*14日(土)
晴れた。春一番の効果なのか急に気温が上がり、6月並の陽気だった。朝から整骨院揉んでもらい、血行が良くなったのと陽気のせいで一日中のぼせたようになって軽く頭痛がした。
三郷市の煎餅屋さんで煎餅を自分で焼いて食べた(ひとつ前の記事を参照)。友達の車で来ているので用もないのにピアラシティとIKEAを回った。
ピアラシティのビバホーム二階のヴィシーズ(手芸用品店)でがま口の口金を見た。一番小さいのなら200円くらいだったので練習用に数個買い、お店の人に「これは紙紐を押し込んで止めるタイプの口金だと思うけど、紐はどのくらいのサイズを買えばいいですか」とたずねたら、わからないといわれてしまった。
正確に言うと、止め付ける布袋の厚さにもよるので一概には言えないのだ、ということだった。それはそうなんだけど、もっと大きな口金だと紐とセットで売られているから、だいたいこういうものを使うといいですよ、という目安はありそうなものだけどねえ。
普通の人はどうしているのかと聞いたら、麻紐や毛糸なんか押し込んでる人もいますよってことだった。ホントかなって思う。麻は家にあったからやってみたけど、入れる意味がないくらいツルンと抜けたよ。太さが重要なのかもしれないけど、その太さはわからないって言うし(ふりだしにもどる)。
とにかく、二階手芸部門には紙紐の扱いはないし、一階のホームセンター部門にもあるかわからないと言われた。紙紐は100円ショップにもあるので、ここにないわけないんだけれど、太さの点などではっきり言えないのかもね。
一応、一階で麻紐を探したら、それは梱包用品だからあっち、いや段ボール箱のコーナーなのであっちと、軽くたらい回しにされ、たどり着いてみたら太さは2mmのしかなかった。
一緒にいた友達が「その太さのしかないんじゃないの?」と言うんだけど、わたしゃ前におりがみの花の茎を紙紐で作れるよという話をするのに通販サイトでリサーチしたから太さが沢山あることを知っているんだよねー。>たとえばこことか、こっち(リンク切れを直しました)とか。こんなに何種類もなくていいと思うんだけど、三郷のスーパービバホームみたいな大店舗には、細い・中くらい・太いの三種類くらいあったってよさそうだよなーと思う。
まあ、置いといても売れないんだろうねってことで諦めたというか呆れて終わり。本当に売れないのかもしれないけど、こういう無駄な経験をすると、どんどん実店舗がいらなくなっていくんだよね。人と話しても無駄、選べるほど物がない、だったら通販でいいしね〜。
*15日(日)
曇り。レイトショー割引で映画『誰も守ってくれない』を見た。テレビドラマ(二時間物)の『誰も守れない』の対になっている作品。封切りは三週間前でテレビ放映の翌日からだったと思う。
一言で説明すると刑事ものなんだけれど、推理ドラマでもなければアクションドラマでもない。話はかなり重く、人間の心のひだを描いている。
主人公は刑事で、自分の(というか自分の上司の)過失で尾行中の犯人に逃げられてしまい、無実の市民を事件に巻き込んで死なせてしまったらしいことはテレビドラマを見るとわかる。
刑事は家族と別居中で、娘が父親の味方をしてくれるものの、妻は本気で離婚を考えている様子。家族崩壊の原因は、刑事という仕事の忙しさだけでなく、過去の事件とも関係していそう(それは映画を見るとわかる)。
映画『誰も守ってくれない』は、テレビドラマの最後で発生する未成年による殺人事件の加害者の家族を暴徒から保護する話になっている。加害者を守る理由を、主人公の上司は「取り調べが済むまで死なれては困る」と説明している。
主人公が任されたのは容疑者の妹で、自分の娘と同じ年頃の女の子だ。こういう人間関係を説明すると、人情話を想像してしまうんだけれど、常に現実の厳しさを感じさせる展開になっている。
正直あまり派手な話ではないし、人を呼ぶための売りがあまりない映画で、どう説明したら魅力が伝わるのかよくわからない。テレビドラマを偶然見てなかったらこれっぽっちも興味を持たなかったはずだけれど、見たら完成度の高さに驚くような名作だと思う。邦画では昨今まれなほど気に入っている。
出演者が、役者としての力量を思う存分発揮してるのもいい。こういうことは自分で気づいたほうが絶対に楽しいと思うので白い文字で書きますが、わたしがとても気に入っているのは[とても優しい人を演じている柳葉敏郎が、あることをきっかけに感情をあらわにする瞬間。それ以前と、それ以後とでは、あきらかに表情が変わるのです。その後ギバちゃんは冷静さをとりもどして、また優しい人にもどるのですが、主人公に本心をさらけ出したあとの表情と、それ以前の顔とは優しい顔が違ってると思う。加害者の娘の彼氏として出てくる男の子が「警察うざくない?」と言った瞬間の空気もかなりいい]。
リベラというボーイソプラノの合唱団が歌う主題歌もかなり名曲。癒しを感じると評価する人が少なからずいるけれど、わたしはそうは思わない。こわれそうなガラス細工のような歌声と、風が偶然作り出したようなフワフワしたハーモニーは、平安な日常生活があやういバランスの上に営まれていることを連想させるし、そのバランスが崩れた時の大きなショックや深い絶望を感じてしまう。けれど、暗闇の先には一縷の光があって、でも手が届かないほど遠い。これは希望かもしれないけど、癒しとは違う。
ところで、この曲によく似た感じの曲があったような気がするんだよねえ。なんかの番組のテーマ曲だったような気がするけど違うかも。同じリベラの歌で、作曲家も同じ『氷壁』のテーマ曲をyoutubeで聞いたけれど違ってた(そもそも、その番組を見たことがない)。うわ、気になる。なんだっけなあ。ちなみに、ピアノソロバージョンはここ(amazon)で試聴できるみたいです。
◎映画『誰も守ってくれない』公式サイト
http://www.dare-mamo.jp/index.html
ここの、ムービーってところの各種映像でも流れてる。
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↓こっちは楽天ブックス
一番左のに『誰も守れない』『誰も守ってくれない』の主題歌が入ってます。
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*おやつ:中華菓子・菊花酥
▲菊花酥という名前のお菓子。先週買ったものです。中国のパイ生地に餡をつつんで菊の花の形にまとめたもの。もちろん美味しいのですが、ほとんど見た目で買いました。可愛いんだもん。
いちおう通販サイトへのリンクです。楽天だと重慶飯店や招福門のものが買えます。
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