無料なのかもしれません。
第十五番 新那智山 今熊野観音寺に向かう道も、京都一周トレイルの一部になっています。
お寺の前には神社の様な赤い太鼓橋が掛かっています。
もともと熊野権現と所縁があるお寺でしたが、熊野三山の信者だった後白河上皇が近くに熊野神社を作り、今の熊野という名前に変えたそうです。
今というのは12世紀のことです。
データ
2022年12月04日(日)
9.3km 2hr46min
0827 JR山科駅発
0835 五条別れ道道標
0857 番外札所 元慶寺着
0908 発
0910 北花山、大石道入り口
0927 花山洞入り口
0930 清閑寺着
0938 発
0945 第十六番 音羽山 清水寺着
1003 発
1040 第十五番 新那智山 今熊野観音寺
1050 発
1114 JR東福寺駅着
0818 京都発
JR湖西線 普通 近江舞子行き
0824 山科着
1119 東福寺発
JR奈良線 みやこ路快速 京都行き
1121 京都着
今日は元慶寺にお参りしてから東山を越え、十五番札所の今熊野観音寺と十六番の清水寺にお参りする予定だと話しました。
すると、”札所の順番にこだわらんのやったら、最初に清水寺に行ってから、今熊野観音寺に行く方がええで~”と言われました。
清水寺を先に行くコースは地道が残っているうえに 、峠を越えたらすぐに清水寺だそうです。
案内できないけど、朝のうちにチョークでコースを書いておくから迷わないよ、と言われました。
西国三十三所は昔から決まった順番はなく、今の札所順も便宜的なものです。
今日は彼の作った十六番を先に回るコースで歩こうと思います。
実は明日も京都市内の二ヵ所を逆に回るつもりです。
JR山科駅を出発して、三条通りを西に向かいます。
山科は碁盤の目のような町ではないので、一条も二条もありませんが、三条通りがあります。
この通りをまっすぐ行くと京都の三条通りに続くそうです。
沿道の家々の軒先に紫色の奇妙なゴム風船が下っています。
三条通りだけにある”ご当地キャラ”で、山科なすをモチーフにした”もてなす君”というそうです。
”五条別れ道”という道標があります。
”右ハ三条通”左ハ五条橋・ひがしにし六条大佛・今ぐまきよ水道”と書かれています。
普通の道標のように見えますが、西国巡礼者用の道標を兼ねています。
京都にある無数のお寺のなかで、道標に書かれたお寺は札所の”今ぐま”と”きよ水”の二つだけです。
普通、巡礼用の道標は次に行くお寺の名前が書いてあります。
”五条別れ道”には、十五番今熊野観音寺と十六番清水寺が並んでいます。
全員が徒歩巡礼だった江戸時代は、逆に回る巡礼者が多かったのかもしれません。
元慶寺は西国巡礼を再興した花山法皇が出家をしたお寺なので番外の札所になっています。
最高権力者の天皇が出家をした場所とは思えないほど小さくて静かなお寺でした。
この先、友人が書いてくれた矢印に沿って歩いていきます。
大石道あたりから上り坂になってきました。
この峠を越えると清水寺でしょうか。
裏道から国道一号線の歩道に合流して、自動車専用の東山トンネルまで行くと、トンネルの外側に細い歩道があります。
そのまま歩いていくと明治期の素晴らしいトンネルがありました。
入口の扁額には「花山洞」とかいてあります。
出口の扁額は「方軌通門」です。
軌道なので以前は線路が敷かれていたのかと思いましたが、意味が違いました。
これは車が並行する、二車線の幅があるという意味でした。
もうすぐ第十六番 音羽山 清水寺です。
ちょっと寄り道だけど、その前に素敵なお寺があると、友人が矢印を書いてくれました。
素敵なお寺は東山から京都市内を見下ろす清閑寺です。
お寺の一角には二代の天皇陵がありました。
ここから見る京都は扇形をしています。
今歩いている道は、京都を一周するハイキングコースの一部のようです。
清水寺への案内板もありますが、山に入る道以外は脇道がないようで、誰も歩いていません。
そのまま歩いて行くと清水寺の裏口に出ました。
賑やかな表口とは違い、ごく普通の金属製のゲートの横に小さな出入口がありました。
裏口を入ると、出口に向かう下りの石段を挟んだ、反対側の山の中腹でした。
ここから清水の舞台が真正面に見えます。
舞台の方から人がゾロゾロと歩いてきます。
観光客の流れに逆らって歩いていくと、納経所があります。
”裏口から入ってきたので、お参りはこれからなんです”、と納経印を頂き、本堂でお参りをしました。
そのまま人の流れとは逆に歩いていると、いつの間にか外に出てしまいました。
本来の入口脇には切符の販売所があります。
裏道から来ました、と納経所で話しても切符の事は言われません。
裏道を知っている地元の人は無料なのかもしれません。
第十五番 新那智山 今熊野観音寺に向かう道も、京都一周トレイルの一部になっています。
お寺の前には神社の様な赤い太鼓橋が掛かっています。
もともと熊野権現と所縁があるお寺でしたが、熊野三山の信者だった後白河上皇が近くに熊野神社を作り、今の熊野という名前に変えたそうです。
今というのは12世紀のことです。
JR山科駅 スタート |
民家の二階 の窓から もてなす君 |
商店の軒先 にも もてなす君 |
五条わかれ | 石屋さんの 看板 |
二階くらい ある塔は 200万円 |
東海道 | 動物病院の レリーフ |
番外札所 元慶寺入口 |
元慶寺山門 | 本堂 | 境内 |
大石道の 信号 |
友人が 書いた 案内の矢印 |
行き止まり だが歩行者 は通れる道 |
京都の町中 にもこんな 未舗装路が |
何か所も 残っている |
東山トンネ ルの右側に 歩行者の道 |
入口 花山洞 扁額 |
出口 方軌通門 扁額 |
天皇陵の 道標と清水 の案内板 |
左清閑寺 右山科醍醐 大津道 |
六条、高倉 天皇陵 |
清閑寺境内 |
京都市内が 扇型に 見える |
扇の要に あたる 京都の要石 |
木瓜 |
東山の ハイキング コース案内 |
清水裏口へ
矢印の案内 |
清水裏口の 左側に徒歩 用のゲート |
裏口から 入ってすぐ 本堂を見る |
奥の院から 十六番札所 清水寺本堂 |
本堂から 奥の院を 見る |
トレイル | 鳥戸野陵 一条天皇妃 藤原定子墓 |
京都一周 トレイルの 案内 |
トレイルは 赤い橋の下 を抜けます |
登って橋を 渡ると |
十五番札所 今熊野 観音寺入口 |
本堂 | 大師堂 | 敷きもみじ |
花山法皇 落飾した 番外元慶寺 |
第十六番 清水寺 |
第十五番 今熊野 観音寺 |
データ
2022年12月04日(日)
9.3km 2hr46min
0827 JR山科駅発
0835 五条別れ道道標
0857 番外札所 元慶寺着
0908 発
0910 北花山、大石道入り口
0927 花山洞入り口
0930 清閑寺着
0938 発
0945 第十六番 音羽山 清水寺着
1003 発
1040 第十五番 新那智山 今熊野観音寺
1050 発
1114 JR東福寺駅着
0818 京都発
JR湖西線 普通 近江舞子行き
0824 山科着
1119 東福寺発
JR奈良線 みやこ路快速 京都行き
1121 京都着
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