「LAWAKU」
代表者名 酒向 淳子(さこう じゅんこ) さん

<屋号>   LAWAKU
<業種>    飲食・小売業・製造・サービス
<住所> 山口市下市町13-45
<実務経験> 令和元年起業
<連絡先> TEL:083-902-6454
                   E-MAIL: contact@lawaku.yamaguchi.jp
<HP> http://lawaku.yamaguchi.jp
<業務内容>①和文化体験事業
       ・ナチュラル和菓子体験
       ・着物体験 ・茶道体験
      ②自由に和文化を楽しむカフェ「CAFE LAWAKU」

 *** 起業する前のわたし ***
 長年栄養士として勤務していましたが、産休あけに育児と仕事の両立が難しく退職しました。退職後3人の子どもに恵まれましたが、私は“食”の仕事へのおもいが強く、起業を決めました。

 *** 起業のきっかけ ***
 私は山口県が大好きです。山口に住んでいて残念に思う事は、観光客が大手飲食店と大手店舗に集中し個人店は次々と廃業している事でした。 また、山口県には、訪日外国人の遊び場が少なくインバウンド対応している体験型施設がないのです。 訪日観光客はそのご当地らしい体験を強く求めているため、山口県に来たからこそ体験できるものが必要だと思いました。
 そこで私は、大好きな山口県で山口ならではの体験ができる施設を作りたいと思ったのです。

 しかし、起業をしようと動きましたが、田舎で女性が起業する事は想像以上に大変でした。 そこで、WISやまぐち(女性創業応援やまぐち株式会社)(※1)に相談し “山口県ビジネスクィーンコンペティション”コンテストがあることを聞きました。  
 36名のエントリーでしたが、ファイナリスト賞とWISやまぐち認定事業支援事業者に選出して頂けました。 そこからが私のスタートです。  
 受賞後大手企業様からのオファーが次々と入るようになり土日は、4月中旬まで出張ワークショップで予約が入りました。 店舗も令和2年3月4日にオープンすることが出来ました。 起業までには、多くの事がありましたが、すべて私は“人”に恵まれたと思っています。 どんなに大変な時も力をかしてくれた仲間やWISやまぐちがあったからだと思います。 

 *** 起業してからのわたし ***
 起業後とても忙しい日々を送っていましたが、オープン日当日にニュース速報で「県内初新型コロナウイルスの感染者が出ました。」と報道がありました。 オープン日3月は、約100人予約が入っていましたが、すべて延期や中止にしました。
 試練は続きますが、諦めず頑張り続けることが将来へつながると考えています。
 1月より加工品販売が好調でネット販売もはじめていました。 現在は、新型コロナウイルスが落ち着くまで、スタッフのレベルアップ研修を週三回実施しています。お客様に満足して頂けるようチームワークで頑張っていきたいと思います。

 *** 起業してからの想い ***
 LAWAKU(楽・和・空)は、楽しい和空間を作りたいとスタートした事業です。日本伝統の和菓子「ねりきり」づくり体験や、和の装いに親しむ着物体験など、 和文化と季節のお茶をお楽しみいただける空間です。 楽しい和空間をスタッフやお客様で作っていきたいと考えています。  
 感謝の心を忘れず“人”と“人”との関わりを大切に素敵な店舗にしたいです。

*** 今の原動力と今後の目標 ***
 忙しい母親で家族には負担や迷惑をかけると思います。先日は、こんな出来事がありました。幼稚園の娘が、お弁当にいれたドライフルーツをみんなに見せて宣伝していたと先生から話を聞きました。小さいながらに母の力になりたいと考えていました。小学生の長男は、YouTubeで売れる戦略を考えていました。
 もちろん子ども達の発想は売上にはつながりませんが、どんな困難があっても前向きで諦めない母親の姿を子ども達に見せる事は、将来子ども達が大人になった時に【世の中が甘くない事】や働く姿勢は自然と身につくと思います。私の原動力は子ども達です。
 今後の目標は、新型コロナウイルスが落ち着いたら和文化体験事業を充実させていきたいです。

※1:WISやまぐちホームページ https://wisy.co.jp/

日本伝統の和菓子「ねりきり」づくり体験

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