2019年~2020年前半の将来構想委員会の活動報告 | 日本脳科学関連学会連合
2020年6月29日

2019年~2020年前半の将来構想委員会の活動報告

日本脳科学関連学会連合 将来構想委員会 の活動報告

将来構想委員会において、機動的な取り組みを平行して進めるため、WG1~WG4を設け、以下のような活動に従事した。

1.WG1「2020年マスタープランへの対応」:
WG1にて「健康社会の創成と国際連携に向けた多次元脳・生体イメージングセンターの構築」をとりまとめ、2019年3月に2020年マスタープラン(基礎医学分野)へ申請し、2020年1月に日本学術会議マスタープラン2020において学術大型研究計画(区分I)として選定された。引き続き、重点大型研究計画の対象となり、WG1にてロードマップ2020への申請を進めている。

2.WG2「ゲノム医学への推進に必要な精神・神経疾患ゲノム」:
WG2にて「精神・神経ゲノム情報管理センター(Integrated Center for Neurology and Psychiatry Genomics: iCNPG)提案書」をとりまとめ、2019年9月に発表した(PDFはこちら)。その後公官庁・国研等にて提案説明した。これに関連して、AMED令和2年度 「ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(先端ゲノム研究開発)」公募研究開発課題の疾患研究枠において精神疾患分野が取り上げられている。

3.WG3「臨床データべースとAIを用いた解析・産学連携」:
WG3にて「臨床試験に資する精神・神経疾患データべース構築と人工知能を用いた診断補助・ビッグデータ解析に関する産学官連携の提言」をとりまとめ、2020年4月に発表した(PDFはこちら)。今後、各方面への提言説明をしていく予定である。

4.WG4「20年後,50年後の脳科学ビジョンの策定」:
文部科学省「戦略的に推進すべき脳科学研究に関する作業部会」より、中期的ビジョンについてプレゼンテーションするよう要請を受け、「脳科学研究の現状と今後の展望」をとりまとめ、2019年11月に連合代表・将来構想委員会委員長にて発表した。長期的ビジョンについても、引き続きこれから議論を進めていく予定である。

以上