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高知 day3 25番津照寺(室戸バス停)から26番金剛頂寺経由 奈半利バス停(12月27日)
明日から雨になると天気予報で言ったのですが、まだ晴れています。
こんどこそ午後から曇って雨になるそうなので、雨が降りだすまで歩こうと思います。
今日歩く道の後半はバス通り沿いなので、いつでもストップできます。
岬観光ホテルはお遍路のための宿ではないので、朝ごはんはゆっくりです。
それでも朝食を食べに食堂に行くと、ちょうど朝日が昇って来るところでした。
ホテルから室戸岬まで約5分、朝日を見ながら室戸岬に向かいます。
中岡慎太郎の下で朝日を見たら”日本の夜明けは近いぜよ”、と言わないといけません。
海外沿いを一周してから、バスで昨日ストップした室戸バス停に向かいます。
室戸バス停から今日泊まる民宿うらしままでは3.1kmしかありません。
まだ朝9時前なので、民宿に入っていくと、一瞬怪訝な顔をされました。
お遍路さんは朝7時ごろまでに宿を出ていきますし、普通は昼過ぎまでだれも来ないのです。
”雨が降るというので、速めに歩いてきました。
雨が降ったら帰ってきます。
晴れてればお寺に行った後、奈半利まで行きたいと思っています”
と言うと、
今からなら奈半利まで十分行けると教えてくれたので、リュックを置いて出発しました。
民宿 うらしまは、次の26番札所金剛頂寺登り口にあります。
金剛頂寺の登山区間に入ると往復ともに古道が残っていました。
室戸岬の西側は東側に比べて平らな土地が広いため、人がたくさん住んでいます。
国道も海沿いではなくて町や畑の中を通ることが多く、一昨日通ってきた東側のように、海岸線を歩くのではありません。
交通量も多く、信号もあって、つまらない遍路です。
今日は一時間以上遅い出発なので、ゆっくりお昼を食べる時間がありません。
道の駅「吉良メッセ」で田舎寿司とじゃこ天、魚のフライを買って急いで食べました。
田舎寿司とは、柚子酢を使ったベジタリアン風寿司で、魚の代わりに煮たシイタケ、筍、卵焼き、おぼろ昆布などを使います。
柚子酢と言えば、秘密のケンミンSHOWで取り上げられて以来、県外からの注文が殺到して、高知市内の日曜市でも入手困難になった代物です。
この辺りの山側が産地なので、道の駅でも普通に売られていました。
しばらく歩くと、吉良川という街道沿いの街にでました。
昔は炭の産地として栄えていたそうで、伝統的建築の豪邸が建ち並んでいます。
またしばらく歩くと、創業明治30年の饅頭店がありました。
お倉まんじゅう、米俵スタイルの利休饅頭です。
そういえば、一昨日買った野根まんじゅうも俵型でした。
明治のころ作られた饅頭は俵型が多いのかもしれません。
お倉まんじゅうはかなり重曹を入れて膨らませています。
明治30年にすでに重曹が使われていたんですね。
お倉饅頭店から、またちょっとした山越えの古道がありました。
この区間はあえて山道をあるかず国道を行くお遍路さんが多いのでしょう。
かなり倒木もあって整備する人がいない感じでしたが、素晴らしい道でした。
5時には暗くなるので、4時台のバスに乗りたいと思っていましたが、運よく奈半利発5時前のバスに乗れました。
宿についたらバス停の名前が読めないほど暗くなっていました。
データ
12月27日 24.1km 7hr45min
0757 岬観光ホテル 出発
0800 室戸岬着
室戸岬0822 → 08:32室戸〔高知東部交通〕
高知東部交通 安芸-ジオパーク 室戸高校・あき総合病院経由安芸営業所行
0832 室戸発
0930 民宿うらしま着
1000 26番金剛頂寺着 1114 道の駅 吉良メッセ
1319 お倉饅頭
1627 奈半利着
奈半利1653 → 1725元橋
高知東部交通 安芸-ジオパーク 室戸高校経由室戸世界ジオパークセンター行 960円
1725 民宿 うらしま着
室戸バス停から民宿うらしま 3.1km 48min
うらしまから26番金剛頂寺まで 1.2km 30min
金剛頂寺から吉良メッセまで 2..1km 34min
吉良メッセからお倉まんじゅうまで 8.5km 2hr
お倉まんじゅうから奈半利まで 9.8km 2hr50min
スケジューリングで考えたこと
この日に泊まった”民宿うらしま”は高知編出発前に自宅で楽天トラベル経由で予約をしていました。
スケジュールを立てた時には、この前日は津照寺(室戸バス停)までではなくて、最御崎寺をお参りした辺りで一日が終わっているだろうと予想していました。
そうなると朝8時に岬観光ホテルから歩いて室戸岬に行き、25番津照寺経由でうらしままで10km、お参りして3時間弱なので、この時点で11時前後になります。
それから民宿に荷物を置いて26番金剛頂寺をお参りするので、一日のスケジュールとしては吉良の街辺りまでかなと思っていました。
しかし初日からの貯金が効いてきて、前日、室戸市津照寺まで進めてしまいました。
これで、この日は奈半利まで行けるとおもいました。
翌日の宿は予約していなかったので、うらしま滞在中にWEBを検索して民宿とうの浜にしました。
翌日は奈半利からスタートすると、その日のうちに27番神峯寺を往復できそうです。
神峯寺にお参りに行く際には、できるだけ荷物を置いていきたいと思っていました。
民宿うらしまと民宿とうの浜は姉妹店なので、荷物配送のお接待をしてくれます。
これを利用すれば、明日は一日荷物無しで動けます。
奈半利スタートで神峯寺へ荷物を持たずに往復できるでしょう。
・・・・こんなことを考えて、とうの浜の口コミを読み、うらしまで荷物配送のお接待ができるかどうか確認してから、 とうの浜に電話をしました。
宿泊 民宿 うらしま
特にこれがすごいということはないけれど、食事もたっぷり、朝も早いし、洗濯無料(乾燥は有料)、お風呂も広い、値段もやすい、楽天トラベルで予約できる、となれば次回もまた泊まるかな。
でも一番うれしいのは、翌日神峯寺お参り拠点の”とうの浜”に荷物を配送してくれるお接待。
お遍路関係のWEBには書いてあるけれど、宿内部にも宿のWEBにも配送してくれると書いてないので、予約の時に確認したほうがいいかもしれない。
こんどこそ午後から曇って雨になるそうなので、雨が降りだすまで歩こうと思います。
今日歩く道の後半はバス通り沿いなので、いつでもストップできます。
岬観光ホテルはお遍路のための宿ではないので、朝ごはんはゆっくりです。
それでも朝食を食べに食堂に行くと、ちょうど朝日が昇って来るところでした。
ホテルから室戸岬まで約5分、朝日を見ながら室戸岬に向かいます。
中岡慎太郎の下で朝日を見たら”日本の夜明けは近いぜよ”、と言わないといけません。
海外沿いを一周してから、バスで昨日ストップした室戸バス停に向かいます。
室戸バス停から今日泊まる民宿うらしままでは3.1kmしかありません。
まだ朝9時前なので、民宿に入っていくと、一瞬怪訝な顔をされました。
お遍路さんは朝7時ごろまでに宿を出ていきますし、普通は昼過ぎまでだれも来ないのです。
”雨が降るというので、速めに歩いてきました。
雨が降ったら帰ってきます。
晴れてればお寺に行った後、奈半利まで行きたいと思っています”
と言うと、
今からなら奈半利まで十分行けると教えてくれたので、リュックを置いて出発しました。
民宿 うらしまは、次の26番札所金剛頂寺登り口にあります。
金剛頂寺の登山区間に入ると往復ともに古道が残っていました。
室戸岬の西側は東側に比べて平らな土地が広いため、人がたくさん住んでいます。
国道も海沿いではなくて町や畑の中を通ることが多く、一昨日通ってきた東側のように、海岸線を歩くのではありません。
交通量も多く、信号もあって、つまらない遍路です。
今日は一時間以上遅い出発なので、ゆっくりお昼を食べる時間がありません。
道の駅「吉良メッセ」で田舎寿司とじゃこ天、魚のフライを買って急いで食べました。
田舎寿司とは、柚子酢を使ったベジタリアン風寿司で、魚の代わりに煮たシイタケ、筍、卵焼き、おぼろ昆布などを使います。
柚子酢と言えば、秘密のケンミンSHOWで取り上げられて以来、県外からの注文が殺到して、高知市内の日曜市でも入手困難になった代物です。
この辺りの山側が産地なので、道の駅でも普通に売られていました。
しばらく歩くと、吉良川という街道沿いの街にでました。
昔は炭の産地として栄えていたそうで、伝統的建築の豪邸が建ち並んでいます。
またしばらく歩くと、創業明治30年の饅頭店がありました。
お倉まんじゅう、米俵スタイルの利休饅頭です。
そういえば、一昨日買った野根まんじゅうも俵型でした。
明治のころ作られた饅頭は俵型が多いのかもしれません。
お倉まんじゅうはかなり重曹を入れて膨らませています。
明治30年にすでに重曹が使われていたんですね。
お倉饅頭店から、またちょっとした山越えの古道がありました。
この区間はあえて山道をあるかず国道を行くお遍路さんが多いのでしょう。
かなり倒木もあって整備する人がいない感じでしたが、素晴らしい道でした。
5時には暗くなるので、4時台のバスに乗りたいと思っていましたが、運よく奈半利発5時前のバスに乗れました。
宿についたらバス停の名前が読めないほど暗くなっていました。
ホテルの食堂から。 水平線は曇ってます |
室戸岬まで歩いても 太陽が全部でたかな、 っていう位の高度 |
室戸は岬と言っても 岩がゴロゴロ しているだけです |
中岡慎太郎の大銅像 (右の写真が全景です。 拡大してみてくださいね) |
山の頂上にある 灯台の脇が 最御崎寺 |
ここからバスで室戸まで移動 |
室戸市は普通に 人が住んでいます |
民宿うらしま まではすぐそこ |
ここからは古道 |
この道は通る人も多く きれいに整備されています |
古道 | お寺着 |
お寺の説明 | 何やらの釜 | ガンに効く根 |
次のお寺 神峯寺へ |
実は次のお寺は 高難易度で ちょっと有名 |
思いがけず 古道があって おおよろこび |
この石畳は 本物 |
思いがけず 海が見えて また大喜び |
道沿いに明日通過 するお寺近くの民宿の看板 |
道の駅でごはん | 重伝建の表示 | 吉良の街 |
吉良の街 | 豪華です | 白壁とともに この丸い石積みも 文化財です |
吉良の街をでて 次の街へ |
きれいなトイレ。 ほとんどお遍路さんしか 通らない所です |
手洗いにまで全部 生け花が! ありがとうございます |
饅頭店 | まんじゅう | 思わぬところに 古道発見 |
歩き遍路でも 不必要に古道に |
入る人と入らない人が いるので人通りの 少ない古道は |
荒れ果てている |
最後に海沿いを とおりました |
夕食 |
データ
12月27日 24.1km 7hr45min
0757 岬観光ホテル 出発
0800 室戸岬着
室戸岬0822 → 08:32室戸〔高知東部交通〕
高知東部交通 安芸-ジオパーク 室戸高校・あき総合病院経由安芸営業所行
0832 室戸発
0930 民宿うらしま着
1000 26番金剛頂寺着 1114 道の駅 吉良メッセ
1319 お倉饅頭
1627 奈半利着
奈半利1653 → 1725元橋
高知東部交通 安芸-ジオパーク 室戸高校経由室戸世界ジオパークセンター行 960円
1725 民宿 うらしま着
室戸バス停から民宿うらしま 3.1km 48min
うらしまから26番金剛頂寺まで 1.2km 30min
金剛頂寺から吉良メッセまで 2..1km 34min
吉良メッセからお倉まんじゅうまで 8.5km 2hr
お倉まんじゅうから奈半利まで 9.8km 2hr50min
スケジューリングで考えたこと
この日に泊まった”民宿うらしま”は高知編出発前に自宅で楽天トラベル経由で予約をしていました。
スケジュールを立てた時には、この前日は津照寺(室戸バス停)までではなくて、最御崎寺をお参りした辺りで一日が終わっているだろうと予想していました。
そうなると朝8時に岬観光ホテルから歩いて室戸岬に行き、25番津照寺経由でうらしままで10km、お参りして3時間弱なので、この時点で11時前後になります。
それから民宿に荷物を置いて26番金剛頂寺をお参りするので、一日のスケジュールとしては吉良の街辺りまでかなと思っていました。
しかし初日からの貯金が効いてきて、前日、室戸市津照寺まで進めてしまいました。
これで、この日は奈半利まで行けるとおもいました。
翌日の宿は予約していなかったので、うらしま滞在中にWEBを検索して民宿とうの浜にしました。
翌日は奈半利からスタートすると、その日のうちに27番神峯寺を往復できそうです。
神峯寺にお参りに行く際には、できるだけ荷物を置いていきたいと思っていました。
民宿うらしまと民宿とうの浜は姉妹店なので、荷物配送のお接待をしてくれます。
これを利用すれば、明日は一日荷物無しで動けます。
奈半利スタートで神峯寺へ荷物を持たずに往復できるでしょう。
・・・・こんなことを考えて、とうの浜の口コミを読み、うらしまで荷物配送のお接待ができるかどうか確認してから、 とうの浜に電話をしました。
宿泊 民宿 うらしま
特にこれがすごいということはないけれど、食事もたっぷり、朝も早いし、洗濯無料(乾燥は有料)、お風呂も広い、値段もやすい、楽天トラベルで予約できる、となれば次回もまた泊まるかな。
でも一番うれしいのは、翌日神峯寺お参り拠点の”とうの浜”に荷物を配送してくれるお接待。
お遍路関係のWEBには書いてあるけれど、宿内部にも宿のWEBにも配送してくれると書いてないので、予約の時に確認したほうがいいかもしれない。
高知 day2 淀が磯バス停付近 から 24番最御崎寺、25番津照寺 岬観光ホテル泊(12月26日)
朝7時頃、民宿から外にでると、ちょうど朝日が昇って来る時間でした。
私はいままで数度しか日の出を見たことがありません。
夜型なので縁がないのだろうと思っていましたが、実はそうではなく、水平線が見えない所に住んでいることに気が付きました。
今日は昨日の終点、淀が磯バス停から歩きます。
ここから約10km先の佐喜浜の集落まで、左側に見えるキラキラの海以外何もありません。
歩きだして2時間半、9時半ごろに佐喜浜のスーパーで食料を調達しました。
マップによれば、25番の札所辺りまで行かないと、コンビニはありません。
佐喜浜を過ぎると廃校水族館、ジオパーク、海洋深層水の工場、歩き遍路には有名な民宿徳増など民宿や観光名所が少しずつ増えてきます。
そしておもむろに白い巨大なお大師様が現れます。
青年大師像なので、お若いお坊さんです。
お大師様はお寺になっているのでお参りをしました。
ここまでくるとお大師さまが修行をした御厨人窟(みくろど)まですぐそばです。
御厨人窟はお大師様が若いころに修行した時の住居です。
御厨人窟の隣にある、空と海しか見えない神明窟の中で修行をしていると明星が口の中に飛び込んで来た悟りを開いたという伝説の地です。
お大師様伝説以外にも、波の音が洞窟の中に響くため、「日本の音風景100選」に選ばれたと観光案内にはかいてあります。
聖地でかつ観光名所なので、ぜひ入りたいと思っていましたが、洞窟の崩落がひどく入洞禁止になったと聞きました。
しかし、補強をして入れるようになった話や、再度崩落して入洞禁止になったという話、ヘルメットを借りて入れるようになった話、などどれが正しいのかわからない情報がいろいろあります。
入れるようになっているのを期待したのですが、結局のところ入洞禁止で閑散としていました。
せっかくなのでお参りして納経しました。
以前は観光バスで賑わったそうです。
ここからホテルまでは400mです。
ホテルに荷物を置いて久しぶりの遍路道を歩き高台にある最御崎寺に向かいます。
日和佐の薬王寺から75km、四国の右側の下半分を歩いてようやく次の札所にたどり着きました。
明日の午後は天気が崩れる予報です。
行けるところまで行こうと歩きだしたところ、四時ごろに25番津照寺につきました。
津照寺はまっすぐな急階段の上に竜宮城のような赤い門があるお寺で、お遍路中にお参りしたお寺の中で印象に残っているという人が多いお寺の一つだそうです。
津波被害にあった地域なので、津波関係の記念碑や避難所ができています。
お寺もそのために高台に建てたのでしょう。
岬観光ホテルにもどるバスが来るまで1時間近く時間があったので海辺に出てみました。
ちょうど日没の時間ですばらしい夕日がみられました。
バス停に向かう道沿いにあった酒屋さんで地ビールを買いました。
夕食時に岬観光ホテルの女性に部屋に地ビールがあると話したところ、私が買った店はこの辺り一番の品ぞろえで、ホテルもそこから仕入れているとのことでした。
データ
12月26日 35.8 km 9 時間 16 分
0700 南国苑 送迎出発
0723 淀が磯バス停付近出発
1340 岬観光ホテル着
1410 24番札所 最御崎寺着
1620 25番札所 津照寺着
17:38 室戸 発 [高知東部交通バス 安芸発-ジオパーク 室戸世界ジオパークセンター行] 17:51 岬ホテル前 (岬観光ホテル)
淀が磯バス停付近からモンマート室戸(佐喜浜) 9,5km 2hr10min
モンマート室戸からみくろどまで 17.8km 3hr46minm
みくろどから 24番最御崎寺まで 1.4km 36min(遍路道)
最御崎寺から25番札所 津照寺 6..9km 2hr10min(舗装路) 経由 室戸バス停
スケジューリングで考えたこと
最御崎寺から津照寺まで行くときに、登ってきた遍路道ではなくて室戸スカイラインという舗装道路を下ります。
素晴らしい景色なのですが、この道を通ると室戸岬には行けません。せっかく室戸まで来たので中岡慎太郎に挨拶がしたいです。 そのためには当日中に室戸スカイラインを下りて室戸岬の西側にでてバスで戻り、翌日は歩いて室戸岬を観光して、歩いたところまでバスで移動しようと思っていました。
(時間が早かったので津照寺まで行けました)
宿泊 岬観光ホテル
築85年登録有形文化財の木造ホテル。といっても金谷ホテルや奈良ホテルのようなゴージャスな感じではなく、入口と階段は洋式、部屋は和風旅館のような建物。
昭和の初期に室戸に来た人たちを同じようなホテルライフを楽しめます。
歩き遍路の宿としてはちょっと高いのですがGOTOが利用できたので泊まれました。
食事もおいしくご主人をはじめスタッフの方たちがすごく感じが良くてフレンドリーです。
ご主人おすすめの日本酒もおいしかったです。
ホテルなので朝ごはんはゆっくりです。
洗濯無料、乾燥有料
私はいままで数度しか日の出を見たことがありません。
夜型なので縁がないのだろうと思っていましたが、実はそうではなく、水平線が見えない所に住んでいることに気が付きました。
今日は昨日の終点、淀が磯バス停から歩きます。
ここから約10km先の佐喜浜の集落まで、左側に見えるキラキラの海以外何もありません。
歩きだして2時間半、9時半ごろに佐喜浜のスーパーで食料を調達しました。
マップによれば、25番の札所辺りまで行かないと、コンビニはありません。
佐喜浜を過ぎると廃校水族館、ジオパーク、海洋深層水の工場、歩き遍路には有名な民宿徳増など民宿や観光名所が少しずつ増えてきます。
そしておもむろに白い巨大なお大師様が現れます。
青年大師像なので、お若いお坊さんです。
お大師様はお寺になっているのでお参りをしました。
ここまでくるとお大師さまが修行をした御厨人窟(みくろど)まですぐそばです。
御厨人窟はお大師様が若いころに修行した時の住居です。
御厨人窟の隣にある、空と海しか見えない神明窟の中で修行をしていると明星が口の中に飛び込んで来た悟りを開いたという伝説の地です。
お大師様伝説以外にも、波の音が洞窟の中に響くため、「日本の音風景100選」に選ばれたと観光案内にはかいてあります。
聖地でかつ観光名所なので、ぜひ入りたいと思っていましたが、洞窟の崩落がひどく入洞禁止になったと聞きました。
しかし、補強をして入れるようになった話や、再度崩落して入洞禁止になったという話、ヘルメットを借りて入れるようになった話、などどれが正しいのかわからない情報がいろいろあります。
入れるようになっているのを期待したのですが、結局のところ入洞禁止で閑散としていました。
せっかくなのでお参りして納経しました。
以前は観光バスで賑わったそうです。
ここからホテルまでは400mです。
ホテルに荷物を置いて久しぶりの遍路道を歩き高台にある最御崎寺に向かいます。
日和佐の薬王寺から75km、四国の右側の下半分を歩いてようやく次の札所にたどり着きました。
明日の午後は天気が崩れる予報です。
行けるところまで行こうと歩きだしたところ、四時ごろに25番津照寺につきました。
津照寺はまっすぐな急階段の上に竜宮城のような赤い門があるお寺で、お遍路中にお参りしたお寺の中で印象に残っているという人が多いお寺の一つだそうです。
津波被害にあった地域なので、津波関係の記念碑や避難所ができています。
お寺もそのために高台に建てたのでしょう。
岬観光ホテルにもどるバスが来るまで1時間近く時間があったので海辺に出てみました。
ちょうど日没の時間ですばらしい夕日がみられました。
バス停に向かう道沿いにあった酒屋さんで地ビールを買いました。
夕食時に岬観光ホテルの女性に部屋に地ビールがあると話したところ、私が買った店はこの辺り一番の品ぞろえで、ホテルもそこから仕入れているとのことでした。
朝日です 冬なので寒いです |
朝日はオレンジ色 が薄いです |
仏海庵 お遍路関係の有名な 場所だそうです |
かなり日が昇って 来ました。 眩しいです |
廃墟のバス停 やはり段ボール製 |
あと23km |
海はキラキラです | 海です | 佐喜浜の集落 室戸まで最後の集落 |
観光名所「夫婦岩」 | 売地だそうです。 ここで民宿をやるのも いい感じですね |
ほとんど車は 通りません |
海です | 後6.2km |
かなり遠くから よく見えます |
若いころの イメージなので 男前です |
お寺の入り口 |
御厨人窟 | 御厨人窟 | 二つの洞窟の 位置関係です |
待ちに待った 遍路道入り口 |
後695m | すばらしい古道です |
お寺 | お大師様 | お寺 |
たたくと鉦の音が なる不思議な石 |
最御崎寺から 降りていく 室戸スカイライン |
津波の記念碑 |
津波避難所 | 津照寺入口 | 津照寺 |
夕陽 (室戸の西側) |
岬観光ホテル | ホテルエントランス |
ホテル踊り場 | 夕食 | 地ビール |
データ
12月26日 35.8 km 9 時間 16 分
0700 南国苑 送迎出発
0723 淀が磯バス停付近出発
1340 岬観光ホテル着
1410 24番札所 最御崎寺着
1620 25番札所 津照寺着
17:38 室戸 発 [高知東部交通バス 安芸発-ジオパーク 室戸世界ジオパークセンター行] 17:51 岬ホテル前 (岬観光ホテル)
淀が磯バス停付近からモンマート室戸(佐喜浜) 9,5km 2hr10min
モンマート室戸からみくろどまで 17.8km 3hr46minm
みくろどから 24番最御崎寺まで 1.4km 36min(遍路道)
最御崎寺から25番札所 津照寺 6..9km 2hr10min(舗装路) 経由 室戸バス停
スケジューリングで考えたこと
最御崎寺から津照寺まで行くときに、登ってきた遍路道ではなくて室戸スカイラインという舗装道路を下ります。
素晴らしい景色なのですが、この道を通ると室戸岬には行けません。せっかく室戸まで来たので中岡慎太郎に挨拶がしたいです。 そのためには当日中に室戸スカイラインを下りて室戸岬の西側にでてバスで戻り、翌日は歩いて室戸岬を観光して、歩いたところまでバスで移動しようと思っていました。
(時間が早かったので津照寺まで行けました)
宿泊 岬観光ホテル
築85年登録有形文化財の木造ホテル。といっても金谷ホテルや奈良ホテルのようなゴージャスな感じではなく、入口と階段は洋式、部屋は和風旅館のような建物。
昭和の初期に室戸に来た人たちを同じようなホテルライフを楽しめます。
歩き遍路の宿としてはちょっと高いのですがGOTOが利用できたので泊まれました。
食事もおいしくご主人をはじめスタッフの方たちがすごく感じが良くてフレンドリーです。
ご主人おすすめの日本酒もおいしかったです。
ホテルなので朝ごはんはゆっくりです。
洗濯無料、乾燥有料
高知 day1 安佐海岸鉄道 甲浦バス停から 高知東部交通 淀が磯バス停付近まで 南国苑泊(12月25
お遍路高知パート一日目
スタート地点の甲浦まで、飛行機-JR-バスを乗り継いで約8時間の移動です。
徳島駅で弁当を買おうとしたら、駅弁売り場がありません。
特別なご当地駅弁が無いのではなく、どこにでもありそうな幕の内も含めて、駅構内で弁当を売っていないのです。
構内に土産物屋さんがあったので、なぜ駅弁は無いのか聞いたところ、以前はお弁当屋さんがあったけど撤退したので今はどこにもないんだそうです。
コンビニがあるので食べ物には不自由しませんが、県庁所在地の駅で弁当を売ってないとは驚きました。
徳島から安佐海岸鉄道の乗換駅、牟岐までJRに乗り、ここからバスに乗って甲浦に向かいます。
前回廃止になった区間はすっかりバスに置き換えられていて、時刻表もわかりやすくなっていました。
今日は移動日なので、甲浦バス停から生見の民宿まで3.2kmのお遍路です。
明日は生見の民宿からスタートして、34km先の室戸岬にある岬観光ホテルまで歩きますが、時間があれば34番札所最御崎寺でお参りもしたいと思いました。
私の一日の歩行距離は大体30km前後です。
朝7時に民宿から出発したのでは、途中の見どころに寄る時間はなくなります。
そこで、民宿に荷物を置いて、今日のうちに室戸方向に少しでも歩いておこうと考えました。
12月のこの時期は、夕方5時には真っ暗になりますから、15時到着から二時間弱、大体7kmくらい歩けると思います。
google mapを見ると室戸の海岸線沿いにはバス停表示がありませんが、黄色い地図にはバス停が書いてあります。
バス会社のWEBによれば室戸岬から甲浦に向かうバスは17時台と20時台があるようです。
そこで生見から7kmくらい南下した辺りの実写画像をgoogle ストリートビューで探してみましたが、あるはずの場所に停留所がありません。
バス停があるはずの場所にはストリートビューでは廃屋が一軒だけありました。
乗り降りする人がいないのでバス停もなくなっていたのです。
しかし、バス会社の時刻表にはバス停の名前が書いてあります。
廃屋の辺りに立って手を挙げていればバスが止まってくれるのだろうと思いましたが、全くひと気もない真っ暗闇の国道沿いで、見つけてくれるかどうかとても不安です。
・・・・民宿でこんな話をしてから、出発しようとしました。
そこで民宿の女将さんから、思いもかけないお接待のお誘いがありました。
今から好きなところまで運んでくれて、明日の朝はまたそこまで運んでくれるそうです。
バスに乗る必要はなくなりましたが、ストリートビュー画像にバス停が無くなった場所はどうなったのか。
バス停の替わりに、ガードレールにダンボール製のバス停表示が貼ってありました
グーグルの撮影車で映らなかったんですね。
高知には”野根まんじゅう”というお菓子があります。
美味しくて、値段が手ごろ、大人数にも分けやすくて、どこでも売っているので、私が高知に行ったら必ず買って帰ります。
この饅頭を買うたびに、”野根”ってなんだろうといつも思ったのですが、生見から南に3kmくらい行ったところの地名でした。
調べてみると、高知県の奈半利から野根に抜ける、野根山街道という古道があって、甲浦から船にのって参勤交代に使われたそうです。
さて、野根まんじゅうですが、お店を探すと似た名前の店が2軒あります。
1軒目は明治時代に創業、武士だった初代が考案して、天皇陛下行幸の折に献上した歴史のあるお店です。
もう一軒の沿革を読むと、野根まんじゅうは江戸時代から存在していて、土佐の殿様や維新の志士たちの大好物だったが、大正時代に初代が作り始めたと書いてあります。そして、こちらも天皇陛下に献上したと書いてあります。
さて、どっちが本物でしょうか?
野根の町に行ったら2軒並んでいたので両方で買ってみました。
明治維新の方で話を聞くと、あちらは台湾から帰ってきた人が大正時代に始めたんだとか。
どうも明治のほうが元祖のようですね。
空港や土産物やさんでは、この二軒以外にもいろんな菓子屋さんが作った野根まんじゅうが売られていて、土佐伝統銘菓とだけ書いてあります。
3番目以降の店はだれが最初に作ったなんてどうでもいいようです。
データ
12月25日 km
1419 甲浦バス停発
1455 民宿 南国苑着
1522 淀が磯バス停
南国苑おすすめの歩き出発地点 送迎着
1655 民宿南国苑着
甲浦バス停から南国苑 3.3km 35min
淀が磯バス停付近から南国苑まで 7.5km 1hr30minm
スケジューリングで考えたこと
翌日、最御崎寺のお参りができれば、翌々日のスケジュールが立てやすくなります
生見着が3時頃なので、残りの数時間をどう過ごしたらよいか。
マップとバス時刻表を見てどこまで歩いたら良いか考えましたが、結果、その必要はありませんでした。
思いがけない送迎がなかったら、・・・・
野根の街を通り抜けたところのバス停はストリートビューで確認できたので、そこまで歩こうと思っていました。
宿泊 民宿 南国苑
かなり古い下宿屋のような雰囲気の民宿。昔は食堂だったらしい。
生見はサーファーとお遍路さんしか泊まらない場所、スーパーもコンビニも何もない。
夕食を頼んでいなかったので、うどんしかないけど、と言ってうどんを出してくれました。
朝ごはんもお願いして、お昼のおにぎりを二個お接待で持たせてくれました。朝夕というかあり合わせなので、全部込みで素泊まり料金4000円でいいそうです。
南国苑の女将さんは、うちがお遍路さんに一番サービスが良いと言っていたので、この地域はサーファー向けとお遍路向けの宿があるのだろう。
好きな場所まで送迎してくれるので、バスに頼らなくとも前進できるのがありがたい。
電話予約だと郷土料理の押しずしを作ってもらえるらしいので次回は電話で。
楽天トラベルで予約
スタート地点の甲浦まで、飛行機-JR-バスを乗り継いで約8時間の移動です。
徳島駅で弁当を買おうとしたら、駅弁売り場がありません。
特別なご当地駅弁が無いのではなく、どこにでもありそうな幕の内も含めて、駅構内で弁当を売っていないのです。
構内に土産物屋さんがあったので、なぜ駅弁は無いのか聞いたところ、以前はお弁当屋さんがあったけど撤退したので今はどこにもないんだそうです。
コンビニがあるので食べ物には不自由しませんが、県庁所在地の駅で弁当を売ってないとは驚きました。
徳島から安佐海岸鉄道の乗換駅、牟岐までJRに乗り、ここからバスに乗って甲浦に向かいます。
前回廃止になった区間はすっかりバスに置き換えられていて、時刻表もわかりやすくなっていました。
今日は移動日なので、甲浦バス停から生見の民宿まで3.2kmのお遍路です。
明日は生見の民宿からスタートして、34km先の室戸岬にある岬観光ホテルまで歩きますが、時間があれば34番札所最御崎寺でお参りもしたいと思いました。
私の一日の歩行距離は大体30km前後です。
朝7時に民宿から出発したのでは、途中の見どころに寄る時間はなくなります。
そこで、民宿に荷物を置いて、今日のうちに室戸方向に少しでも歩いておこうと考えました。
12月のこの時期は、夕方5時には真っ暗になりますから、15時到着から二時間弱、大体7kmくらい歩けると思います。
google mapを見ると室戸の海岸線沿いにはバス停表示がありませんが、黄色い地図にはバス停が書いてあります。
バス会社のWEBによれば室戸岬から甲浦に向かうバスは17時台と20時台があるようです。
そこで生見から7kmくらい南下した辺りの実写画像をgoogle ストリートビューで探してみましたが、あるはずの場所に停留所がありません。
バス停があるはずの場所にはストリートビューでは廃屋が一軒だけありました。
乗り降りする人がいないのでバス停もなくなっていたのです。
しかし、バス会社の時刻表にはバス停の名前が書いてあります。
廃屋の辺りに立って手を挙げていればバスが止まってくれるのだろうと思いましたが、全くひと気もない真っ暗闇の国道沿いで、見つけてくれるかどうかとても不安です。
・・・・民宿でこんな話をしてから、出発しようとしました。
そこで民宿の女将さんから、思いもかけないお接待のお誘いがありました。
今から好きなところまで運んでくれて、明日の朝はまたそこまで運んでくれるそうです。
バスに乗る必要はなくなりましたが、ストリートビュー画像にバス停が無くなった場所はどうなったのか。
バス停の替わりに、ガードレールにダンボール製のバス停表示が貼ってありました
グーグルの撮影車で映らなかったんですね。
高知には”野根まんじゅう”というお菓子があります。
美味しくて、値段が手ごろ、大人数にも分けやすくて、どこでも売っているので、私が高知に行ったら必ず買って帰ります。
この饅頭を買うたびに、”野根”ってなんだろうといつも思ったのですが、生見から南に3kmくらい行ったところの地名でした。
調べてみると、高知県の奈半利から野根に抜ける、野根山街道という古道があって、甲浦から船にのって参勤交代に使われたそうです。
さて、野根まんじゅうですが、お店を探すと似た名前の店が2軒あります。
1軒目は明治時代に創業、武士だった初代が考案して、天皇陛下行幸の折に献上した歴史のあるお店です。
もう一軒の沿革を読むと、野根まんじゅうは江戸時代から存在していて、土佐の殿様や維新の志士たちの大好物だったが、大正時代に初代が作り始めたと書いてあります。そして、こちらも天皇陛下に献上したと書いてあります。
さて、どっちが本物でしょうか?
野根の町に行ったら2軒並んでいたので両方で買ってみました。
明治維新の方で話を聞くと、あちらは台湾から帰ってきた人が大正時代に始めたんだとか。
どうも明治のほうが元祖のようですね。
空港や土産物やさんでは、この二軒以外にもいろんな菓子屋さんが作った野根まんじゅうが売られていて、土佐伝統銘菓とだけ書いてあります。
3番目以降の店はだれが最初に作ったなんてどうでもいいようです。
一両編成です | 全部代替えバスに なってスッキリしました |
こんなにきれいな 海です |
生見の浜 | はサーファーに大人気 のはずですが この日は2人だけいました |
民宿南国苑 |
疑惑のバス停まで 送ってもらい 歩き始めます |
海の色がすごい | 車もほとんど通りません |
海 | 海 | このバス亭は streetviewで 見えてました |
冬なので水は足りて いますが夏だと 10km水無しは辛いですね |
大正時代創業の店 の国道沿い販売所 |
大正の販売所 店内 |
明治創業の店 旧街道に1店舗です |
明治は表彰状や、 ケンミンショーで 紹介などの資料 |
明治頃の製菓器具の 展示もあります |
手前が大正 奥の青い看板が明治 明治の店は奥まってます |
暗くなって 来ました |
食べ比べ。 どちらもおいしいです |
データ
12月25日 km
1419 甲浦バス停発
1455 民宿 南国苑着
1522 淀が磯バス停
南国苑おすすめの歩き出発地点 送迎着
1655 民宿南国苑着
甲浦バス停から南国苑 3.3km 35min
淀が磯バス停付近から南国苑まで 7.5km 1hr30minm
スケジューリングで考えたこと
翌日、最御崎寺のお参りができれば、翌々日のスケジュールが立てやすくなります
生見着が3時頃なので、残りの数時間をどう過ごしたらよいか。
マップとバス時刻表を見てどこまで歩いたら良いか考えましたが、結果、その必要はありませんでした。
思いがけない送迎がなかったら、・・・・
野根の街を通り抜けたところのバス停はストリートビューで確認できたので、そこまで歩こうと思っていました。
宿泊 民宿 南国苑
かなり古い下宿屋のような雰囲気の民宿。昔は食堂だったらしい。
生見はサーファーとお遍路さんしか泊まらない場所、スーパーもコンビニも何もない。
夕食を頼んでいなかったので、うどんしかないけど、と言ってうどんを出してくれました。
朝ごはんもお願いして、お昼のおにぎりを二個お接待で持たせてくれました。朝夕というかあり合わせなので、全部込みで素泊まり料金4000円でいいそうです。
南国苑の女将さんは、うちがお遍路さんに一番サービスが良いと言っていたので、この地域はサーファー向けとお遍路向けの宿があるのだろう。
好きな場所まで送迎してくれるので、バスに頼らなくとも前進できるのがありがたい。
電話予約だと郷土料理の押しずしを作ってもらえるらしいので次回は電話で。
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