日本維新の会の代表選(17日告示、12月1日投開票)で、同党の体制が一新される見通しとなった。馬場伸幸代表は7日、関西テレビの番組で代表選への不出馬を改めて明言。藤田文武幹事長も同様の考えを示した。後任の代表には吉村洋文共同代表(大阪府知事)を推す声が強まっている。
馬場氏は自身への事実上の「不信任」となる代表選実施が決まった6日、X(旧ツイッター)への投稿で不出馬を表明。7日の番組でも議席が減った衆院選を「負けた」と総括し、「責任を取る意味で代表選挙に出馬しない」と述べた。
馬場氏を支えてきた藤田氏も同日、衆院選での議席減に「責任を感じている」と記者団に述べた。代表選に出馬せず、党の役職も受けない意向を示した。遠藤敬国会対策委員長も辞任する考えを周囲に語っており、党運営の中核だった3氏が一斉に交代する見通しとなった。
後任には吉村氏の名前が党内…