マレーシア
国立環境研究所、岡山大学
マレーシア工科大学(UTM)、イスカンダル開発庁(IRDA) 他
平成22年度(2010年度)
5年間
2025年の低炭素社会ビジョンを、シミュレーションを駆使して描き出す
世界全体での温室効果ガス削減の達成には、新興国での効果的な対策が不可欠である。マレーシア経済特区・イスカンダル開発地域を対象に、発電・産業・交通・商業・家庭の各部門に関する低炭素化の技術・制度データを整備して、2025年の低炭素社会像を築くためのシナリオと統合評価モデルを構築し、シミュレーションを行い、それをもとに低炭素社会を実現するための政策体系案を作成。また、低炭素社会に関連する大気汚染問題、廃棄物処理のマネジメント、貧困・社会問題の解決策をも立案する支援を行う。
低炭素社会の鍵を担うイスカンダルからアジア全域へ
今後は具体的な施策のロードマップを策定し、その実施プロセスを通じて手法の実用性と有効性の向上を図る。アジアの成長を象徴するイスカンダル開発地域での研究成果を発信することにより、アジア全体の低炭素社会の実現に貢献していく。
環境・エネルギー
(カーボンニュートラル)
微細藻類による二酸化炭素の固定と資源化によるエネルギーおよび食料資源の持続的生産システムの創出
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
材料革新に基づく持続可能なエネルギー・資源・水回収型パームオイル搾油廃水(POME)処理システムの開発
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
水汚染耐性のある水供給システムの構築
環境・エネルギー
(地球規模の環境課題)
気候変動適応へ向けた森林遺伝資源の利用と管理による熱帯林強靭性の創出