2022年 第1回 脳科学将来構想委員会
【2022年第1回 脳科学将来構想委員会 議事録】
日時
2022年3月21日(月-祝日)15:00~17:00
場所
オンライン会議(Zoom)
出席委員:池田 和隆(副委員長)、磯田 昌岐、岩坪 威、梅田 聡、大塚 稔久、尾崎 紀夫、勝野 雅央(副委員長)、田中 沙織、花川 隆(委員長)、林 朗子、村山 正宜、柚﨑 通介、和氣 弘明
欠席委員:阿部 修、礒村 宜和、小泉 修一
委員以外の出席者:影山 理研CBSセンター長、岡野 栄之、松田 哲也、伊佐 正(代表)、斉藤 延人(副代表)
議題
1.理研CBSの将来計画
革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト(革新脳)と戦略的国際脳科学研究推進プログラム(国際脳)が2023年度末で終了する。ポスト革新脳・国際脳事業についての議論が、文部科学省ライフサイエンス委員会・脳科学作業部会において始まっている。脳科学関連学会連合として秋ごろに意見を述べる機会が想定されているので、将来構想委員会として提案をまとめたい。それまでにワーキンググループ(WG)に分かれて作業することを提案する。また、同じ頃に参加各学会から意見聴取する機会(拡大将来構想委員会)を設定したい。9月中にはポスト国際脳・革新脳事業について提案を取りまとめることを目指したい。脳とこころの研究推進プログラムとしては、革新脳、国際脳の他に精神・神経疾患メカニズム解明プロジェクト(疾患メカ)と領域横断かつ萌芽的脳研究プロジェクト(横断萌芽)も実施されているが、疾患メカと横断萌芽も2026年度末で終了する。脳とこころの研究推進プログラム自体は2029年度まで予定されているため、今回少なくとも2029年度末までの脳・神経科学推進のための青写真を描いておくことが望ましい。また5年ごとに刷新される健康・医療戦略は2025年度に改訂される予定で、2024年度中には次期戦略における脳・神経科学関連の方向性が議論される点も留意しておくことが必要である。さらに日本学術会議の学術研究の大型プロジェクト「未来の学術振興構想(仮)」(旧マスタープラン)は、2022年12月ごろの公募締切が予定されている。そのタイミングに合わせた提案書作成も必要であろう。今期の委員会が重視している脳科連会員学会とのリンクを強化するために、拡大将来構想委員会を開催する。また、各会員学会独自の取り組み、例えば神経科学学会の神経科学の発展のための大討論会における議論の機会なども積極的に利用する方向で考える。
2.今後の脳科学研究の推進について
関連学会が協力してコヒーレントボイスを発していくことの重要性が確認された。
3.その他
特になし
以 上