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歩き遍路日記(ズルはせずに全部歩いています) 2022年12月
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2022-12

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西国三十三カ所 大和路day4 近鉄壷阪山駅から第七番 岡寺、第八番 長谷寺経由 近鉄 大和朝倉駅へ(明日香路)


四日目は壺阪山から北東に向かい、岡寺、長谷寺を回ります。
この辺りは明日香路と呼ばれていますが、明日香路という道はありません。
なんとなくこの辺りの観光地をダラダラ歩くのが飛鳥路巡りのようです。

友人に明日香さんという女性がいます。
お父様は、明日香村の美しさに感動して、娘の名前を明日香にしようと思ったそうです。
確かに明日香はとても美しい所です。
低山を背景にして、広葉樹で覆われた緩やかな丘陵や古墳が点在するからでしょうか。

高取の市街地を抜け、景色が変わるとすぐにキトラ古墳があります。
最初の札所、岡寺はここから4kmほど北東です。
この区間をどのように歩いてもいいのですが、せっかくなので古代の石造物を見ながら歩 くことにしました。

ここから岡寺までの間には二面石と亀石があります。
詳細を確認するため地図を拡大しました。
すると、それまで表示されなかった”マラ石”というスポットが突然現れました。
地図を縮小するとまた消えてしまいます。
マラ石とは初耳です。
手塚治虫の”三つ目が通る”にも出てきませんし、明日香村の石造物案内にもありません。
これは大きな字では書けない秘密のスポットかもしれません。
ちょっとした急坂を2回越えるとマラ石に到着です。
急坂の下には日本の棚田百選に選ばれた稲渕の棚田がありました。

第七番札所、東光山岡寺(龍蓋寺)には日本最大の粘土製観音様が祀られています。
西国三十三所1300年を記念して、観音様の後ろにある覗き窓まで近寄れるようになっていました。
裏側をぐるっと回り、足元から見上げた観音様は、全身が灰色の粘土でできていました。

酒船石、安倍文殊院を見て、市街地に入ったなと思ったら桜井に到着です。
桜井からは交通量の多い国道165号線、初瀬街道に入ります。
往時は大和から長谷寺を経由して伊勢に向かう道として賑わったそうです。

国道沿いに三輪そうめんの工場直売所があります。
そうめんは小豆島の名産品だとばかり思っていましたが、三輪そうめんはこの辺りの名産でした。
直売所併設のレストランが開いていたので、そうめんを食べました。
そうめんは寝かせたほうが油がなじんで美味しいと聞いたことがあります。
そうめん工場のレストランで出されるそうめんは、出来立てだったのでしょうか。

初瀬街道から第八番札所、豊山長谷寺の参道にはいりました。
参道沿いに長さ1.2kmの門前町があります。

私の家の宗派は真言宗豊山派で、長谷寺が本山です。
”今度本山に行くのだけど、お寺の輪袈裟をかけていったら、本山の方は気が付くだろうか”、
と和尚に聞いてみました。
自分の寺の本山ですが、入山料が必要です。
”中で働いている人ではなくて、入山券販売所にいる人なら多分気が付きますよ。
面白いので是非、輪袈裟をかけていってください”、
と和尚から言われました。
何が起きるかと期待して、豊山派の輪違い紋が入った輪袈裟をしていきました。
残念ながら、販売所で働いていたのは女性ばかりで、何事もおこりませんでした。

長谷寺の長い参道沿いに西国番外札所の法起院があります。
長い登廊と巨大な舞台が美しい長谷寺とは全く違う小さな塔頭です。
西国三十三所の巡礼を始めた徳道上人が晩年を過ごしたお寺なので番外の札所になっています。

お参りをしようとして、ちょっと困りました。
まず、般若心経と光明真言をお供えしました。
ご本尊真言はどうしましょう。
御本尊は徳道上人です。
仏様ではなくて実在の人物です。
とりあえずここで止めて納経所に行きました。

納経所のお坊さんに、”どんなお参りをすればよいですか”、と尋ねました。
”うちは真言宗のお寺なので、光明真言が良いと思います”というお答えです。
”光明真言と般若心経はお供えしたのですが、ご本尊真言がわからないで困りました”、と話すと、”南無徳道上人”だそうです。
なるほどそうですね。
徳道上人は長谷寺を創建した偉いお坊さんなのです。

徳道上人は千三百年前、病気で死にかかった時に冥土の入り口で閻魔様に会いました。
その時に、民衆を救うために西国巡礼を広めるように言われ、冥土の通行手形になる三十三のハンコをもらってきたそうです。
そういえば、秩父三十三カ所にも、閻魔様からもらった通行手形のハンコがあります。
秩父の宝印は納経帳に挟んで持ち歩いていたので、お坊さんに見せ、
”徳道上人が持ち帰ったのはどんなハンコだったのですか”と尋ねました。

”私も秩父は回ったけど、これは初めてみました。
こちらでは大日如来を表す梵字のアの印をもらったと言われています。
納経印に押してあるハンコと同じですよ”
と教えてくれました。

壺阪山 看板 明日香
壺阪山駅に
ハイカーが
います
高取から
明日香路へ
向かう道標
田んぼ
きとら 明日香村1 2
キトラ古墳 明日香村は
こんな感じ
が続きます
路 石塔 説明
歴史公園の
檜隈寺跡へ
向かう道
於美阿志
神社石塔
祭神は天武
天皇時代の
渡来人
1 2 天武天皇
何もないと
言えば
何もない
天武天皇陵
植木 1 2
花の苗を
生産する
農家
何もない
のが明日香
コスモス 棚田 道標
コスモス 日本棚田
百選の
稲渕棚田
マラ石が
観光案内板
に登場
稲渕 2 マラ石
飛鳥稲渕
宮殿跡
石が二つ
以外は何も
無し
謎の石造物
マラ石
住宅地 説明 石舞台
マラ石周辺は
住宅地
マラ石
説明板
石舞台古墳
下側の広場
鳥居 岡寺 手水
神仏混交の
名残りか
門前の鳥居
第七番札所
東光山龍蓋
寺(岡寺)
手水には
ビー玉が
本堂 花 塔
本堂 お花 三重塔
酒船石1 2 説明
酒船石
乗用車ほど
の大きさ
通りから
暫く歩いた
竹藪の中
説明板
飛鳥寺周辺 飛鳥大仏 蹴鞠
飛鳥寺の
周辺
飛鳥大仏 本物の蹴鞠
革製で気密
性は無し
火の用心 安倍文殊院 コスモス迷路
怪しげな
火の用心
安倍文殊院 金閣浮御堂
のコスモス
迷路
近鉄 薬局 そうめん
近鉄大阪線 薬局
武田製薬
特約店
そうめんの
製造工場
直売店
そうめん 駅付近 参道
暑いのです
が何故か
暖かい素麺
長谷寺まで
1.5km地点
旅行案内所
ここからが
参道沿いの
門前町
2 くさもち 長谷寺
長い参道に
お店や旅館
多数あり
草餅が名物
らしく
多数あり
第八番札所
豊山長谷寺
料金所 山門 石段
入山料金所 山門から
すぐに登廊
が続く
屋根のある
長い石段の
登廊
1 2 3
登廊は三本 すべて屋根
のある石段
本堂 舞台 舞台側
本堂
こちら側は
実は側面
懸崖の舞台
こちらが
正面
大悲閣の
扁額。中は
ご本尊
法起院 縁起 朝倉駅
番外札所
法起院
縁起 長谷寺から
5km歩いて
朝倉で終了
岡寺 長谷寺 法起院
第七番
岡寺
第八番
長谷寺
右は法起院
閻魔様から
拝領した印
は中央のア

データ
2022年11月04日(金)
24.1km 7hr57min

0842 近鉄壺阪山駅発
0857 キトラ古墳
0910 檜隈寺跡
0948 稲渕方面展望台日本の棚田百選
0954 飛鳥稲淵宮殿跡
1000 マラ石
1008 石舞台古墳
1017 第七番札所 龍蓋寺(岡寺)
1047 発
1103 酒船石
1110 発
1117 飛鳥寺
1129 発
1142 飛鳥資料館
1224 安倍文殊院着
1241 発
1338 ローソン 桜井脇本店
1346 発
1400 三輪山勝製麺
1420 発
1450 長谷郵便局
(法起院まで400m,長谷寺料金所まで600m地点、ここからGPS不調)
1550 ここまでGPS不調。
第八番札所豊山 長谷寺参拝打ち戻り、法起院参拝後、郵便局付近発
1640 近鉄大阪線大和朝倉駅着

0726 桜川駅発
大阪メトロ千日前線 普通 南巽行き
0727 なんば着

0733 なんば発
大阪メトロ御堂筋線 天王寺行
0740 天王寺着

0750 大阪阿部野橋発
近鉄南大阪線急行 吉野行き
0836 壺阪山着

1646 大和朝倉発
近鉄大阪線 急行 大阪上本町行き
1731 鶴橋着


スケジューリングで考えたこと
明日は山の辺の道を歩いて天理市に向かいます。
天理には天理参考館という民俗学博物館があります。
こちらで時間を使いたいので、早い時間に天理に到着したいと思いました。
今日は長谷寺をお参りしてから桜井経由で北に向かいます。
道沿いには近鉄大阪線、JR桜井線と2,3kmおきに駅が並んでいます。
暗くなるまで歩いて、できるだけ先に進もうと思いました。

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テーマ:寺巡り - ジャンル:旅行

西国三十三カ所 大和路day3 近鉄御所駅から第六番 壷阪山 南法華寺(壷阪寺)へ


昨日から何度も安全ピンで肉刺に穴をあけていますが、上手く水が抜けませんでした。
偶然に反対側に突き抜けたらスカッと抜けました。
そういえば四国遍路をしているとき、どこかの遍路宿の女将さんが、針に化膿止めの軟膏を塗った糸を通して抜くと良い、と言ってたのを思い出しました。

近鉄阿倍野駅のホームに山伏の白衣を着た人がゾロゾロ歩いています。
彼らは私と同じ車両に乗ってきて、同じ尺度駅で乗り換えて、同じ御所駅で降りました。
新しいウエアを着た新人っぽい人は登山靴を履いていますが、ベテランは白い地下足袋を履いています。
尺度駅で乗り換えを待つ間、動物の毛皮や天狗の様な黒い帽子などのグッズをジャラジャラと付け始めました。
山伏の集団はとても非日常的で、遍路装束の私が普通の人に見えてしまいます。
次の駅で乗ってきたお客さんは、山伏がずらっと並んで座っているのを見て、びっくりしています。
御所駅で降りると、駅前にはさらに大勢の山伏が集まっていて、お久しぶりなど挨拶をしています。
葛城山で山伏の競技会があるのかもしれません。

全く知りませんでしたが、御所(ごせ)は江戸時代の区割りに古い町家が立ち並ぶ、「御所まち」という美しい町でした。
街をでてしばらく行くと畑の中に、目立たないお寺があります。
修験道開祖の役行者が開いた吉祥草寺です。
ここは役行者誕生の地とされていて、産湯の井戸があります。
役行者の像を祀る行者堂の中には、ほら貝の展示販売がありました。
練習しないと吹けない物なのでしょう。
棚にほら貝教室のアドレスを書いたポスターが貼ってありました。

御所から真っすぐ東に向かうと明日香村です。
この辺り一帯に、これまで見て来た古墳よりも新しい、6世紀から7世紀にかけて作られた小型の古墳が並んでいて、石室を見学できるところもありました。

一つ目はヨラクカンジョウ(与楽乾城)古墳です。
特別な案内板も無く、周りにだれもいません。
石室まで行っておどろきました。
一辺30mほどの方墳ですが、石室は幅と高さが10m位あります。
古墳の大きさに対して、内側の石室がとても大きいのです。
石室の構造や巨石の形は石舞台古墳そっくりです。
石舞台古墳の周りに土を薄く盛り付けたら、こんな形になるのだと思います。
このあたりに多数ある無名の方墳の中は、どれも石舞台古墳のような巨石が埋まっているのかもしれません。

明日香村に入ると、牽牛子塚(けんごしづか)古墳の入り口があります。
新しく観光資源として整備された八角形の古墳で、こちらには観光バスが来ていました。
古墳のある丘は、芝生が植えられ、遊歩道が付いています。
丘からの見晴らしは素晴らしいのですが、肝心の石室には予約が無い人は入れません。
ゲートからは石室の入り口だけが見えました。
本来は葺き石と呼ばれる丸い石で外側が覆われていたそうですが、要塞のようにコンクリートで固められていました。

日本最強の城、高取城は標高583mの高取山山頂にあります。
街道沿いに城下町があり、観光客で賑わっています。
城下町を過ぎ、お城に向かって緩い坂を上っていくと、すれ違う人が皆”こんにちは”と挨拶をしてくれます。
最初は、私がお遍路のスタイルで歩いているからだと思っていました。
実はこの先で舗装路が終わり、山道になります。
先ほど挨拶をした人たちは、山から下りて来たハイキングの人たちでした。

たかがお城と思っていましたが、一気に300m登るなかなかの急こう配です。
そんな山の頂上に、平地のお城と同じような石垣が積み上げてあります。
築城の際には石材が足らず、明日香の古墳から石が運ばれました。
古墳から持って来た石材の中に、飛鳥古代文明の猿石が入っていました。
猿石は石垣には使わず、追手門の側に立てたそうです。

第六番札所 壷阪山 南法華寺 (壷阪寺)は登ってきた道とは反対側の、標高300mほどの場所にあります。
拝観が5時までなので、4時前にお寺に到着しました。

入口から観音堂が見えないほどの大きいお寺です。
観音様の場所を尋ねた後、駅まで徒歩でどれくらいかかるのか尋ねました。

”車道経由で4kmくらいですが、山道を通るともう少し短くなります。
でも、もうすぐ暗くなりますよ”、と教えてくれました。
”夜道は危険なのでバスで帰ろうと思います。
バス停はどこですか”、と尋ねると、
”バス停は目の前ですが、最終バスは4時5分です”、と言われました。

最終バスまで15分しかありません。
急いで階段を駆け上がり、早口で般若心経をお供えし、ぐるっと観音様の周りをまわって、納経を済ませた後、急いで階段を降りて入口に戻りました。
眼病治癒の力がある観音様は写真撮影もOKです。
残念ながら、ゆっくり写真を撮る時間はありませんでした。

山伏s 行者街道 2
白衣の集団
グッズ装着
前の様子
御所の町並み この通りは
行者街道
と呼ばれる
1 3
畑 吉祥草寺 どんど焼き
畑の中を
進むと
吉祥草寺
山門の中
は広い境内
本堂の前に
どんど焼き
の設備あり
腰掛石 産湯 ほら貝
役行者の
座った石
役行者の
産湯の井戸
売り物の
各種ほら貝
約5万円
秋の花 水平社 人権
秋の花と柿 水平社運動
の博物館
がある
御所は人権
運動発祥の
地らしい
紅葉 飛鳥へ よらくかんじょう
紅葉が
始まって
います
東の飛鳥へ
真っすぐな
道が続く
カンジョ古墳
の上が白い
のは何故か
正面 後ろ 石室
白いのは
修復時の
コンクリート
後ろ側は
もともとの
盛り土です
石室の床
真ん中にも
巨石がある
天井 床 天井
天井の巨石
は石舞台
そっくり
(参考1)
石舞台古墳
の床
(参考2)
石舞台古墳
の天井
2丁目 コスモス まゆみ
牽牛子塚
古墳の徒歩
専用入口
歩道沿いの
コスモス
近くに寄れ
ない真弓
鑵子塚古墳
1 2 3
歩道は丘の
上に到着
牽牛子塚
古墳
石室入口
説明 石室 丘の上から
説明板 石室 丘の上から
眺める
したから たかとり かれー
バス駐車場
に向かう道
から眺める
正面の山
の山頂が
高取城跡
昼食に
カレーを食
べたくなる
土佐街道 街道 寺
城下町は
土佐街道と
いうらしい
土佐街道 児島寺山門
は高取城の
遺構
薬 医院 酒牛乳
漢方薬店 医院 酒牛乳店
カレー屋さん スープカレー 助産院
カレー屋さん
は古民家
再生
味変を
するスープ
カレー
助産院
酒屋さん 道標 cg
酒屋さん 道標 CGで
お城の様子
を再現
長屋門 舗装路 後2km
植村家
長屋門
街はずれ
まだ傾斜の
緩い舗装路
お城まで
後2km
まだ舗装路
まだ ここから 登山路
随分森の中
に来たけど
まだ舗装路
後1.9km
ここより
山道
最初のうち
は舗装した
山道が続く
1 階段 熊野
史跡
高取城址
の石柱
ここから
階段が
スタート
熊野古道の
ような苔が
生えた道
一升坂 猿石
工事で割増
手当を出し
た一升坂
飛鳥から
持って来た
猿石
二の門後 水堀
二の門跡 水堀
国見櫓から 国見櫓説明 松の門
国見櫓跡
から大和国
国見櫓
説明
松の門跡
宇陀門へ 千早門 大手門
宇陀門へ 千早門 大手門
三大山城 登ると本丸
日本三大
山城の説明
この石段を
登ると本丸
本丸石組み 2 3
本丸の石組
本丸より 高取山三角点 本丸説明
本丸より
眺める
本丸の
高取山
三角点
本丸説明
紅葉 大手門より 下り
紅葉 大手門から
見た高取城
再現CG
下りの
大淀古道
1 2 車道と交差
こちら側は
土が掘れて
歩きにくい
所々
舗装路と
交差する
こんな所で
自転車の
レース大会
500羅漢 1 2
古そうな
線彫りの
五百羅漢
お寺の屋根
が見えて
きた
大きな石像
や伽藍が
見えてくる
仁王門 礼堂 三重塔
第六番札所
壷阪山
南法華寺
礼堂 三重塔
ご本尊 納経印 壺阪山駅
ご本尊
目の観音様
納経印にも
眼鏡の印
壺阪山駅

データ
2022年11月02日(水)
17.6km 6hr55min

0906 近鉄御所駅発
0910 新地商店街
0930 吉祥草寺着
1000 発
1030 水平社博物館
1040 明日香への道
1100 与楽カンジョ古墳
1110 発
1119 牽牛子塚古墳裏口(アグリステーション飛鳥)
1138 牽牛子塚古墳
1156 飛鳥駅横
1211 高取城下町土佐街道入口
1215 小嶋寺
1222 壺阪山駅前
1230 カレー事変着
1310 発
1315 植村家長屋門(ここから上り坂:高度130m)
1340 宗泉寺入口(ここから地道:高度263m)
1407 猿石(高度471m)
1412 国見櫓(高度510m)
1435 高取城大手門(高度563m)
1450 高取城天守(高度582m)
1508 高取城壺阪口入口(高度484m)
1532 五百羅漢像(高度390m)

1536 高取城登山道入り口(高度365m)
1547 壷阪寺着
1605 壷阪寺前バス停

0734 桜川駅発
大阪メトロ千日前線 普通 南巽行き
0735 なんば着

0740 なんば発
大阪メトロ御堂筋線 天王寺行
0747 天王寺着

0751 大阪阿部野橋発
近鉄南大阪線準急 橿原神宮前行き
0848 尺度着

0856 尺度発
近鉄御所線 普通 近鉄御所行き
0904 近鉄御所着

1605 壷阪寺前
奈良交通バス20 壺阪山駅行
1616 壺阪山駅

1622 壺阪山
近鉄吉野線 急行 大阪阿部野橋行き
1712 大阪阿部野橋駅



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テーマ:寺巡り - ジャンル:旅行

西国三十三カ所 大和路day2 近鉄藤井寺駅から近鉄御所駅まで(竹内街道)(2022年11月2日)

今日はいい天気になりました。
私は長い距離を歩くときには、足の親指と小指にテープを巻き、足の裏にワセリンを塗ってから五本指のソックスを履きます。
昨日は東京から到着して、すぐに歩きだしたので準備をする余裕がありませんでした。
大雨の中、靴の中が湿った状態で歩いたため、両足の小指に肉刺ができてしまいました。
肉刺ができたのは久しぶりです。
処置用の安全ピンを持っているのですが、穴をあけてもすぐにまた水が溜まります。
足に不安を抱えたまま、テープを巻いて出発しました。

今日は竹内街道を通り奈良盆地のいちばん南東にある壺阪を目指して歩きます。
まず特別なお土産を買うため、少しだけ回り道をして、道明寺と道明寺神社にいきました。

道明寺は埴輪などを作っていた土師氏の氏寺です。
土師氏の子孫に菅原道真が出たため、天満宮になり、道真の号をとって道明寺と改名したそうです。

関西地方の桜餅を関東では道明寺餅と呼びます。
道明寺の近くには、元祖の道明寺餅を売る店があるのではと思ったのですが、見つかりません。
道明寺餅という名前は道明寺粉を使っているためについたので、元祖を名乗る和菓子店は無いようです。

道明寺粉の本当の名前は糒(ほしい)と言います。
もち米を天日でさらして、砕いたもので、昔は道明寺の特産品でした。
お寺の案内には、”ほしひ”と豊臣秀吉が書いたパッケージ入りの、当時と同じ道明寺粉を売っていると書いてあります。

晴天なので葛井寺では露店が立ち、境内でも忙しくしていました。
道明寺も営業を始めていると思い行ってみると、お掃除の人以外だれもいません。
静かで素晴らしい古刹なのですが、それにしても全く人気がありません。
一旦神社にお参りし、10時に再びお寺に戻りましたが、相変わらず無人のままで、納経所も閉まっています。
道明寺粉はあきらめて出発しました。

今から歩く竹内街道は昨日のケーキ屋さんの前で一瞬交差した街道です。
ケーキ屋さんの前の道を、東にまっすぐ延ばすと今日のコースになります。
推古天皇の時代に作られた日本最古の国道で、当時の「難波(大阪市)より京(飛鳥京)に至る」道です。
ここから先、竹内街道は二上山を目指し、飛鳥川に沿って西に向かいます。

二上山は大和豪族にとっては特別な山だったようです。
大和に多数ある古墳の石室は、二上山の山頂から切り出された石を使って作られています。
竹内街道の周辺には高い建物がないので、歩いている間、常に二上山が見えていました。

この辺りは食事をするところが少なく、道の駅にも付属のレストランがありません。
道の駅で食事できる所を尋ねると、”にじょうさんの登山口の所にドライブインがありますよ”と教えていただきました。
和歌や古文では二上山を”ふたがみやま”と呼んでいましたが、現在の読み方は”にじょうさん”です。
二上山は”ふたがみやま”だと思っていたので、最初はどこの事を言われているのか判りませんでした。
二上山は見た目通りの穏やかな山らしく、登山道入り口には小学生の遠足が来ていました。

実は朝から肉刺が痛く、全くペースがあがらず休んでばかりいます。
道沿いにダイソーがあったので、靴の中敷きの下に貼るジェルのパッドを買いました。
御所の辺りで暗くなってきたので、JR御所駅でこの日は終了にしました。

藤井寺駅 本堂 植木やさん
藤井寺駅
今日は良い
天気です
葛井寺 境内には
露店がでて
います
藤棚 道標 古墳案内
藤棚が
沢山ある
門前の道標 古市古墳群
の東側です
仲姫命陵古墳 2 3
仲姫命陵古墳
名もなき古墳1 2 東高野街道
小さな無名
の古墳が
畑の裏や
・・駐車場
の裏などに
あります
この辺りは
東高野街道
道明寺 2 糒
道明寺到着 本堂も納経
所も誰も
居ません
道明寺糒
の展示
一本千円
道明寺神社 額 窯
道明寺天神
明治にお寺
と分離
正一位太政
大臣御祭神
埴輪製作の
土師氏の窯
を復元
玉手橋 下から 河川敷から
飛鳥川に
分かれる
石川の橋
玉手橋
昭和3年製
有形文化財
足が痛い
ので河川敷
を歩きます
竹内街道 2 3
竹内街道に
入りました
二上山 遍路シール 竹内街道
この辺り
から二上山
が見えだす
良い道に
なったので
遍路シール
電柱にも
竹内街道の
表示
ワイン工房 ワインの里 街道
この辺りは
ワイン作り
が盛ん..
らしいが
販売だけで
食事は無し
竹内街道
上の太子駅 コース説明 街道
上の太子駅
聖徳太子の
廟の近く
竹内街道
コース説明
街道の道標
見どころ説明 緑の一里塚 街道
この辺りの
見どころの
説明
緑の一里塚
は観光用の
目印
街道
1 2 3
家の後ろに
二上山
道標の後ろ
に二上山
池の後ろに
二上山
竹内街道 道標 太子
街道から
路地を
眺める
道標 聖徳太子の
交通安全
住宅 道の駅 レストハウス
文化財に
なっている
住居
道の駅到着
飛鳥川を越
えて入る
二上山万葉
の森レスト
ハウス着
お昼 登山口 説明
予想と違い
素晴らしい
定食でした
二上山
登山口入口
二上山
解説
県境1 2 竹内峠
河内国と
大和国の
国境です
今は大阪県
と奈良県の
県境です
竹内峠の
説明板
奈良県 2 3
ここから
奈良県側の
竹内街道
大阪側とは
全く違い
山の中です
完全舗装路
ですが車は
通行不可
池 お地蔵様 上国道
お地蔵様 右側が国道
左側が
竹内街道
舗装路 芭蕉旧跡 建物
こんな細道
まで舗装
されてます
芭蕉旧跡
綿弓塚は
句碑だけ
隣の民家風
施設で足を
楽にします
JR御所駅 近鉄
かなたに
明日向かう
山が見える
JR御所駅
からは本数
が少ない
バスで近鉄
大和高田に
移動します
データ
2022年11月02日(水)
26.4km(概算) 8hr11min

0827 藤井寺駅発
0843 葛井寺
0920 道明寺着

0935 発
0940 道明寺神社
0947 道明寺(2度目)
0950 発(行ったり来たりしてます)

0956 道明寺駅
0958 玉手橋

このあとGPS不調のため、昼過ぎまでログがとれません。

距離は玉手橋より
3.0km 月読橋
(ここから道幅が狭くなります)
4.2km 仲村わいん工房
4.8km 上ノ太子駅
5.5km 緑の一里塚
6.9km 太子町竹内街道交流館

昼食を取ったレストハウスでGPSが復活します。

1315 二上山万葉の森レストハウス着
1348 発
1400 竹内峠二上山登山口(県境)付近
1440 芭蕉旧跡 綿弓塚休憩所
1447 発
1616 ダイソー蔦屋御所店着
1623 発
1638 JR御所駅



0736 阪神桜川駅発
阪神なんば線 普通 東生駒行き
0738 大阪難波着

0800 JR難波発
JR関西本線王寺行き
0807 天王寺着

0813 大阪阿部野橋着
0814 発
近鉄南大阪線準急河内長野行
0827 藤井寺着

1646 近鉄御所駅発
近鉄バス70系統大和高田駅行
1707 着

1718 大和高田駅
近鉄大阪線 急行上本町行
1747 鶴橋駅

1755 鶴橋駅
メトロ千日前線
1803 桜川着


スケジューリングで考えたこと
今日から2日間の行程で葛井寺から壷阪寺まで歩きます。
壷阪寺は高取山の中腹にあるのですが、高取山にある高取城は、日本最強として有名な山城です。
折角の機会なので、お城にも行ってみたいと思いました。
葛井寺から壺阪寺経由で高取城まで、グーグルマップによれば35kmです。
普通の道なら2日間で35kmは楽勝ですが、高取城は標高583mの高取山山頂にあります。
今日は足が痛いので適当に切り上げようかとも思いましたが、日本最強の山城を甘く見てはいけないと思いなおし、なるべく前に進むことにしました。
幸いにも、今日明日はルート上に約2kmごとに駅があります。
今日は行ける所まで行ってから電車に乗ろうと思いました。

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テーマ:寺巡り - ジャンル:旅行

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プロフィール

38G

Author:38G
運動が少し好きな普通のおじさんの歩き遍路日記です。

お遍路をしようと思い、スケジュールを立てる際、ネットにアップされている先輩方のブログがとても参考になりました。

私も後から来る人のためにデータを残そうと思いブログを始めました。

「ズルはしていません」というのはバスや電車でワープはしていませんから、ポイント間の所要時間や一日の歩行距離は大体あてになりますよ、という意味です。

長い文章は、お遍路に行きたくても行けない母親のために書いています。

歩き遍路って、札所のない所は何をしているんだろうか、毎日歩いていて飽きないだろうか、など疑問に思った方も、本文を読んでいただけると、疑問の答えの一部が見つかるかもしれません。

 

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