HPVワクチンでがんを予防しましょう 南陽市

HPVワクチンでがんを予防しましょう


※【広島市公式Youtubeチャンネル】より広島市が作成した「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)啓発動画」を掲載させていただきました。

 子宮頸がんを予防するには、原因となるウイルスの感染を予防するHPVワクチンを適期に接種することが非常に有効であるとされています。
 若い女性のり患率が高いので、将来の自らの健康を守ることはもちろん、妊娠・出産期の胎児への影響も心配されますので、かかりつけ医などにもご相談いただき、接種機会を逃すことのないよう強くお勧めします。


 定期接種の対象年齢の女性(小学校6年~高校1年の年齢にあたる方とキャッチアップ接種対象者)は接種費用は無料です。


令和6年度はキャッチアップ接種が受けられる最後の年です。
令和6年9月30日までに接種を開始し、令和7年3月31日まで3回接種が終わる場合、接種費用は無料となります。
まだ1回もお済みでない場合は、お早めの接種をおすすめします。

※対象となる方:平成9年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの女性の方

接種対象者や接種方法について詳細は下記リンク先をご覧ください。

HPVワクチン定期接種について:対象者や接種方法について紹介しています。キャッチアップ接種もこちらで紹介しています
9価HPVワクチンについて:令和5年4月から定期接種となったワクチンについて紹介しています
積極的勧奨の差控え期間に自費でHPVワクチンを接種した方へ:自費でHPVワクチン接種を受けた方は助成の対象となる場合があります
男性へのHPVワクチンの接種補助について:HPVワクチンを接種した男性で対象年齢の方は、費用の助成が受けられます

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の持続的な感染が原因とされています。
このウイルスは、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。

子宮頸がんは自覚症状がないまま発症・進行することが多く、発見が遅れると、妊娠や出産に影響を及ぼすだけでなく、命にかかわることがあります。日本では毎年約11,000人の女性が子宮頸がんになり、約2,900人が亡くなっています。

また、このがんは若い女性がかかりやすく、その数は20歳代後半から増加し、30歳代から40歳代後半でかかる人が最も多くなっています。

HPVの感染を防ぐことで、将来の子宮頸がんを予防できると期待されていますが、ワクチンで防げないHPV感染もあります。
子宮頸がんを早期に発見し治療するため、20歳になったら、2年に1回子宮頸がん検診を受けることが大切です。

HPVワクチンの効果

現在日本において受けられるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン、4価ワクチン、9価ワクチンの3種類あります。
2価・4価ワクチンは、子宮頸がんをおこしやすい種類である2種類のウイルスの感染を防ぐことができます。これにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
9価ワクチンは、それに加えほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

また、ワクチン接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。

20歳以降の子宮頸がん検診に先立って、がんを予防するためにHPVワクチンを接種することをおすすめします。

HPVワクチンの副反応(安全性)

HPVワクチンの接種後にみられる主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

また、ワクチンの接種後に見られる副反応を疑われる症状については、厚生労働省が接種との因果関係を問わず収集しており、定期的に専門家が分析・評価しています。以下のとおり重い症状の報告例は稀です。

 
病気の名前 主な症状 報告頻度 ※
アナフィラキシー
呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー 約 96万接種に1回
ギランバレー症候群 両手・足の力の入りにくさなどを症状とする末梢神経の病気 約430万接種に1回
急性散在性脳脊髄炎
(ADEM)
頭痛、嘔吐、意識の低下などを症状とする脳などの神経の病気 約430万接種に1回
複合性局所疼痛症候群
(CRPS)
外傷をきっかけとして慢性の痛みを生ずる原因不明の病気 約860万接種に1回

※2013年3月までの報告のうちワクチンとの関係が否定できないとされた報告頻度

関連リンク(別サイトへ移動します)

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について (山形県 健康福祉部健康福祉企画課)

参考(別サイトへ移動します)

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省)
HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省)
一般の皆さまへHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)についてQ&A(日本婦人科腫瘍学会)
厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)
子宮頸がん (国立がん研究センター)
子宮頚部 がん統計(国立がん研究センター)
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~

(最終更新日 令和6年4月5日)