女も男もフィールドへ(FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ12)
結婚・妊娠・育児…女性研究者の苦労・工夫・想いを込めたライフヒストリーで語る、ジェンダー・フィールドワーク論。
著者 | 椎野 若菜 編 的場 澄人 編 |
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ジャンル | 文化・歴史 > 文化人類学 |
シリーズ | FENICS 100万人のフィールドワーカー |
出版年月日 | 2016/06/23 |
ISBN/JAN | 9784772271332 |
判型・ページ数 | A5・226ページ |
定価 | 3,520円(本体3,200円+税) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
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目次
Part1 フィールドワーカーのジェンダー
1 フィールドで「ヨメサン・ムスメ」となるためのスイッチ(中川千草/環境社会学)
2 雪氷女子の誕生(永塚尚子/雪氷学)
3 自分を守りつつ調査する:インド「ヒジュラ」へのアプローチ(國弘暁子/文化人類学)
4 「ゲイ・コミュニティ」でフィールドワークする(新ヶ江章友/医療人類学)
Column1 女も男も無意識の思い込みに気づくために(長堀紀子/大学女性研究者支援室勤務)
Part2 子連れフィールドワーカー
5 子どもを連れてボルネオ島の熱帯雨林へ(久世濃子/霊長類学)
6 ベビーをつれてアフリカへ:ナイロビ、カンパラでの経験(椎野若菜/社会人類学)
7 子連れフィールドワーク:ウガンダの村落での経験を中心に(杉田映理/開発人類学)
8 家族でフィールドワーク:伊豆諸島御蔵島でのイルカ研究(酒井麻衣/動物行動学)
Column2 嫁さんマイル(的場澄人/雪氷化学)
Part3 ライフイベントとフィールドワーカー
9 フィールドワークに行けないフィールドワーカー(四方 篝/熱帯農業生態学)
10 響きあう家族のかたち:南インドのフィールド・ライフ(石井美保/文化人類学)
11 カップルでのフィールドワーク(菊地滋夫・菊地紀久恵/社会人類学)
12 子持ちのフィールドワーカーと子育てするフィールドワーカー(三谷曜子/海棲哺乳類学)
付録1 若手研究者支援制度と女性研究者支援制度
付録2 アンケート:フィールドワークとキャリアアップ、子育て、介護などの両立を考える
編集後記(椎野若菜)
内容説明
◇目次とイントロダクション(まえがき)がご覧いただけます。
好奇心旺盛で研究意欲も高い人が、研究を継続する過程で、結婚・妊娠・育児・介護など自らの人生にかかわるプライベートな出来事に向き合うとき、どう折り合いをつけているのか。何がキャリア継続の痛打となり、どんなサポートや周囲の理解が必要なのか。論文に書くことはできない、研究者の苦労・工夫・想いを込めたライフヒストリーで語る、「ジェンダー・フィールドワーク論」。 学術振興会や大学の女性研究者支援制度の解説、男女研究者へのアンケートなど、女性研究者支援に役立つ情報も掲載。フィールド調査におけるジェンダー・セクシュアリティの深い話も。周囲の男性がどう考え、サポートしたらよいのかも参考になる。