マリンとリンさんのレビュー

ヘルレイザーシリーズは確か6作品程製作されたと思いますが、今回のBOXはとても良いBOXですね。4作目迄がよく出来ていましたから。5作目と6作目はテレビ用だったと思います。 苦痛と快楽を与える魔道士を召還するパズルボックスに翻弄される人間達。闇の世界に展開する恐怖に戦慄しました。魔道士のリーダーピンヘッドの誕生を描いたパート2が特に怖いですね。パズルボックスに取り憑かれた狂気の医者も見ていられない程に痛々しい姿に。ピンヘッドが宇宙船に現れるパート4は見るまではやり過ぎと思いましたが、納得出来る内容で楽しめました。 SMの要素もあるヘルレイザーシリーズは見ると痛みを伴う作品軍で有ります。

公開当時、一世を風靡したゾンビコメディ。 登場キャラのオバンバやタールマン等も人気者に。特殊効果もコメディなのに素晴らしく一見の価値アリ。 ロメロゾンビと違い頭を破壊しても動き続けるゾンビ。焼却してもその灰によってゾンビが増える事態にどうするのか？ストーリーも面白い。 ちなみに監督、脚本はエイリアンやゾンゲリアのダンオバノン氏。 音楽もパンクロックが要所要所で使われてテンション上がります。当時サントラも購入しました。最高に良いサントラでした。 ちなみにこの当時、あつかましいおばさん達をオバタリアンと呼んでいたのを思い出しました。(笑)

子供の頃から楽しませてくれた水木先生の傑作アニメ、ゲゲゲの鬼太郎。モノクロ作品から見てました。テレビシリーズの途中見てなかった頃もありましたけど。(大人になって見てない) 今回の映画は水木先生がお亡くなりになった後なのでどうかなぁ？と思いながら鑑賞しましたが、とても内容が良かったですね。 意外性があるストーリーも感心出来ましたし、感動もしました。 製作スタッフ達の意気込みが伝わって来るようでした。 また鬼太郎のテレビシリーズが始まったら見てみようと思います。

デビュー作のストリートオブファイヤー以降なかなかいい作品に恵まれないマイケル。イケメンでカッコ良かったのに残念な作品が続いています。この映画もその一本。飛行機の中で起こる怪奇現象。ホラーなのに怖いと思えない演出。が見ていたらいつの間にかエンドロールが...。意外と面白かったのかな？

怖くて楽しめた久々のJホラー映画でした。 死体を蘇らせる映画ペットセメタリーに近い内容ですがそれにJホラーの陰湿さをプラスした内容でした。 今何かと話題の橋本環奈ちゃんもカラダ探しに続いてのホラー映画主演で日本のホラークイーンを目指して欲しい。 特質すべきはファーストサマーウィカの怪演。 バラエティーでは見られない彼女の演技は凄かった。 怖くて楽しめる日本映画を久しぶりに体験できた作品でした。

スタローンのパニック映画はこの作品だけだと思います。 ヒーローではない普通の人として演出されたスタローンも悪くない。 ヒーローではないがココゾの時はリーダーシップを発揮して難関を脱します。 名匠ロブコーエン監督の演出も的を得ており大変楽しめた映画でした。

スカイダイビングにオカルト要素を取り入れた映画でした。スカイダイビングチームがHEXという難しく危険なプレーに挑戦することに。しかしこのHEXをしたチームは呪われると言われていました。それを迷信だとして何度かの失敗の後成功する。その時リーダー格の男が空中で消えてしまった。その後も地上に降りた後に次々とチームメイトが事故死していく。 主役の女性は助かるためにHEXの呪いを解く行動を開始しますが...。 ファイナルディスティネーションみたいな作品とも言える映画で、面白かったですよ。

エイリアンシリーズ好きならコレ。全作揃えられるし低価格も良い。 ただ１番好きなパート2が完全版しか無くて私的には劇場公開版が時間短くて見やすいので入って無いのが残念でした。 この後発売されるロムルスを揃えれば今のところシリーズ全てが手に入れる事が出来ます。

鑑賞する前は適当に作られたアイドル映画だと思っていましたが、鑑賞してみると本格的なスプラッターホラー映画となっていました。　 でもよくこの映画製作出来たなぁ。 まるで東映撮影所がリアル感を出すために実際に人殺しを撮影してたという、東映のイメージが悪くなりかねない内容でした。 まぁ鑑賞してる方はフィクションだと分かってはいるけどね。 主役3人は東映作品の特撮物で活躍した女優さん達。　この手の作品では生き残りそうな方も...。　意外性もあって楽しめるたホラー映画でした。

救い用の無い映画として有名な作品。 私も最初に観たときは唖然としました。 作品に異形のモンスターが多数登場するらしいのでモンスター目当てで観たのですが...。 モンスターよりも人怖が強くてどんどん引き込まれました。 で、ラストの悲惨な結末。 子を持つ父親としてこれ以上の絶望感は無い。 作品的には見ごたえあるが何度も観たくは無いかも。 でもやはり凄い作品で有ることは断言出来る映画でした。

シャラマン監督の娘が初監督した作品。 やっぱり作品の系統は父親譲りな感じでした。 山奥の施設で起こる不条理で恐ろしい物語。 ある約束事を守らなければ死を意味する恐怖。 施設から脱出するため奮闘しますが...。 主演は子役だった頃可愛かったダコタファニング。すっかり大人になってました。 シャラマン監督の作品を好きなら楽しめる映画だと思います。

SF映画好きならタイトルだけは知っている方も多いはず。 私もそうだったのですが鑑賞した感想は凄くはまりました。 発火する能力を持つ虫の不気味さと次第に人間側が窮地に追い込まれる様がよく演出されています。 砂漠にある研究所のみでの展開なのでスケール感は余り感じられないが、かえって逃げ場の無い絶望感もありました。 SFサスペンス映画の傑作と言える作品でした。

劇場公開された時リアルタイムで鑑賞した作品です。この頃ホラーブーム、しかもゾンビが流行った後に公開された作品。サンゲリア等の追い風もあり凄く期待して足を運んだのも当の昔。ゾンビが出ないのは分かってましたが人食いのシーンは多少肉を食いちぎる位。内臓等は食べません。肩透かしを食らった記憶術がありました。 今回DVD発売されてもう一度見たくなり購入。ジョンサクソンが懐かしい思いと、隣に住んでいるマセガキの色仕掛けが妙に艶かしいのが印象に残りましたね。 パッケージにもなっている腹に穴が開いてるシーンもそこまで穴開かないけど１番の見所でした。 ベトナム戦争時の兵士が空腹の余り人を食べてしまい帰国してからもその味が忘れられず抑えていた衝動に駈られてしまった。 考えて見れば人食い達も戦争の被害者で可哀想でもありました。

シリーズの全て揃えられるBOX仕様はファンにとってはとてもありがたい。 既に発売されたブルーレイをひとつにしただけのBOXだが価格もそれほど高くなくて良い。 13金シリーズやハロウィンシリーズ、悪魔のいけにえシリーズ等もっとブルーレイBOX仕様で発売して欲しい。

ダミアン出生の秘密が証されるエピソード0的な作品。私はオーメンシリーズ三部作を劇場で見てきました。それから数１０年たって、今さら...な思いもありましたが、エクソシストも新作が製作されたのでその影響でしょう。 エクソシストは内容的に何度も見たくありませんが、オーメンシリーズは何度かリピートして見れるシリーズでした。旧シリーズは事故的に関係者達が死んでいく描写が面白かったのですが、今回の作品はそういうシーンも無く普通のオカルト映画になってましたね。 シリーズ１作目に繋がるラストもまぁこんな感じだろうという予想を越えることは無かった。驚いたのはテレビ用に製作されたパート4にも繋がりを見せたこと。そして主役の女優の演技力は凄まじかったのも必見です。まさか...という展開もあり旧シリーズを見てきた方達には刺さるかもしれません。

マッドマックスっぽいタイトルとマッドマックス2の強烈な悪役を演じたヴァーノンウェルズが出演していたので危ないなぁと思いながら購入しました。再生するとアサイラムのロゴが...。少しガッカリしながら見ていたけどそこそこ面白かったです。世界観はマッドマックスですがカーアクションはありません。荒野をボロ車で走るシーンはありますけど...。突っ込みどころも多々有りながら余り退屈せずに鑑賞出来たC級近未来アクション映画としておきましょう。

一昔前にホラー映画とは違い怪奇映画というジャンルがありました。例えば悪魔の植物人間や双頭の悪魔等。怪奇映画は怪奇な雰囲気があって映画全体が淀んだ感じがあるんですよ。このスタイルが良いんですよね。 で、この作品は怪奇映画の王道を行ってます。 古い大きな屋敷。室内もクラシカルで何かが起こりそうな感じが良い。そして奇怪な植物が蠢いている。 フランケンシュタイン役でスターになったボリスカーロフが屋敷の主。 日本の怪獣映画で有名なニックさんも出演。 怪獣映画以外で見たのはこれが初めてでした。 古い作品なので展開がスローに感じたが久し振りに良い怪奇映画を堪能出来ました。

数々の特殊メイクでSF、ホラー映画ファンにはお馴染みの巨匠。 巨匠もデビュー作ではお世辞にも良いできとは言えないモンスターを制作。 技術も予算も無かった中でしたからこれでもよく頑張ったと言わざるを得ないのかな。 映画の内容も低予算丸出しでつまらない。 この映画はホントにリックベイカーのデビュー作として貴重な作品でしかありません。

この作品好きな方にはすいませんが、リメイクする必要あったのか疑問しかありません。 オリジナルのスタッフも制作に携わっているみたいですがねぇ。出演者を見てこの人は死ぬだろうと思ってる人がやっぱり死ぬし、主役の菅田もラスト、あのまま死んだなら良かったのに生きているのがダメなんだなぁ。 スター俳優の菅田を殺す分けにはいかなかったんだろう。まったく意外性の無い内容スカスカな作品になってしまった。 私的には期待したんだけどなぁ...。

スピルバーグ監督の劇場映画３作目。言わずと知れたジョーズ、未知との遭遇に続く作品。パニック映画、SF映画の次はコメディ映画とは当時以外でした。 映画会社も大ヒットを期待してオールスターの戦争群像劇として破格の制作費を投じました。 結果は評判もよくなくて大ヒットとはいきませんでした。 しかし見所満載で自身の映画のパロディ迄も入れ込んで超贅沢なドタバタ映画になりました。 特にブルースブラザースのジョンベルーシのパイロット役はパワフルでイカれた演技は必見。日本からは三船敏郎も出演。クリストファーリーとのやり取りも楽しめました。 ミニチュアを駆使した特撮場面も素晴らしい。 ジョンウィリアムズさんのサントラも当時購入しました。明るく楽しい、且重厚な音楽は聞いてるだけでも気持ちが上がるとても良いサントラでした。 スピルバーグが監督した唯一のコメディ映画は再評価されてもいいのでは、と思います。