- 2024年度 授業要覧 経済学部
学びの特色とカリキュラム(現代経済デザイン学科)
公共コース
科目名 | 特長 |
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ツールとしてのゲーム理論 | ある主体の行動が他の主体の行動に依存する場合、それぞれの主体間には競争、衝突、協力関係が発生します。こうした経済取引おける相互依存を分析するツールとしてのゲーム理論の考え方と、とくに公共政策、国際関係への応用例を平易に説明します。 |
情報の経済学 | 現代の経済活動の中で起こる様々な取引において、当事者間に「情報」に偏りがある場合に起こるいくつかの問題を具体例を取り上げながら、正常な経済取引が成立するためのメカニズム・デザイン(制度設計)の可能性について説明します。 |
公共経済学Ⅱ | 公共コースを選択した学生は必ず履修しなければならない科目の一つです。公共経済学Ⅰに続き、「完全市場」という理想的な状態での特性や、「市場の失敗」の考え方と市場の失敗を解消するための方法を設計する可能性について説明します。 |
地方財政の経済学 | 地方財政の経済学Ⅰ・Ⅱでは、地方政府の活動に焦点を当て、地方政府間の関係や、国と地方の役割分担などを説明します。Ⅰでは主に教育や福祉などの歳出面を扱い、Ⅱでは主に地方税や地方財政移転などの歳入面を扱います。 |
公共政策の経済学 | わが国における公共政策の制度を理解し、実際に施行されている制度が、どのような経済学的根拠をもっているのかについて考察。主に国と地方自治体の関係において、地方財政、市町村合、地方分権、少子高齢化と人口減の中でのまちづくりなどをテーマに検討します。 |
公共選択論 | 公共選択論は、政治と経済のあり方を踏まえた上で、実際に発生している事象(社会問題など)から理論あるいは仮説を導き出し,それらの妥当性を検証、考察するという研究分野です。公共政策が様々な主体との間でどのように調整され,決定にまで到るのかを、経済学の考え方を用いて説明します。 |
地域コース
科目名 | 特長 |
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GISによる空間分析Ⅰ | 地域コースを選択した学生は必ず履修しなければならない科目の一つです。コンピュータ上のデジタルマップに統計データなどを重ねて現実世界を分析する「地理情報システム:GIS」を用いて、基本操作や空間分析の手法について具体的に実習します。 |
地域経済学Ⅰ | 本講義ではミクロ経済学を基礎に、「空間的競争」や「集積」などの地域経済学の基礎理論を概観します。特定の地域の経済を論ずることではなく、経済理論の中に「空間」という要素を導入して理論を拡張することで、多様な地域の諸問題を分析・考察できる能力を養います。 |
都市経済学 | 経済活動が空間的に均等に営まれず、特定地点への集積が生じることを「都市」といいます。都市がなぜ形成されるか、都市空間における経済活動を解明する考え方や、現実の「都市」の現象・問題をどれだけ解明できるのかについて説明します。 |
地域人口論 | 地域人口論は、様々な人口現象(分布・増減・移動・構造・出生・死亡・結婚など)の地域による差異を探求する分野です。こうした人口現象のメカニズムを理解するために、各種の人口統計を正確に読み取る方法や考え方について説明します。 |