こちらの記事によると、キルギスのイシムクル州の会場で、第6回ロシア・キルギス経済フォーラムが昨日開幕したということである。
フォーラムには、政府機関の代表者、エネルギー、工業、農業、観光、IT、その他の分野のキルギスとロシアの大手企業のトップが出席する。全体会議、テーマ別討論、協定・覚書の調印、B2Bセッション、展示会、見本市が予定されている。フォーラムの目的は、産業協力、貿易・経済協力、経済のあらゆる主要分野における両国企業間の関係強化である。キルギスのA.ジャパロフ首相とロシアのA.オヴェルチューク副首相が開会に当たっての挨拶を行った。
ジャパロフ首相によると、このフォーラムは単なる意見交換の場ではなく、キルギスとロシアの協力関係の深化を目指した具体的な行動のための重要な触媒となっている。「ロシアとは、経済的利益だけでなく、何世紀にもわたる文化的、歴史的、社会的な紐帯で結ばれており、今後もキルギスの戦略的パートナーであり続けるだろう。貿易はキルギスとロシアの協力の重要な柱である。2023年、キルギスとロシア間の貿易高は30億ドルを超えた。しかし、両国の首脳はこの数字を50億ドルに増やすという野心的な目標を掲げている」とジャパロフ首相は語った。「2022年から2026年までのキルギスとロシア間の経済協力の政府間プログラムの実施に向けて、自信を持って進んでいる。このプロセスにおける最も重要なメカニズムは「ロシア・キルギス開発基金」であり、過去10年間で総額7億2,750万ドルに上る34万件以上のプロジェクトに資金を提供してきた。これらの重要な投資は、ビジネスの発展を促進し、生産設備を近代化し、新たな雇用を創出するだけでなく、両国の企業家間の強固な経済的結びつきを強化する。これは、両国のパートナーシップの持続可能な未来への貢献である」と首相は述べた。
一方、オヴェルチューク・ロシア副首相によれば、このフォーラムのような会合は非常に需要があり、キルギスとロシアの親密さを示している。ロシアはキルギスの最も重要な貿易パートナーであり、最大の投資国の一つである。現在、キルギスでは62の投資プロジェクトがロシアの参加を得て実施されている。キルギスのユーラシア経済連合加盟も非常に重要である。同国がこれに加盟していた数年間で、キルギスのGDPは3倍になり、納税額は増加し、投資環境は改善された。キルギスのプロジェクトの大部分は、ロシア・キルギス開発基金の支援を受けて実施されている。基金のおかげで、経済の様々な分野で多くの企業が開業し、キルギスの成長と持続可能な発展の新たなポイントが生まれつつあると、オヴェルチューク副首相は指摘した。
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