研究班の沿革|難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究|厚生労働省難治性疾患政策研究事業

難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究 厚生労働省難治性疾患政策研究事業

私たちは

研究班の沿革

最終更新日:2020年4月20日

「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班の歴史は古く、昭和47年の「難治性の肝炎調査研究班」の設立までさかのぼります。以来、それぞれの時代における国内トップレベルの臨床家・研究者が集まり、厚生労働省からの補助金により、難治性の肝疾患・胆道疾患の基礎・臨床研究に携わってきました。平成の時代に入り、それまでは実態が分からなかった非A非B型肝炎の本態がC型肝炎ウイルス感染であることが明らかになって本研究班の対象から外れ、新たに「難治性の肝疾患に関する調査研究」班として、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、劇症肝炎を中心に基礎・臨床研究を続けてきました。平成17年からは原発性硬化性胆管炎も新たに研究対象とし、現在の「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班という名称に変更しています。

また、門脈血行異常症を研究対象とする「特発性門脈圧亢進症調査研究」班は昭和50年に設立され、昭和59年「門脈血行異常症調査研究」班と名称が変更されました。また、肝内結石症を研究対象とする「肝内胆管障害研究」班は昭和53年に設立、昭和56年に「肝内結石症調査研究」班となっています。これらの研究班も長年にわたり調査研究を続けてきましたが、肝臓・胆道分野の研究班の統合を求める厚生労働省の方針により、「門脈血行異常症調査研究」班は平成26年から、「肝内結石症調査研究」班は平成20年から、「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」班とそれぞれ合同し、現在に至っています。

■各研究班の沿革(敬称略、所属は当時の名称)
(1)肝炎・肝疾患

研究班名称 研究代表者(所属)
昭和47~49年 難治性の肝炎調査研究 吉利 和(東京大学医学部第一内科)
(昭和47年~48年)
織田 敏次(東京大学医学部第一内科)
(昭和49年)
昭和50~52年 難治性の肝炎・肝内胆汁うっ滞調査研究 織田 敏次
昭和53~54年  難治性の肝炎調査研究 織田 敏次
昭和55~60年 難治性の肝炎調査研究 鈴木 宏(東京大学医学部第一内科)
昭和61~63年 難治性の肝炎調査研究 岡 博(東京大学医学部第一内科)
平成元~5年 難治性の肝炎調査研究 武藤 泰敏(岐阜大学第一内科)
平成6~10年 難治性の肝疾患調査研究 小俣 政男(東京大学医学部第二内科)
平成11~16年 難治性の肝疾患に関する調査研究 戸田 剛太郎(東京慈恵医科大学内科学講座1)
平成17~19年 難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究 大西 三朗(高知大学医学部消化器病態学)
平成20~25年 難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究 坪内 博仁(鹿児島大学大学院消化器疾患・生活習慣病学)
平成26~令和元年 難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究 滝川 一(帝京大学医学部内科学講座)
令和2年~ 難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究 田中 篤(帝京大学医学部内科学講座)

(2)門脈血行異常症

昭和50~52年 特発性門脈圧亢進症調査研究 杉浦 光雄(東京大学第二外科)
昭和53~56年 特発性門脈圧亢進症調査研究 奥田 邦雄(千葉大学医学部第一内科)
昭和59~62年 門脈血行異常症調査研究 亀田 治男(東京慈恵会医科大学第一内科)
平成元~4年 門脈血行異常症調査研究 小幡 裕(東京女子医科大学消化器内科)
平成5~7年 門脈血行異常症調査研究 二川 俊二(順天堂大学医学部第二外科)
平成8~13年 門脈血行異常症調査研究 杉町 圭蔵(九州大学医学部第二外科)
平成14~19年 門脈血行異常症調査研究 橋爪 誠(九州大学大学院災害・救急医学)
平成20~25年 門脈血行異常症調査研究 森安 史典(東京医科大学内科学第四講座)
平成26年~ (「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」と合同)

(3)肝内結石症

昭和53~55年 肝内胆管障害研究 草間 悟(東京大学第一外科)
昭和56~61年 肝内結石症調査研究 中山 文夫(九州大学第一外科)
昭和62~平成3年 肝内結石症調査研究 小澤 和恵(京都大学第二外科)
平成4~7年 肝内結石症調査研究 谷村 弘(和歌山県立医科大学消化器外科)
平成8~13年 肝内結石症調査研究 二村 雄次(名古屋大学大学院器官調節外科)
平成14~19年 肝内結石症調査研究 跡見 裕(杏林大学第一外科)
平成20年~ (「難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究」と合同)

 

このページの先頭へ