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歩き遍路日記(ズルはせずに全部歩いています) 西国三十三カ所 京都day2 京都地下鉄東西線 醍醐駅から第十三番 石光山 石山寺まで(醍醐越え)
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2024-09

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西国三十三カ所 京都day2 京都地下鉄東西線 醍醐駅から第十三番 石光山 石山寺まで(醍醐越え)

今日は京都市内と琵琶湖の間にある山を三つ越えて琵琶湖畔に向かいます。
丸一日山の中のコースなのでゴールするまで公共交通に乗れる場所は殆どありません。
暗くなる前にゴールの石山寺までたどり着きたいので、早朝出発を予定していました。

四国の札所はどこも朝7時から営業開始ですが、昨日の三室戸寺で懲りています。
醍醐寺の営業開始時間を調べました。
なんと朝9時開門です。
日没の時間を考えると、醍醐寺の料金所を9時にスタートして、最後の石山寺まで6,7時間で歩かないといけません。
今日はゆっくりしている時間はなさそうです。

地下鉄醍醐駅を降りて10分ほど住宅地を歩くと第十一番札所のある醍醐寺です。
醍醐寺はとても大きな真言宗のお寺です。
観音様と納経所がどこにあるのかわからず、料金所でたずねました。
"まず、庭園を見てから、伽藍を奥に上って行くと観音堂があります。
准胝観音様はそちらにいらっしゃいます"、とのことです。
ゆっくりめの朝一番、誰もいない境内で紅葉を堪能できました。

醍醐寺は上醍醐、下醍醐と二ヵ所に分かれています。
本来、准胝観世音菩薩像が祀られていた准胝堂は上醍醐にありました。
平成20年の落雷で焼失し、今は跡地だけがあるそうです。
もちろん巡礼道は本来の札所を通ります。
下醍醐の立派な伽藍を見ながら緩い坂を上って行くと、動物園のような逆転防止の回転扉がありました。

回転扉の先は本格的な山道が続いています。
登山道の入り口には西国十一番札所と刻まれた大石柱が立っていますが、ロープが張ってあり直接入っていけません。
登山道の脇に、民家のような上醍醐の料金所と、准胝堂まで登れない人の為に作られた女人堂があります。

料金所の方に、
”これから醍醐山を越えて、岩間寺まで徒歩で向かうのでこちらには戻りません”、
と言うと、
”前回反対側に降りた人はいつ頃だったか思い出せないが、あちら側は獣道です。
準備は大丈夫ですか。倒木が多いので注意してください”、
と教えてくれました。

上醍醐までは標高差350m、約一時間の山登りです。
途中に豊臣秀吉が醍醐の花見をした場所があります。
宴会場はかなり山を登ってきた辺りです。
こんな山の上で大宴会をしたとは、昔の人たちは健脚です。

静かな山の中を上り始めると、50mくらい後ろに、同じ位の速さで登って来る二人組の気配があります。
山道で抜きつ抜かれつしたくないので、スピードを上げたのですが、彼らもなかなか早く、振り切ることはできません。

突然、後ろの方から般若心経が聞こえてきました。
不動明王の祠があって、二人組はお経をお供えしているようです。
醍醐寺は真言宗のお寺ですが、修験道当山派の本山でもあります。
後ろから来る二人は登山者の服装ですが、実は修験者なのかもしれません。

上醍醐に到着しました。
醍醐味の語源となった、湧き水の醍醐水を飲んで一休みします。
ここからさらに70mほど石段を登ると、第十一番札所 上醍醐 准胝堂跡です。
さらに登ると醍醐山頂に開山堂があります。
開山堂の裏手に、”笠取を経て岩間(西国12番札所)”の道標がありました。

笠取に向かう下りに入ります。
獣道というより、全く整備されていない山道です。
以前は多くの巡礼者が歩いていたのでしょう。
道標や石柱、少し以前に作られた案内板などが多数ありました。
冬場なので道が判らなくなっていることはありませんが、枯れ葉が深く積み重なっています。
倒木も多数ありますが、もっと怖いのは踏板が腐って穴の開いている橋です。
しかし、一番怖かったのは、新しく掘り返された穴の近くで、動物の気配がして、なんとなくブヒブヒという声が聞こえた時でした。

山を下りて笠取にでました。
第十二番札所岩間寺まで、山が二つありますが、殆どが舗装路です。

途中に吊るし柿を収穫している農家がありました。
こちらの地方では二つずつ結んで、振り分けにして吊していました。
収穫した物は京都市内に出荷するそうです。
美味しそうなので一組百円で売っていただきました。
食べる前に揉むと甘くなるそうです。

第十二番 岩間山 正法寺に着いたのは、二時ちょっと前でした。
ここからゴールの石山寺までは6km、約1時間半です。
慌てて石山寺の拝観時間を確認します。
閉門は午後4時半ですが、最終入山は午後4時です。
岩間寺でお参りできる時間は20分位でしょうか。
大急ぎで般若心経をお供えして2時過ぎに出発しました。

折角、山を三つ越えて到着した岩間寺ですが、真っ黄色の銀杏以外、何も覚えていません。
いつのまにか滋賀県境を越え、山を下り、大津市街地に入りました。

第十三番 石光山 石山寺の山門をくぐったのは最終入山15分前でした。
奇岩の上に立てられた本堂の中に、琵琶湖に面した小部屋があります。
紫式部が源氏物語を書いた源氏の間です。
湖からの吹く風は冷たいのですが、もちろんガラス窓などはありません。
冬場は執筆しなかったのかもしれません。

石山寺の門前に叶匠寿庵の売店があります。
土産物店と並んで高級和菓子店があるのは珍しいので、店内を覗いてみました。
こちら限定の、奇岩をモチーフにした小豆のお餅がありました。
夕暮れの琵琶湖を眺めながら、京阪石山寺駅まで歩いて終了です。
距離20km、高低差1000m、7時間半のお遍路でした。
駅 地図 住宅地
市営地下鉄
醍醐駅から
スタート
この辺りは
観光地です
駅前から
続く住宅地
醍醐寺 石柱 三法院
醍醐寺入口
札所の石柱
は無し
三法院 三法院入口
三法院 三法院庭園 唐門
国宝
表書院室内
三法院庭園 国宝唐門
仁王門 下伽藍 2
仁王門 下伽藍
観音堂 弁天堂 回転扉
第十一番
札所醍醐寺
観音堂
弁天堂 上醍醐に
向かう出口
11番 2 女人堂
西国十一番
霊場登山口
女人堂説明 女人堂
料金所 史跡 山路
上醍醐への
料金所
史跡醍醐寺
境内
登山路
スタート
上醍醐道 5丁
うえの
だいごみち
山道 5丁
醍醐の花見跡 説明 山道
醍醐の花見
の場所
花見の説明 さらに階段
続きます
修験者 道標 鳥居
般若心経を
唱える若者
二人組
すぐ左
巡礼道の
道標
山の中に
鳥居がある
到着 役行者 社務所
上醍醐に
到着
役行者の石
像は修験道
の本山の為
上醍醐の
社務所
壁 清瀧宮拝殿 19丁
山上にある
とは思えな
いほど普通
国宝
清瀧宮拝殿
19丁
麓から
約2km
醍醐水 説明 あかい
湧き水
がでる
醍醐水
説明板 醍醐水
閼伽井
(あかい)
じゅうていどう せつめい 五大堂
かなり広い
准胝堂跡地
ここから
山頂まで
15分
山頂にある
堂宇の一つ
五大堂
山頂 開山堂 道標
醍醐山頂
標高450m
開山堂 開山堂裏の
次の札所
への道標
巡礼道 倒木1 2
下り坂の
巡礼道
道標
最初の倒木
この位は
楽勝
次の倒木
1 2 3
倒木の
いろいろ
奥之院 じゅんていみち
人の通った
気配が
全くない
右:奥の院
本宮の鳥居
左:志ゆんてい
(准胝)道
岩間道 大日如来
←ゆわま道
(岩間道)
宝冠を被る
石像は
大日如来
山肌を通る
1 2 3
西国
サポート
の道標
比較的最近
の巡礼用
道標
石垣 2 倒木
大きな石垣
がある
石垣の横
を抜けて
下る
最後の倒木
橋1 2 橋2
一つ目の橋
かなり腐っ
ている
アップ
怖い
二つ目の橋
踏板が無く
なっている
bbq
山から出
た場所です
各種道標が
立ってます
BBQ施設
です
右岩間道
25丁鉄柱
に遍路シール
笠取は
山間の
静かな農村
お花
舗装路 自然歩道
山登りです
がしばらく
舗装路です
東海自然
歩道の一部
です
右、岩間道
の道標
霊杉 農村 道標
霊杉 農村地帯に
入りました
この辺りは
道標が多く
判りやすい
柿1 2 お寺
釣るし柿
農家で収穫
しています
一組買って
甘い物を
補給します
車両進入禁
なので私有
地の中です
眺め 神社から
お寺でなく
神社の敷地
のようです
奥宮神社
琵琶湖方面
の展望台
神社から
岩間寺に
向かいます
1 2 3
さらに神社
の裏の
抜け道
のような
道を行くと
岩間寺の
敷地内に
入ります
本堂 説明 紅葉
裏道なので
突然本堂の
横にでます
説明 紅葉
銀杏 岩間道 石山道
本堂前は
銀杏の落葉
で真黄色
西国霊場
第十三番
正法寺道
石山観音
まで38丁
4km強
正面入り口
から出ます
お地蔵様 岩間寺と
奥宮神社へ
車で行く道
名神高速
を越えます
石山の
市街地に
入りました
すぐ石山道
左岩間道
400m 石山寺 説明
後400m
岩間寺から
5.1km
第十三番
石光山
石山寺
説明文
参道 石段 奇岩
長い参道
を通り
長い階段を
登ると
奇岩の上に
本堂が建っ
ています
源氏の間 紫式部 説明
本堂にある
源氏の間
紫式部を
アップにして
みます
説明
経蔵 お大師様
校倉造の
経蔵
お大師様
帰りは別
の石段
叶匠寿庵
石山寺店
石餅
限定品です
琵琶湖の
夕暮れ
京阪石山寺 石餅は
二色の餅に
小豆餡のせ
へんこつ
今日の夕食
煮込みの店
へんこつ
クラフト
ビールの
ビアラボ
二軒で
飲みました
第十一番
上醍醐
准胝堂
第十二番
岩間山
岩間寺
第十三番
石光山
石山寺

データ
2022年12月02日(金)
20.0 km 7hr35min

0853 京都市営地下鉄東西線醍醐駅発
0907 醍醐寺総門着
0910 三法院庭園
0920 発
0935 醍醐寺観音堂(納経所)
0950 発
0955 上醍醐入山料金所女人堂(標高70m)発
1050 醍醐水(標高370m)
1055 第十一番深雪山 上醍醐 准胝堂跡(397m)
1106 五大堂(442m)
1113 開山堂(443m)
1202 バーベキュー場(191m)
1217 笠取集落県道782号への分岐点(171m)
1242 県道最高点から岩間山への分岐点(334m)
1300 平出集落(209m)
1202 奥宮神社(388m)
1347 第十二番 岩間山 正法寺 (岩間寺)(384m)
1406 発
1444 名神高速道路通過(93m)
1545 第十三番 石光山 石山寺
1610 発
1615 叶 匠寿庵石山寺石餅
1628 京阪石山坂本線石山寺駅着

12_2
0755 京都プラザホテル発
0812 京都駅着
0813 京都駅発
京都市営地下鉄烏丸線 普通 国際会館行き
0818 烏丸御池着
0824 烏丸御池発
京都市営地下鉄東西線 普通 六地蔵行き
0846 醍醐着

1634 石山寺発
京阪石山坂本線 普通 坂本比叡山口行き
1646 京阪膳所着
1650 膳所着
JR東海道本線 快速 網干行き
1706 京都着


スケジューリングで考えたこと
上醍醐から笠取までの下山路の情報がまったくありません。
途中で引き返すのなら良いのですが、笠取に出るまで、予想よりも大幅に時間がかかった場合、石山寺にたどりつけないかもしれません。
岩間寺で中断することを考え、岩間寺のアクセスを調べてみました。
WEBには最寄りの中千町バス停まで徒歩50分と書いてあります。
地図で中千町バス停を見ると、名神高速を越えた辺りで、石山寺まで2.5km 地点です。
バスは1時間に二本あります。
暗くなるまで、ここまで歩ければ大丈夫そうだと思いました。
黄檗駅から醍醐駅まで4.7kmは京都に来た時に繋ごうと思います。

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テーマ:寺巡り - ジャンル:旅行

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38G

Author:38G
運動が少し好きな普通のおじさんの歩き遍路日記です。

お遍路をしようと思い、スケジュールを立てる際、ネットにアップされている先輩方のブログがとても参考になりました。

私も後から来る人のためにデータを残そうと思いブログを始めました。

「ズルはしていません」というのはバスや電車でワープはしていませんから、ポイント間の所要時間や一日の歩行距離は大体あてになりますよ、という意味です。

長い文章は、お遍路に行きたくても行けない母親のために書いています。

歩き遍路って、札所のない所は何をしているんだろうか、毎日歩いていて飽きないだろうか、など疑問に思った方も、本文を読んでいただけると、疑問の答えの一部が見つかるかもしれません。

 

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