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歩き遍路日記(ズルはせずに全部歩いています) 2024年03月
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2024-03

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西国三十三カ所 中山道 day4  JR東海道線 醒ヶ井駅 から JR東海道線 垂井駅(中山道3)

今回は予定を短縮し、今日が最終日になります。
今日は昨日に続いて旧中山道を歩きました。
JR東海道線醒ヶ井駅をスタートし、醒ヶ井宿、柏原宿、今須宿、関ケ原宿を通り、フィニッシュのJR東海道線垂井駅まで21kmです。

昨日の帰り、醒ヶ井駅から東海道線に乗りました。
近江八幡駅で自動改札を出ようとすると通れません。
JR東海の駅からJR西日本の駅に行こうとしたのです。
東京に住んでいると全く気にならないのですが、違うJRの自動改札を通った交通系カードでは出られないのです。

同じような人が沢山いるようで、近江八幡駅の改札口には米原より東側の駅で交通系カードで入場した人への案内が書いてあります。
久しぶりに紙の切符を買って米原行に乗りました。

JR醒ヶ井駅から300mで旧中仙道醒ヶ井宿の入り口です。
宿場の入り口には、澄んだ小川が流れていて、温泉場のような風情の橋が架かっています。
車半分ほどの幅の小川は旧街道に沿って宿場の中を流れています。
小川に面した側は、入り口にそれぞれ小さい橋が架かっています。。
川沿いに桜が植えてありますが、この時期は桜ではなくて椿が咲いていました。

小川の脇に宿場当時、人足や馬の中継所だった問屋場の建物があります。
土間に続く板の間に座って、当時の人と同じように宿場の景色を眺めました。

さらに歩いて行くと、湧き水があります。
「平成の名水百選」に選ばれた「居醒の清水(いさめのしみず)」です。
醒ヶ井の名前はここから取られたそうです。
宿場の中を流れていた小川はどこか大きな川から引かれているのではなくて、この湧き水が川になったものでした。
水源から引かれた水が、熱帯魚の水槽に流れ出ていて、柄杓がおいてあります。
名水百選なので飲んでみたかったのですが、飲用可とも不可とも書いてありません。
水槽に苔が生えていたので、万一を考えてあきらめました。

醒ヶ井から一里18丁約5kmで次の柏原宿です。
長さが1.5kmもある大規模な宿場町だったそうで、緩いカーブを描く街道沿いに軒の低い二階家が並んでいます。
左側に見えている伊吹山がますます近づいて、JR柏原駅のすぐ向こう側に見えています。

中山道の宿場が賑わっていた当時、それぞれの宿場には名物がありました。
高宮宿は伊藤忠兵衛商店と同じ麻製品、鳥居本宿は防水紙や胃腸薬などの三赤です。
今は風情がありませんが、愛知川宿は和菓子で有名だったそうです。

柏原宿の特産物は艾(モグサ)です。
伊吹山で取れるヨモギの葉から作ったモグサは伊吹モグサと呼ばれ、江戸でも人気がありました。
当日、お店は閉まっていましたが、一番有名だった亀谷伊吹堂というモグサ屋さんは今でも営業しています。
宿場当時の柏原には同じような名前のモグサ屋さんが何軒も並んでいたそうです。

柏原宿を出て、低い峠を越えると、山の反対側に回ったようで伊吹山が見えなくなりました。
すぐに近江と美濃の国境があります。
現在でも滋賀と岐阜の県境です。
国境線は川でも道路でもなく、道路の脇にある幅20cm位の細い溝です。
ここは寝物語の里と言われています。
寝ながらどんな話をしたのでしょうか。

実際は寝物語の内容とは関係がありませんでした。
昔、この溝を挟んで近江国と美濃国に宿屋がありました。
ある夜、宿屋に泊まった人が、壁越しに隣の宿の人と話をしました。
翌朝その人が、”昨晩は寝ながら隣の国の人と話しをした”と言ったそうです。
物語はどこにいってしまったのでしょう。

寝物語の里から1kmで次の今須宿です。
軒の低い伝統的な二階建て民家と、立て替えられた新しい家、駐車場になってしまった空きがまばらに並んでいて、宿場町の雰囲気はありません。
それでもゆるいカーブを描く旧街道は拡幅されずに昔のままです。

昔は難所だったという今須峠を越えると、常盤御前の墓、不破の関跡、などの史跡が続き、関ケ原にはいります。
関ヶ原合戦の時に、各武将が陣地を置いた場所を記した案内図があります。
関ケ原に観光に来る人は武将の陣地を見に行くのが目的のようで、道路沿いにそれぞれの陣地への案内板がありました。
武将の陣地には、旗印とともに関ケ原の合戦時に何をしたかを書いた説明板があります。

中山道沿いに福島正則の陣地跡があります。
東軍、徳川側の最前線です。
合戦が始まると、近くの南天満山に布陣した西軍の副総帥、宇喜多秀家と戦ったそうです。
地図を見ながら実際の南天満山を探してみました。
約1km先の山の上です。
今は平地部に家が建っていますが、当時は森だったのかもしれません。
最前線でこんなに遠いのです。
時代劇の合戦シーンのように広い野原に向かい合って突進するのではなく、実際は木立に隠れながら接近したのかなと思いました。
徳川家康の本陣はここからはるか彼方、関ヶ原の駅を越えた約3km先にありました。

関ケ原を過ぎると郊外のベッドタウンのような風情になりました。
中山道はセンターラインのある幅の広い真っすぐな道になりました。
地図を見ると、濃尾平野に入っています。
岐阜や名古屋に通う人が住んでいるのでしょう。

垂井宿の入り口には、名前の由来になった垂井の湧き水がありました。
水場があるところは重要だったのですね。
今回はJR垂井駅で終わりです。

予定を変更したため翌日は近江八幡観光になりました。
近江八幡は豊臣秀次が開いた近江商人の街です。
城のある八幡山の山すそに琵琶湖に繋がる水路があり、白壁の蔵が並んでいます。
雰囲気の良いクラフトビア醸造所もあります。
ヴォーリズ建築のウィリアム・メレル・ヴォーリズもここに住みました。
以前メンソレータムを製造販売していた近江兄弟社もヴォーリズさんが設立しました。
街には、ヴォーリズさんが建てた民家以外にも、ヴォーリズ高校、ヴォーリズ病院などヴォーリズさんが作った物がたくさんあります。
見どころが沢山ある近江八幡ですが、一番賑わっていたのはバームクーヘンのクラブハリエが作ったバームクーヘン型の大型店舗、ラコリーナでした。

切符 醒ヶ井 息吹
紙の切符を
買って乗車
しました
醒ヶ井駅
到着
ホームから
伊吹山が
みえます
醒ヶ井 前後宿場 郵便
醒ヶ井宿の
案内図
番場醒ヶ井
柏原三か所
の案内図
ヴォーリズ
建築旧醒井
郵便局局舎
いさめばし 渡 宿場内
醒ヶ井宿
入口に架る
いさめ橋
橋を渡ると
宿場に
はいります
川沿いに
桜と椿が
植えてある
明治天皇 宿場 問屋場
明治天皇の
休んだ寺
宿場内の
様子
小川沿いの
問屋場は
当時の建物
土間 板の間 外
入口の
土間
荷捌きを
しただろう
板の間
板の間に
座って外を
眺める
醒井公会堂 川 醒井木彫美術館
醒井木彫
美術館
季節には
梅花藻が
咲く川
醒井
公会堂
脇m図 延命寺像 水槽
延命地蔵の
横に居醒の
清水がある
お地蔵様 熱帯魚の
水槽と柄杓
柄杓 加茂神社 伊吹さん
柄杓は何の
為に置いて
あるだろう
加茂神社 宿場の外れ
の正面に
伊吹山
醒ヶ井 ぶんしんすい 伊吹さん
江戸方面の
入口にある
醒ヶ井宿碑
中山道沿い
にある井戸
仏心水
正面に
伊吹山が
見える
中山道 じんじゃ 国道
中山道柏原
に向かう
中山道沿い
には神社が
多数あり
山間の狭い
区間で国道
と合流する
中山道 道中松 ほたる
すぐに国道
と別れて
旧道になる
街道松が
残っている
夏になると
蛍が出る
らしい
お地蔵様 2 森の中
この地区は
お地蔵様を
集めて
屋根の下に
入れる
らしい
森の中を
抜ける道
やくし かいどうまつ 一里塚跡
当時人気
だった薬師
堂への道標
街道松 道の両側に
あった一里
塚跡の石碑
一里塚 柏原いりぐち 柏原
土を盛って
木を植えた
復元一里塚
柏原宿入口
の常夜灯
緩いカーブ
を描く
柏原宿
柏原宿 伊吹 昔の家
宿場の雰囲
気と取り戻
す試み
大きな家の
背後に伊吹
山が見える
宿場当時に
営んだ店が
書かれた板
これより 享保年間 柏原宿歴史館
柏原宿の中
にも明星山
薬師の道標
享保年間造
当時は人気
だったそう
大正6年造
の邸宅跡の
柏原歴史館
造り酒屋後 伊吹堂 宿場
造り酒屋跡 今でも艾
もぐさを
売る伊吹堂
全長1.5
キロの長い
宿場
本陣跡 酒屋 柏原宿
皇女和宮
宿泊本陣跡
酒屋 柏原宿
見取り図
柏原駅 照て姫
JR柏原駅
のすぐ後ろ
に伊吹山
照手姫
笠地蔵
柏原宿を
出て東山道
の分岐点
寝物語 初代 国境
近江美濃国
国境寝物語
の里の碑
国境の碑と
初代標柱の
礎石
近江美濃の
国境の溝
今須 問屋場 軒瓦
今須宿は
伝統家屋が
疎らに残る
問屋場跡は
数少ない
当時の建物
商売繁盛の
永楽通宝の
軒瓦
徳川家康 今須 一里塚
徳川家康
腰掛石
今須宿
本陣跡
今須宿
一里塚跡
峠道 今須峠 常盤地蔵
今須宿から
今須峠に
向かう山道
当時は難所
だった
今須峠
常盤御前を
弔う
常盤地蔵
すぐそこ 常盤御前の墓 説明
常盤御前の
墓への道標
常盤御前の
墓と芭蕉の
句碑
説明板
鶯 黒地 大谷
今須峠近く
の名所だっ
た鶯の滝
東海道線を
潜る黒血川
橋梁
西軍最右翼
大谷吉継の
陣跡と墓
自販機 小早川 不破の関
大谷吉継の
自動販売機
小早川秀秋
陣跡まで
3km
壬申の乱後
作られた
不破関跡
福島正紀 説明 天満山
東軍最前線
福島正則の
陣跡
関ケ原戦で
の各武将の
働きを説明
西軍最前線
宇喜多秀家
の南天満山
1 2 3
戦死者を
埋めた
西首塚
小さいお堂
がある
首塚はお堂
の裏側
JR 土産 自販機
JR関ケ原 土産物店は
駅よりも
大きい
関ケ原合戦
図の自販機
ロッカー トイレ 関ケ原宿
家紋付きの
土産物店内
のロッカー
観光客向け
にトイレを
貸している
関ケ原宿
宿場 山之内一豊 つるべ井戸
家が全く残
っていない
関ケ原宿
東軍かなり
後方の山内
一豊の陣跡
今でも水
を汲める
釣瓶井戸
1 2 3
ここから
垂井宿
JR線路
の側の
住宅地
旧街道の
雰囲気は
全くない
山車倉庫 雨宮
垂井の祭り
には山車が
でるらしい
山車倉庫 雨宮大社
まで八丁の
道標
雨宮大社 垂井の泉
美濃一之宮
雨宮大社
石の大鳥居
垂井の由来
になった
垂井の泉
欅の巨木で
有名だった
が今は無し
竹中半兵衛 駅 切符
竹中半兵衛
の陣屋が
あったそう
垂井駅到着
これで今回
は終了です
紙の切符を
買って帰り
ました

翌日観光の写真です
パーミリ 1 2
ヴォーリズ
建築巡り
パーミリ邸
佐藤邸
シメオン
黙想の家
サンデッキ
があります
1 自転車 古い家と教会
ウォーター
ハウス
記念館
レンタル
サイクルで
廻ってます
次の目的地
は倉庫の奥
にある教会
地の塩 アンドリュース 学園
近江八幡
教会牧師館
旧地の塩寮
アンドリュ
ース記念館
第一号建築
次は学園内
にあるハイド
記念館へ
ハイド記念館 1 2
ハイド
記念館
内部は
見学可能
郵便局 カフェ 近江兄弟社
最後は
旧八幡
郵便局へ
中はカフェ
ここまで
建築巡り
メンターム
近江兄弟社
本社工場
メンタム 西川 蚊帳
昔の
メンソレー
タム各種
布団の西川
の創業店
近江の麻を
使った蚊帳
を売った店
白雲閣 ステンド 八幡山
元は学校
だった
白雲閣
内部は観光
案内所
正面に
八幡山が
見えます
1 2 3
近江商人の
町並み
新町通り
商家が
碁盤の目に
並んでいる
1 2 3
博物館に
あった道標
左長命寺
八幡道 オムライス
の昼食
1 3 2
八幡堀 堀は琵琶湖
に続いて
いる
近江八幡 2
近江八幡 拝殿 門前の
たねや
日牟禮乃舍
たねや 2 3
近江八幡前
だが本店
ではなく
建物も古い
イメージの
新しい店
すりごまの
汁粉
1 2 3
八幡堀の
クラフト
ビール
two
rabbits
ドラフトも
缶も多種
ありました
1 3 2
たねやの
バーム
クーヘン
クラブ
ハリエの
巨大売店
バームの
形をした
ラコリーナ
地図 やきたて 施設
バーム型の
敷地に
多数の施設
一番人気は
焼きたての
バーム
多数の売店
が用意
されている

データ
2024年01月11日(木)
21.1 km 6hr17min

0845 醒ヶ井駅発 
0850 中山道 醒ヶ井宿
0900 醒井宿問屋場
0909 居醒の清水
0915 醒井宿東見附跡
0927 佛心水
0932 国道21号線に合流
0938 中山道へ
1012 道標『従是明星山・・』
1021 柏原一里塚
1037 柏原御茶屋御殿跡
1100 柏原駅
1132 寝物語の里
1203 今須宿本陣跡
1209 今須峠
1224 常盤御前の墓
1248 不破関跡
1255 福島正則陣跡
1303 西首塚
1325 関ヶ原駅前観光交流館
1355 関ケ原宿
1432 垂井一里塚
1452 垂井の泉
1517 垂井駅

0810 近江八幡駅発
JR東海道本線 新快速 米原行き
0830 米原駅着

0833 米原駅着発
JR東海道本線 普通 大垣行き
0838 醒ヶ井駅着

1517 垂井駅発
JR東海道本線 普通 米原行き
1544 米原駅着

1547 米原駅発
JR東海道本線 新快速 播州赤穂行き
1606 近江八幡着

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テーマ:歴史・文化にふれる旅 - ジャンル:旅行

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プロフィール

38G

Author:38G
運動が少し好きな普通のおじさんの歩き遍路日記です。

お遍路をしようと思い、スケジュールを立てる際、ネットにアップされている先輩方のブログがとても参考になりました。

私も後から来る人のためにデータを残そうと思いブログを始めました。

「ズルはしていません」というのはバスや電車でワープはしていませんから、ポイント間の所要時間や一日の歩行距離は大体あてになりますよ、という意味です。

長い文章は、お遍路に行きたくても行けない母親のために書いています。

歩き遍路って、札所のない所は何をしているんだろうか、毎日歩いていて飽きないだろうか、など疑問に思った方も、本文を読んでいただけると、疑問の答えの一部が見つかるかもしれません。

 

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